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今週もこちらのチームビルディング勉強会に参加してきたので*1、会の様子と感想を書いていこうと思います。
今回は「心理的安全性」がテーマでした。
会の様子
チェックイン
簡単な自己紹介(参加理由と職種)をしていきました。普段と違って人数が多いので、超短縮バージョンでした。
OST
本日のOSTでは、以下のようなテーマが出ました。(会が盛り上がっているということなので良いことだとは思うのですが、テーマが出過ぎですね笑)
- しっかりとした意見を出さない/言わないといけないと思い発言しづらいと後輩から意見があった(チームで取り上げる際のステップどうしよう)
- 心理的安全性の定義とその誤解<別の名前で呼びたいのだけど何かないか>
- 心理的安全性って概念が抽象的過ぎて難しい...現場で心理的安全性の考え方を活かすにはどうする?(それとも活用できない?笑)
- あるチームで、ある古参のメンバーの要求レベルが高く、他のメンバーが萎縮してしまうケース。どう発言の安心感を作り出せるか?
- 対問題の話題でも対人になりがち?皆さんどう工夫していますか?
- 心理的安全性ってキツい関係性って聞きました。なぜきついのか?なぜ必要なのか?
- 出会ったばかりの人とはどうしても心理的安全性が低くなるのでそれを高める方法(間違ってるかもしれませんがクッション問題)
- あるチームで、ある古参のメンバーの要求レベルが高く、他のメンバーが萎縮してしまうケース。どう発言の安心感を作り出せるか?
- 心理的安全性をどのように作り上げていくのか?
- 心理的安全性とチームでのGoalの共有する
- 心理的安全性について、ファシリテーターのもつ役割り
この内、自分が参加していたテーマについて、話したことを書いていきます。
対問題の話題でも対人になりがち?皆さんどう工夫していますか?
問題に対する意見と人に対する意見を分けて考えて、問題VS私たちの構造を作りたいけど、中々できないよね、どういう工夫をしている?という話でした。
普段からチームの問題について考えたりアジャイル界隈のイベントに出没されている方が多かったこともあって、どの話も面白かったのですが、「問題の原因を人に向けないようにした結果、明らかに問題なんだけど特定の個人の影響が強い問題が出なくなった」という実際の現場で起きた話が聴けたのが印象的でした。
工夫としては、チームの外や仕組みに問題を強制的に向けるようにすることで、チーム内の個人が責められるのを避けるという話や、敢えて人に目を向けた上で、その人のことを責めているわけじゃないことを分かってもらう、事実ベースで話をするようにする、といった話が挙がっていました。
心理的安全性って概念が抽象的過ぎて難しい...現場で心理的安全性の考え方を活かすにはどうする?
心理的安全性という概念は抽象的なので、もはや心理的安全性という単語を使わなくていいような職場にできるのがいいかもしれないという話をしていきました。
また、冒頭で書いたGoogleの研究に記載されている、心理的安全性を測る質問というのを、チームの定点観測として利用することもできるんじゃないかな、という話もありました。
今支援中のチームの1つは「心理的安全性は高いが、仕事の基準がややぬるい職場」どうやって仕事の基準を上げたらいいのか?
心理的安全性という言葉とは一旦離れて、挑戦しやすい雰囲気を作ったり、チームが学習する時間を確保するという観点があると良いのかもな、という話をしていきました。
また、この話から派生して、エラスティックリーダーシップのモードの話をはじめ、チームの状態を測る方法について議論ができて、楽しい時間でした。
全体を通した感想
人数も普段と比べると多かったですし、OSTでもテーマが出過ぎて時間内に全員のテーマを話すことがなかなか難しい状態になるほどの盛り上がりを見せていて、凄かったです。
誰かの話を聞いて、そこから誰かが知見を共有して、その知見からまた誰かが知見を共有して、という風に知見の連鎖やコラボレーションが起きていたのが印象的で、今日も楽しい時間を過ごすことができました。
*1:一応運営もしていました。運営と言えるほどの何かはしていませんが...笑