こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
天野さん家永さん木下さんのアジャイルコーチお三方が、視聴者から寄せられた悩みに対して色々と答えていく会です。
今日のテーマは、「新たなチームのチームビルディングはどうやっていくとよいのか?」でした。
会の様子
話の前提
話を進めていく上で新しいチームの前提として、
- メンバーは初めて顔を合わせた
- 10人以下
- ゴールは持っているが揃っていない
なぜチームビルディングするのか?
まず、そもそもなぜチームビルディングが必要なのか?という話から入っていきました。以下のような点がチームビルディングをする必要性として挙がっていました。
- 信頼関係を築くことで助け合いを促進するため
- 役割分担をし続けることに慣れているチームだとスウォーミングする練習をしていく必要性があるため
- 問題の解を検討する時には複数人で検討することが重要だから
- 心理的安全性の構築(言うべきことを率直に言い合える関係性づくり)
また、キックオフミーティングの違いとしては、キックオフはどちらかというとトップダウンで一方通行な情報の流れが起きるのに対して、チームビルディングだとチームメンバーが双方向に情報を継続的に流し合うような違いをイメージとしては持っているというお話もありました。
どうやってチームビルディングをしていくのか?
続いて、チームビルディングをどのように行っていくとよいのか?という話がありました。以下のような意見が挙がっていました。
- 特別にチームビルディングをする時間を設ける必要はないと思っている。デイリースクラムを通してチームビルディングを実施する(朝会はチームの形成のためにやるというマーティン・ファウラーの話にインスパイアされている)
- ワーキングアグリーメントを話し合いながら決めていく
- ドラッカー風エクササイズを実施する
- 集団でいきなり話をするのはハードルが高いので、ペアプログラミングを実施する
- レトロスペクティブの実施→ワーキングアグリーメントの更新を繰り返していく(成長した実感が文字で見える)
- 感謝のフィードバックからスタートする
- 偏愛マップを行う
- やや時代にそぐわないかもしれないが飲み会を行う
チームビルディングの期間
スプリントを始める前に行うチームビルディング期間はどれくらいが適切か?という話がありました。
天野さんが支援をしているときは結果的に一週間くらいになることが多いという話や、1泊2日くらいの合宿を行うとよいという話が出ていました。
会全体を通した感想
チームビルディングをスプリント開始前に行う場合、チームビルディングをスプリントの中で継続的に行っていく場合それぞれの話が聞けたのがよかったです。
チームビルディングをスクラムイベントの中で行う場合はデイリースクラム推しだという意見は特に面白いなあと思って聞いていました。