team-building-study-group.connpass.com
kuroさん主催のチームビルディング勉強会~コラボレーション・パターンを使って語る会~に参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
以下、connpassのイベントページから引用です。
今回のイベントではパターン・ランゲージの1つである「コラボレーション・パターン」を題材にしてチームビルディングに関する対話を参加者同士でします。各参加者にて「コラボレーション・パターン」の各パターンの中から気になるパターンを選び、パターンそのものについての話や関係する過去の事例、現在の悩み等を議論したいと思います。
事前に読んだ上で選んで来てくれてもよいですし、当日直感でパターンを選んでもらっても構いません。
コラボレーション・パターンとは
慶應義塾大学の井庭崇研究室にて作成されたパターン・ランゲージです。
創造的コラボレーションを実現するための共通言語を。 コラボレーション・パターンは、「創造的コラボレーション」の秘訣を言語化したものです。創造的コラボレーションでは、メンバーが高め合い成長しながら、個人には還元できないチームレベルの「創発的な勢い」に乗り、世界を変えるような成果を生み出します。そのようなコラボレーションのデザインにおける視点や方法をまとめたものが、コラボレーション・パターンなのです。
会の様子
用事が長引いてしまい10分ほど遅れての参加になってしまいましたが、以下のような流れで進んでいきました。
オープニング
会の趣旨説明&自己紹介をいつも通りしていきました。
「コラボレーション・パターン」について語る時間
参加者の皆さん各々が、それぞれが気になるコラボレーション・パターンを選び、パターンそれぞれについて議論をしていきました。
以下、会で議論したパターンと議論内容を書いていきます。
クオリティ・ライン
クオリティ・ラインを定めるという部分で、クオリティ・ラインとは何かを話していました。クオリティという言葉が個人の解釈によって誤解を招くかもしれないね、という話があり、製造業やソフトウェア開発でいう品質ではなく、チームの目標とか目指す姿みたいな言葉の方が解釈しやすいかもしれないね、という話がありました。
また、コンフォートゾーンにいるチーム(現状に満足しているチーム)には刺さる内容なのかな、という話をしていきました。
臨機応変な動き
プロジェクトだと、トップダウンである程度できる人が指令をしていくしかない場面が多いと自分は感じていて、どうすればコラボレーション・パターンに書いてあるような臨機応変な動きができるのか気になり、自分が挙げさせてもらいました。
皆さんからも、「何でもかんでも手を挙げたり動きすぎると器用貧乏的な動きになる印象がある」という課題感があるというお話や、越境(=臨機応変な動き)ができるために余白を作ることが大事なのでは、という話を伺いました。
創造の場づくり
どういう場を設計をすると創造の場づくりができるのかという話で盛り上がり、トップダウンでかんばんやホワイトボードを与えられて、「さあ創造的な場づくりをしましょう!」というのではなく、チームが漸進的に創造しやすい場を、自律的に作っていくのが望ましいのではないかという話が挙がりました。
また、参加者の方から、「現実を変えていくための第一ステップが言葉である」という話や「敢えていけていない状態(名前)でチームに渡して、チームが改良しやすくしていく工夫を普段している」という話が聴けて、大変参考になりました。
全体を通した感想
前回のOSTもそうですが、会が盛り上がった結果時間が足りなくなって、挙げられた半分のパターンしか話をすることができませんでした笑
普段一緒に仕事をしていない皆さんの経験があれこれと聞けたり、抽象度が高くて理解が難しい話が、皆さんの話を通して理解できたりして、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
コラボレーション・パターンがどういう風に活用できるのか?これがパターンなのか?というのは良く分かりませんでしたが、勉強になる内容が多くて今回も参加していて楽しい会でした!