天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

ワークショップ「Team Learning Journeyトライアル版」に参加してきた

team-building-study-group.connpass.com

今日はこちらのワークショップに参加してきたので、ワークショップの様子と感想を書いていこうと思います。

ワークショップの概要

以下、connpassのイベントページから引用です。

Team Learning Journeyは、Fearless Journeyに着想を得たワークショップです。
慶應大学井庭研究室が公開している39のラーニングパターンと33のコラボレーションパターンを使って、チームに学習の文化を根付かせる方法をみんなで考えます。

初めての形式のワークショップですので至らぬところもあるかもしれませんが、ご承知おきください。

ワークショップの様子

自己紹介

いつも通り参加メンバーで簡単に自己紹介をしていきました。
今日はチームビルディングに対しての想いを一言話すのと、ワークショップに対する意気込みを語るというテーマでやっていきました。

ワークショップの説明

ワークショップを企画して下さったやすがひらさんから、ワークショップの説明がありました。
ワークショップを開こうと思った経緯やチームビルディングに対してやすがひらさんが抱いている課題感(チームで学習の時間が中々取れていない)の共有、ワークショップの流れについて説明がありました。

チームに学習文化を根付かせるために出てくるであろう課題の洗い出し

以下のような課題が挙がりました。

  • チームが学習の必要性を感じていない
  • 準備が負担になる
  • そんなお金をもらっていないでしょというマネージャー
  • 勉強=個人の責任というメンタルモデルを持っている人の存在
  • マンネリ化
  • 勉強会よりも作業が優先される
  • ROIを求められる
  • フィードバックがなくてテンションが下がる
  • 先生役と生徒役が固定される
  • 温度差がチームで発生
  • ピアラーニングの文化がないので戸惑いが生じる

重複しているものがありましたが、合計で30個以上の課題が洗い出され、中々大変なjourneyになる予感がしましたw

パターン選定 

上で洗い出された課題からドット投票で多くの票が入った課題(ユーザーやマネージャーからROIを求められる、チームが学習の必要性を感じていない)について、コラボレーション・パターンとラーニング・パターンを基に、どのような順でパターンを積み重ねていくと課題が解決しそうかを参加者全員で考えていきました。

collabpatterns.sfc.keio.ac.jp

learningpatterns.sfc.keio.ac.jp

自分が選んでいなかったパターンで意見が繋がったり、自分がA→Bというパターンで考えていた時に、A→C→BというCのパターンが中間にあることをメンバーの意見から気が付くことができたりと、学びが多い時間でした。

ワークショップの感想

参加者全員で今日のふりかえりとして一言ずつ感想を話していきました。以下のような感想が挙がっていました。

  • コラボレーション・パターン、ラーニング・パターンを知らなかったので知れて良かった
  • コラボレーション・パターン、ラーニング・パターンに対して個々の解釈を聴くことができて、自分が見れない視点を覗くことができたのは良かった
  • 最初は手探りの状態だったが、徐々に慣れてきた。
  • ラーニングの意味をもう少し明確にできるとより深い話ができそうな気がする
  • 終始参加しやすい、入りやすいワークショップだった(意見の押し付けがなかった)
  • パターンの共有に留まらず、パターンを選んだ理由というのも参加者から聞けてよかった
  • コラボレーション・パターン、ラーニング・パターンのカードの使い方が分からなかったのでそれを知ることができたのはよかった
  • 一人一人が考えた結果を発表するという形式だったので、参加者同士のコラボレーションが起きにくかった感じはある(誰かの意見に対して反応が少なかった)
  • 選んだパターンが自分の思考には全くないパターンだったので楽しかった

ワークショップ全体の感想

普段、コラボレーション・パターンやラーニング・パターンを基に解決策を考えるということをしていなかったので、普段と違う思考回路を辿ることができて楽しかったです。

また、前半ではチームビルディングを進めていく上で参加者各々が考える課題というのを知ることができて、個人的にはこれも非常に学びが多かったです。(実践してみたらどのような所に躓いたのか、皆さんのコンテキストに当てはめて考えるとどのようなことが障壁となりそうか、というのを知ることができました)