天の月

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(オンライン読書会) チームワークの心理学 エビデンスに基づいた実践へのヒントに参加してきた

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チームワークの心理学読書会の最終回に参加してきたので、会で印象的だったことを書いていこうと思います。

※今回はこれまでのように知識構成ジグソー法で進めるのではなく、章を前から順に皆で読んでいくというスタイルでやっていきました。

チームを作る前にサポート体制を決める

TBW(Team-based working)によると、チームで働くことがなぜ重要かというのをチームで共有した次の段階で(チームで実際に働き始める前に)、チームのサポート体制について検討するという話がありました。

自分は、チームで働きだしてから必要に応じてサポート体制を考えることしかなかったのですが、順番としてはまずサポート体制を考えるというのが新鮮で、固定観念を覆すことができてよかったです。

社員の報酬について

離職率が高かったり内定辞退率が高い時には、報酬を見直そうという話になって、とりあえず給料を増やす解決策が取られがちですが、本に書かれていた企業では報酬として有給休暇を追加で与えたりしており、社員の希望に合わせて報酬の内容を柔軟に変えるのは面白いなあと思いました。(会では、PJを自分で新たに一つ立ち上げてもいい権利、上長の決定に一度だけ逆らえる権利、みたいな権利やより難度が高い仕事を報酬とするのもいいかもというお話が出ていました)

先進的な事例を推進している時の他チームへのかかわり方

先進的な事例を推進しているプロジェクト/チームの場合は、事例が上手くいった場合に独り占めしてしまうのではなく、ベンチマーキングとしての働きをする必要があるんだよというお話がありました。

この話自体は非常に共感したのですが、参加者から、他のチームが興味を持つまでは自分たちから積極的に広めちゃいけないんだ(自慢になってしまったり押し付けになってしまう)という意見もアジャイルリーダーシップであったという意見を聴けて、ここでも多角的な視点を知れて面白かったです。(読書会の良さですね!)

バーチャルチームだからこそ信頼関係構築が必要

バーチャルチームは、メンバー同士の信頼関係が構築できているからこそ成り立つものだという話があり、ソニックガーデンさんがフルリモート導入をスムーズにできたのは信頼性構築ができていたからこそだよね、という話につながり納得感がありました。

また、裏を返せば信頼関係構築が出来ていないチームはうまくいかないということで、チームのコラボレーションがうまくできているかどうかの指標として、リモートワークをしてパフォーマンスがどれ位落ちるかというのはあるのかもと思いました。

TMTの役割

TMT(Top Management Team)という、経営層レベルの人たちで構成されたチームの存在*1がいかにしてコラボレーションの必要性を体現させるような試みをしていくか、その試みにはどのような効果があるのか、という話がありました。

チームの効果的なコラボレーションを体現する、というのはたしかにTMTでなくちゃできないのかなあと思いましたし、自社にTMTチックなチームがあったことも重なって、TMTがどのような役割を果たしているのか?どんなことに注意して活動していかないといけないのか?というのを改めて考えるきっかけになって良かったです。

全体を通した感想

今回も、皆さんに自分が解釈が曖昧だった部分を確かめてもらったり理解の確認をさせてもらったり、問いを投げかけてもらったりすることができて、有意義で濃い密度の3時間でした。(本の密度も濃かったので1時間近く延長戦が繰り広げられました笑)

また、次回のイベントで、学びと心理学のコミュニティに参加しておよそ1年がちょうど経過するということで、改めて時の流れの早さを実感すると共に、この1年間で自分が興味を持った心理学や教育関連の知見について常に刺激と学びをくれた学びと心理学のコミュニティに改めて感謝の気持ちを感じました。

次回の忘年会も楽しみに待とうと思います!

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*1:ここは解釈や定義が複数あり