天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

アジャイルカフェ@オンライン 第63回に参加してきた

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

天野さん家永さん一條さんのアジャイルコーチお三方がアジャイル実践者の悩みに答えてくれるイベントです。

今回のお題は、「透明性を高めるためには?」というテーマでした

会の様子

透明性の高い状態とは?

まず、「透明性が高い」とはどういう状態なのか?という話をしました。以下のような話が出ていました。

  • 困りごとがオープンになっている状態(軌道修正がしやすいため仕事がしやすい)
  • インクリメントを使って会話をしている(作ったものにFBがかかるしプロダクトゴールやスプリントゴールに向かえる)

透明性を高める方法

心情面にフォーカスするのであれば勇気を持つようにしたり楽しげに接することが必要だという話がありました。
また、究極的には勇気が必要ない状況にすることが重要であるため、集団で話さなくてもいいような仕組み(ペアプロやモブプロ)を作ったり、まず書いてもらう時間を作ったりするファシリテーションをしたりするという話がありました。

楽しげに接することは心情の開示にもなるため、ニコニコカレンダーや感情曲線のようなプラクティスだったり、ちょっと踏み込むなら睡眠スコアを毎日開示するみたいなこともやれると良いということです。

技術的な側面だと、DevOpsを導入しているのであればプロダクトのヘルスチェックやオブザーバビリティ的な観点での取り組みは、システムを顧客が使えるかどうかにチームが向かいやすくなるためおすすめだということでした。

会全体を通した感想

集団で話しにくい状況をファシリテーションなりなんなりでケアしてしまうと、結果的により話がしにくくなって透明性が低くなるような状況もあるので、取り組み方は難しいよなあと思いながら聞いていました。

また、なんでもかんでもオープンにすることが透明性を高めるというわけではないみたいな割とよく聞く話が出てこなかったので、オープンにすることができればできるほどよいと思っているのかは気になりました。