天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スマート育児の時代に参加してきた

yumemi.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

株式会社MagicPod、株式会社メタップスホールディングス、アソビュー株式会社の育児中エンジニアのみなさんをお呼びし ITx育児をテーマにLTと座談会を行います。

会の様子

DIYで広がる子どもの世界〜おもちゃ改造からプログラミングまで〜

最初にそばやさんから話がありました。

子供がプラレールにはまったことがきっかけで、Arduinoプラレールの踏切を作ってあげようとしたそうです。
しかし、プラレールの速度が速すぎることや子供が思いっきり引っ張ってしまうこと、子供飽きによりすぐにレイアウト変更が必要なことが原因で、諦めたということです。

そこで、次はショベルカーに挑戦したということでした。しかしこれも、アーム部分の強度問題や、車体の上下につけたサーボモータの動作不良などがあり、跡形もなく壊れてしまったそうです。

次はラジコンに挑戦したといことで、M5Stack+Bluetooth連携を試みたそうですが、市販のラジコンほどの性能がなく、頓挫したということでした。

そうこうしている間に、Make ロックマンをきっかけに長男がプログラミングにハマりだしたそうで、書籍の写経からスタートしてカスタマイズするようになったそうです。
なお、ロボットに関してはサンプルコードを用意しましたが30分ほどで飽きてしまったそうで、こちらは失敗に終わったということでした。

音に負けない!子どもが騒いでいる脇でも快適オンラインMTGの秘伝 

次にKaitouさんから話がありました。

Kaitoさんはリモートワークをしていた結果、子供の叫び声で声が聞こえない状態になってしまったそうで、AirpodやBOSEの耳栓は何も効果がなかったそうです。

そこで、遮音性に効果があるイヤーマフとANKER Soundcore Spaceを試してみたところ、見事に遮音できるようになったそうです。

ただし、話すことができない上に周りの音が一切聞こえなくなる点は新たに課題として残ったということでした。
結果的に、Mac + iPhone + Loopbackを使うことで、離れた場所の音を自分が聞きたい音で聞けるようになったそうです。

一方で、話せない問題に関しては依然として解消できていないということで、色々試してみたそうですが、指向性のあるマイクやリフレクションフィルターなどは効果がなかったそうです。
しかし、入力を下げてマイクを近づけるという原始的な方法が一番効果があったそうで、顔の近くにマイクを置いて現在は対応しているということでした。

並列化と自動化のあいだ〜4人子育て中のタスク管理のはなし〜

次にあべみさんから話がありました。

前提としてパートナーの協力があってこそできているそうですが、あべみさんは時間をかけたいもの(育児)と時間をかけたくないもの(家事)でタスクを分類しているそうで、それぞれに関して対策を講じているということでした。

まず、時間をかけたいものに関しては並列化を実施しているそうで、趣味と子育てを並列化したり、勉強と子育てを並列化したりしているということでした。

次に、時間をかけたくないものに関しては、省力化ということでとにかくプリントや作品、写真を捨てるようにしているそうです。(写真はすべて電子化)
また、洗濯物をたたむことや家計簿をつけること、日々の買い物は諦めているということです。
更に、定型化をするようにしているそうで、遊びの時間制限や毎日の夕食のメインを固定するようにしているということでした。
最後に、自動化・効率化も実施しているということで、便利家電を使ったり買い物リストやスケジュールをAlexa経由で管理しているということでした。

他にも、実家にお願いして家事をスケールアップしたり、外部に一部の家事を委託するオプションを用意しているということでした。

OK,google!で育児記録を楽にしたらQOLが上がった話 

最後にすみれさんから話がありました。

すみれさんは家族で育児をするうえでは、情報共有がもっとも大切だと考えているということで、TimeTreeやHiCam、ぴよログ、AmazonPhotos、みてねなどを情報共有用に使っているそうです。

特に、育児記録をぴよログで共有するのは非常におすすめだそうで、親の精神的疲弊度合いや睡眠時間、寝たばかりの時間に帰宅するといったことを避けるようにしているということでした。

記録を忘れる問題もあったそうですが、これは音声記録ができるようにGoogleHomeを活用して記録できるそうにして解決できたそうで、スマート家電との相性もぴったりだったということでした。

また、本日はぴよログの紹介がありましたが、ツール選定の際には操作の簡単さや相手にとっても使い勝手がいいのかや導入後の継続的議論をしたうえで選定するのがおすすめということです。

会全体を通した感想

こういった育児系のイベントだと、ふわっとした心構えの話や、なかなか実践が厳しいTipsなどが多く紹介されることもあるのですが、今回はどの発表もかなり具体的な話や実際に使っているツールの名前などもセットで教えてくれたので、非常によかったです。

育児に翻弄されている中でヒットする話も多かったので、次回作も楽しみにしたいと思います。