天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

ふりかえりカンファレンス2024の登壇ふりかえり

ふりかえりカンファレンス2024で登壇してきたので、今日はそのふりかえりをしていこうと思います。

スライド

www.docswell.com

プロポーザル提出〜プロポーザル採択

昨年3人で発表をした際に色々と学ぶことが多かったりしたこともあり、また3人で登壇したいなーという想いからプロポーザルを提出しようという話になりました。

ただ、なかなか3人だからこそ話せるようなテーマが少ないうえに、3人の共通点(?)であるProject Retrospectiveを3年連続で話すのもちょっとなあ...という気持ちがあり、テーマ選びに苦戦しました。

そんな中、翻訳会後に過去3人でしていた感想戦をもとに色々考えられないかなあという話になり、Satirの話は自分たち自身もより深く学びたい気持ちがあるのでよさそうだということで、プロポーザル提出することができました。

プロポーザル採択後〜発表当日

大激戦なのでどうなることかと思いましたが、めでたくプロポーザルが採択されました。

採択後はすぐに発表準備に移りました。まずはSatirの文献を3人で手分けして読み漁るところから始め、その後に文献の中から面白そうな話を選んでいきました。(プロポーザル時点で既に面白い話はあったのですが、それよりも面白い話がないかを探していました)
選んでいった結果、サイコセラピーならではのエピソードや面白そうな話が幾つも出てきたのですが、ここで最初の壁にぶつかりました。
サイコセラピーのエピソードとしては面白いですし、個人の行動変容という観点で非常に有用な話なのですが、チームのふりかえりの文脈だと話として重すぎる(内容が重たいというのもありますし、プロセスが重たいというのもあります)問題が出てきてしまい、これをどうにかしてふりかえりにコネクトするのに非常に苦労しました。

また、発表準備のプロセスが微妙で、個々人の頭の中にある話の中から面白い話を作り込んでいったため、完成したスライドを改めて全体を通して見直しすると、今ひとつ話につながりが感じられず、結果的に大部分のスライドを作り直しすることになりました。

発表1週間前あたりになっても大分バタバタしていましたが、土日返上で追い込んだこともあって笑、3日前になんとか発表が完成しました。

発表当日

Next Actionがうまくいかないときに皆が考える対処法がActionを決めた後の行動に寄っていたり、Norm Kerthとのコネクトを参加者自身が感じてくれたりと、当初良い意味で想定していた通りに発表が進みました。

なお、発表に関しては98lerrさんがメインで話をしてくれたため、自分はDiscordのコメントやMiroに付箋が貼られている様子を見るだけでよく、過去でもっともリラックスして発表に臨むことができました。

全体を通した感想

今回も、3人で準備をしたからこそ学びがある部分も多かったですし、発表準備を通してサイコセラピーの分野に関して多くの知見を手に入れることができたので、発表をしたことによる学習効果という観点では個人的には満足度が非常に高い発表でした。

ただし、発表内容に関しては、やはりプロポーザル提出時に8割がたは決まっているような状態でないと、プロポーザルを見た方が聞きたいと思った内容からは逸れてしまうんだなあというのは実感したので、その点は次回以降改善したいなあと思いました。