連日になりますが、スクフェス新潟2024にもプロポーザルを出したので、今回はその告知です。
プロポーザル概要
エビデンスに基づいたメンタルヘルス改善〜メンタルヘルス一次予防ガイドライン(EBM)探訪〜
メンタルヘルスを維持(改善)していく際には、個人が考えた取り組みや非専門家から勧められた取り組みではなく、医学的な根拠に基づいた取り組みをしていくことが重要だとWHOによって提起されています。
しかし、メンタルヘルスの維持(改善)方法を紹介している記事や本は、個人の経験則に基づいたものが多く、医学的な根拠に基づくいた取り組みを学べる題材は限られています。
そこで、本セッションでは、医学的な根拠を基に作成されたメンタルヘルス一次予防ガイドライン(Evidence-Based Medicine)を読み解き、メンタルヘルスの維持(改善)に役立つことがエビデンスから明らかになっている取り組みや、それら取り組みを実施する腕のTipsを紹介します。 取り組みやTipsを知ることで、自身の現場やセルフケアで取り入れることができそうなものをいくつか発見し、メンタルヘルスの維持(改善)ができるようになることを目指します。
※注意 ガイドラインにもある通り、現場での実施の際には、専門家の協力を仰ぐのは望ましいです。セッションでもこの点は勿論触れる予定です。
more effective mobile testing
本セッションでは、モバイルアプリ開発の中でテストを実施する際に役立つ知識やテスト戦略を紹介することで、モバイルアプリのテストをしている中でぶち当たりやすい課題に対処できるようになることを目指します。
最初に、モバイルアプリ固有のテスト観点を紹介します。紹介する観点は必ず網羅的にテストすべきものではありませんが、観点を知っておくことで、アプリの特性に応じたテスト計画を考えたりする際などに役立つと考えています。
次に、モバイルテストを実施する際に役立つテスト戦略や自分がテストする際に考えている観点を紹介します。具体的には、以下のようなトピックを紹介する予定です。
・テストデバイス選定
・Emulatorと実機テストの使い分け
・アクセシビリティテスト実施時に考えること
・ユーザビリティテスト実施時に考えること
・パフォーマンステスト実施時に考えること
・セキュリティテスト実施時に考えること
・探索的テスト実施時に考えること
なお、開発手法はあまり関係ない内容のため、アジャイルの文脈にフォーカスしたモバイルテストを知りたい方にとってはミスマッチなセッションになる可能性が高いです。
知識と実践を紡ぐChatGPT
プロダクト開発をしていく中でぶち当たる課題は、ほとんど全てが困難なものであり解決不能な問題に感じることもあるかもしれませんが、意外と多くの問題は既に先人たちがぶつかってきたものであり、その気になって調べれば知見があっさりと手に入ることもあります。知見は時を重ねるごとに充実してきており、スクラムやテストの知見に関しても、多くの書籍が発売され、数年前と比較すると非常に充実した学習環境が整っているように感じます。一方で、その知見を現場で活かすための練習機会というのは知見を手に入れる機会と比較するとそれほど恵まれていません。また、得た知見をそのまま自分自身の現場で実践する難度も知見を得る難度と比較すると高いことが多いです。
そこで、生成AI(ChatGPT)の出番です。生成AIはその性質上、得た知識を練習する機会の創出が可能であり、得た知見をもとに実践して試行錯誤する場を簡単に手に入れることができます。
本セッションでは、自分自身が「知見は溜まってきたけど経験が浅い」状態だったアジャイルコーチングを実践する際に生成AIを活用して行ってきた練習機会の創出方法やプロンプトのチューニング方法を紹介することで、「知見は溜まってきたけど経験が浅い」方々が、得た知見を自分自身の現場に合わせて実践する機会を手軽にたくさん作れるようになることを目指します。
プロポーザルを出すまでの経緯
エビデンスに基づいたメンタルヘルス改善〜メンタルヘルス一次予防ガイドライン(EBM)探訪〜
メンタルヘルスカテゴリがあるのはスクフェス新潟ならではなので、メンタルヘルスに関するプロポーザルを出そうと思いました。
メンタルヘルスカテゴリは毎年面白いプロポーザルが多くて、今年も興味深いプロポーザルが幾つもあったのですが、WHOがメンタルヘルス改善に必要だと提言している医学的根拠に基づいた話はまだ見たことがなかったため、今回は医学の分野で有名なEBMに関する話をしようということでプロポーザルを出しました。
more effective mobile testing
スクフェス新潟といえばテストなので、テストの話をしたいなあと思いプロポーザルを出しました。
ただ、テストの話はめちゃくちゃプロポーザル数も多く、普通に出しても他の方が話す内容とコンフリクトしてしまうので、あまりスクフェス界隈では見ないモバイルアプリ開発のテストに特化したプロポーザルを出すことにしました。
モバイルアプリ開発におけるテストでも、モバイルアプリ開発に閉じないテスト知識のほうが重要だったりすると個人的には思っているのですが、意外とモバイル固有の観点は見逃されがちなので、有益な発表になる方も多いのかなあと思いプロポーザルをしたためました。
知識と実践を紡ぐChatGPT
スクフェス新潟2024のプロポーザルを見ていたところ、生成AIカテゴリのプロポーザルが一つもないことに気がついたので出すことにしました。
自分は昨年の中頃からアジャイルコーチとしての仕事にチャレンジしているのですが、アジャイル開発を実践してきて溜まった知識はあれど社外向けアジャイルコーチの経験はほぼ0だったのでその経験を補うためにChatGPTを活用しており、その取り組みが一定形になった&1年弱の実践期間を終えたのでここで一旦プロポーザルにしておこうということで出してみました。
今回チャレンジしたいこと
エビデンスに基づいたメンタルヘルス改善〜メンタルヘルス一次予防ガイドライン(EBM)探訪〜
シンプルに、EBMに基づいたメンタルヘルス改善の取り組みがもっと企業に広がるような話ができればと思っています。
よく言われている定期的な1on1とかリフレッシュ休暇も大事ではあるのですが、実は医学的根拠はなかったりするので、専門家のもとでエビデンスに基づいたメンタルヘルス改善の取り組みがいろいろな企業でされるような発表になるとよいなあと思っています。
more effective mobile testing
モバイルアプリ開発は如何にテストを必要最小限にできるかが勝負みたいなところがあるので*1、テストを必要最小限に実行できる手助けになるような発表ができればよいなあと思っています。
知識と実践を紡ぐChatGPT
(特に技術的な勉強以外で)本を読んだけど頭でっかちになってしまいなかなか実践できないという悩みを抱えている方は多いので、実践機会を容易に作れるような発表をしたいと思っています。
もし話せることになったら、発表後にやってみた報告が溢れるようになる状態になることを目指して準備していこうと思います。