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今週も分散アジャイルチームについて考える会に参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
今日は最近参加者限定公開されたばかりのXP祭りの同時視聴をしていきました。
- 東京都庁でアジャイルを実践するための「都庁アジャイルプレイブック」のご紹介
- 半年間ずっとオンボーディングをし続けた話
- 「Fearless Change」と心理的安全性への旅
- すぐに使える! システム思考を現場で実践するための3つのやりかた
- 全体を通した感想
東京都庁でアジャイルを実践するための「都庁アジャイルプレイブック」のご紹介
自分が気になっていた都庁×アジャイルの話を聴いていきました。
アジャイルって何それ?という状態かつアジャイルにそこまで興味がない人に対してどうやってアジャイルを知ってもらうか?で、ゲーミフィケーションを意図的に取り入れている部分などは面白いなあと思って聴いていました。
都庁アジャイルプレイブックの中身などは、一般公開されているということもあったのかあまり話されず、個人的にはもう少し聞きたかったですが*1、どうやってゼロからアジャイルを導入していくのか?という観点で色々考えることができる面白い発表でした。
半年間ずっとオンボーディングをし続けた話
続いて、おおひらさんがオンボーディングを受けたという話を聴いていきました。
オンボーディングの具体的な内容はもちろんですが、QAのオンボーディングの一貫として、テスト関連のFWを使ったりすることなく、プロダクトのビジネスモデルキャンバス/リーンキャンバスを書いてみるというのは特に面白いなあと思いながら聴いていきました。
また、期待値のずれの部分で話があった「オンボーディングを受けているうちに自分が成果をすでに出せる気になった」というのは、充実したオンボーディングがゆえの悩みなのかな?と感じました。
最初、おおひらさんの副音声を聴いてみたいと話していたら、まさかの主音声で笑いました。
「Fearless Change」と心理的安全性への旅
あれ、スライドは?と思っていたらそのまま45分(QAも含めると60分)怒涛の勢いで過ぎ去っていたすさまじいプレゼンテーションでした。
心理的安全性とFearless Changeってどういう関係だったっけ?と思って話を聴いていたら、そんなには関係していないという話があって笑いましたが、その中でも正確な知識(出典が明示的である知識)を組み合わせて話を作り出し、勘違いされそうな部分をはっきりと提示してくれていて、すごく面白かったです。
JaSST Tokaiでも同じテーマで話があるようで、ここではどんな形で語られるようになるのか、非常に楽しみです。
すぐに使える! システム思考を現場で実践するための3つのやりかた
システム思考に関して、自分はノータッチなので何も分かっていないのですが、議論の正解(いわゆる本質と呼ばれるようなもの)を見つけるのではなく対話のきっかけにするためのツールというのは意外でした。
発表後は、因果ループ図を使うと図をすべて見ないと理解できない状態になってしまうのが厳しいと感じる(考える負荷が高い)という話や学習コストが高すぎて始めにくいなどの感想戦もあり、学びが深まりました。
全体を通した感想
2時間近く同時視聴をしたこともあって、早速4本も動画を見ることができて大満足でした。(しかも3本は自分が見たいと思っていて公開を楽しみにしていた動画だったので、より嬉しかったです)
同時視聴の感想戦から、唐突にシステム思考の話が飛び出したのも面白かったです。
*1:理想的にはQAで聴いていたような話が聴いてみたかった