今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
Markさんの再演
山賊のMarkさんが先日のイベント(QA Test Talk)で講演した内容をテストの街葛飾バージョンで再演してくれました。
自分は今回のタイミングでMarkさんの話を初めて聞く&途中から聞く形でしたが、一般的に話を聞くQA業務よりもかなり広い範囲でチームに対して関与をされている様子が伺えたのが非常に印象的でした。
今日はMarkさんが再演してくれたチームと同じチームを直接関与していないながらも知っている方がいらっしゃったため、率直にどう思うかの話がチャット上で聞くことができたり、意図的に発表で省いた内容をちょっぴり伺うことができたりして、とても楽しい時間でした。
お悩み相談会
Markさんの講演の再演の後はしばし離席していたので話の流れはいまいちつかめなかったのですが、参加者の現場の話を聞きながらお話を聞いていきました。
センシティブな話もあったのであまりコンテキストが特定されすぎないように回答をベースに記載すると、以下のような話が出ていました。
- どういうチームか?という仮説を立てて、自分が立てた仮説をそのチームが証明するようなふるまいを心がけてみる
- 緊急度が高すぎるタスクに押されてしまうが、そこで重要性を踏まえて緊急度が高すぎるタスクをどこまで削れないのか?を本当に考えるようにしている
- (QAを経験した立場ではないため)QAロールの人に適切なアドバイスをするのは難しい立場だと思っているが、テストや品質が問題だと言われたときはテスト以外に問題があることは多い
- QAに限った話ではないが、銀の弾丸のように扱われる人は潰れてしまうことが多い。その人個人が強い人かどうか?みたいな話になってしまう
- 品質レベルの合意に近いことをエンジニアが主導して行っていけるような動きをしていく
- 品質を担保する手段はテストの充実だけではない。そもそも機能スコープを減らすという手もある
- トランクベースを推進してみる。「まだやっていないのなんてダサくないですか?」みたいなブッコミを入れてみるとか、トランクベースが普通だという刷り込みをどんどんしていく
- トランクベースを推進する前に実験する場みたいなものを用意しておけるとよい
- もはやテストをやめてみるのもあり
- 自分が仕事を一週間休んでも売上が一週間止まらないならボトルネックとは言えない
全体を通した感想
久しぶりにゲリラ的な発表が聞けたり、コミュニティの強さである色々な強みや経験を持った方々が集まる場でのお悩み相談会など、自分がほくほくするような話をたくさん聞ける楽しい会でした。
お悩み相談を持ち込んでくれた方が少しでも良い方向につながるような会になっていたらすごくいいなあと心から思っています。