天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

JaSST nano vol.25に参加してきた

jasst-nano.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

JaSST(ソフトウェアテストシンポジウム)は東京を始めいくつかの地域で発表を募集していますが、なんだか審査もあるみたいだし、ちょっとハードルが高いという声を耳にします。

そこで、誰でも気軽にトークできる小さな小さなJaSSTを始めてみることにしました。 名前は「JaSST nano」です。「こんな気軽でもJaSSTなの!?」という意味合いで名付けました。

1ヶ月に1度、19:00から1~2時間、オンラインで開催します。現時点では第3火曜日です。テーマはソフトウェアのテストやQA、品質に関することなら何でも構いません。レベルとか質とか関係ありません。話したい人が話したいだけ話す、という趣旨です。発表したい人は5分から90分まで好きな時間で申し込んでください。

ツールベンダや第三者検証会社など商売っ気のある方は、申し込みの前にJaSSTnano/「技術的に価値ある内容」をお読みください。

詳細はおいおい決めていきます。こんなのはどう、というアイデアがあればぜひぜひ教えてくださいね(^_^)

質問や希望、意見、アイデアなどは気軽にJaSSTnano/実行委員会の誰かまで。

会の様子

GPTを使った新たな開発者体験!? flaky testを自動修復してみた

前半はFlaky testとはなにか?Flaky testが起こる課題はなにか?というFlaky testにまつわる基本的な話からスタートし、後半はFlaky testの改善をGPTで実施した話を聞いていきました。

GPTにFlaky testが発生する原因や改善案を聞いてみるという話は聞いたことがあったのですが、GPTが自動修復することを目指してスクリプトを組むというチャレンジは初めて聞きましたし、実際に動いている様子も見ることができたので非常に楽しかったです。

また、発表の本筋とは少し逸れた部分かもしれませんが、会社でハッカソンを実施してそこで生まれたアイデアを育てた結果出てきた取り組みだという話も、すごいなあと思いながら聞いていきました。

QAやテストに関わる人が発信することの意味(社内にも社外にも

発信は採用のためにやっている側面がなんだかんだあるけれど、発信は自分のためにもなるし、チームのためにもなるし、世界のためにもなるという話を聞いていきました。

特に、「チームのため」という観点で出ていたふりかえりのきっかけとしての活用という部分はすごく面白いなあと思いました。

QAやテストに関わる人が発信したほうがよい理由というよりも社外向けにソフトウェアエンジニアが発信をしたほうが良い理由というだった点はタイトルと少しGapがありましたが、心温まるような経験が幾つも共有される素敵な発表でした。

よりよいテストを思索するための、組み込みセキュリティテスト入門

続いて、こちらのセッションで、組み込みセキュリティテストが抱えている課題やセキュリティテストをする際の対策を聞いていきました。

自分自身が組み込みセキュリティテストに関しては全然知識を持っていなかったので、初めて知る内容が多くて、非常に学びが多いセッションだったのですが、専門性が高いにもかかわらずスペシャリストへの外注が難しい話や、セキュリティテストをする際の観点紹介といった部分は特に興味深く聞いていきました。

はじめの一歩として、まずはセキュリ亭ジャス虎さんが教えてくれたJISECを読んでみようと思います。

ぼくたちが考える最強の 「正常系、異常系、 ハッピーパス、ワンパス

最後にWACATEの分科会の内容共有という形で、こちらの発表を聞いていきました。
内容としては、言葉の定義が揺れがちな正常系/異常系/ハッピーパス/ワンパスといった言葉をどのように使っているかやどのように現場のテストで活用しているのか?という話、ワークショップで分かったこと/分からなかったことの話を聞いていきました。

議論がめちゃくちゃ丁寧に整理されていたので、実際の分科会に参加していない自分も会に参加しているような感覚を得られたのもすごく楽しかったですし、試行錯誤の過程を追えるような体験ができたのは特によかったです。

こうした丁寧な説明と過程を追従できるようなプレゼンがあったが故に、後半のディスカッションタイムも盛り上がっており、発表で話されていたことに色々な立場から異なる観点でフィードバックがされているように感じられました。

会全体を通した感想

読み上げ形式のプレゼンテーションだったり、素晴らしかった体験を共有しつつ新たなアイデアをその場で作り上げていくようなプレゼンテーションだったりと、これまでのJaSST nanoとは全然違った楽しみ方ができるイベントでした。