天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

コーチングわいわい会に参加してきた

coaching-community.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

コーチングとティーチングの線引どんな意識している?

初めてメンターになった人が、ぐいぐい教え過ぎちゃうことに問題意識を持っていて、その子にどんなアドバイスをするのか?というコンテキストで、コーチングとティーチングの線引をどう意識しているのか?を議論していきました。

コーチング/ティーチングという軸にとどまらない話が多かったのですが、以下に話した内容を記載していきます。

  • まずはメンターが見本を見せる -> メンターが経験の浅さを活かしてメンティーと一緒に師弟という関係性を学ぶ -> 有償のちゃんとしたトレーニングを受けさせる、という順序でトランスファーする
  • メンタリングの効果を決めるのはメンティなので、まずはそのことを合意してもらう(フィードバックを必ずもらうようにするなど)
  • メンティへのアドバイスとしては、1を聞いたら10を学ぶような姿勢をお願いすることがある
  • ティーチングが好きな人もコーチングが好きな人もいるので、メンティに合わせる
  • あらかじめ決めた方法は相手を無視するやり方になりがちなので注意している
  • 初めてメンタリングする場合は、最初に簡単なアンケートを取る。提案の粒度はどれくらい細かいほうがいいのか?ティーチングの割合はどれくらいがいいのか?理論的な部分から捉えたいか?まず実践したいか?など。ただし、望んだ学び方がそにの人にとって不適切な可能性もある。既存の認知スキーマの範囲内でやるのか?既存の認知スキーマの範囲を超えるのか?が一つのポイント
  • 「全然行動できていないんですけど、自分でなんとかできます!」みたいな足踏みする人がいると、メンターが焦ってしまう場合がある。その場合、メンターは先が見える(と思っている)のでメンバーの成長機会を摘み取るリスクがある
  • メンティが成長できない理由をメンターにぶつけてしまうことがある場合は注意が必要
  • コーチングとかティーチングとかはあまり意識しない。相手の状況に応じて、感情的なサポートをするのか?相手がうっとなるような話をするのか?は考える
  • moriyuyaさんのサポートに関する話を一緒に見てみると良いかもしれない。サポートに関するコンテキストを共有できる上に、メンターの学び方を学べるよい機会になる
  • メンティに対して学習3の提供やアージリスのトリプルループを提供することを目標としている(コーチングは色がつきすぎている気がしている。受ける人が提供者の所属や方法論に注力しているなら権威やブランドで受けていることになってまずい)

他にも、moriyuyaさんが受けた最高のメンタリングの話として、自分が10年かかっても理解できていない自分を2時間で理解された体験の話や天井を突き破られる体験の話など、個人的に気になっていたことも聞くことができて最高でした。

人生初コーチングを受けた体験の共有会

note.com

こちらの話をベースにしながら、おーのAさんが人生で初めてコーチングを受けた体験の共有をしてもらいました。

おーのAさんはライフコーチングを受けたそうですが、おーのAさんが家族に対して感じている責任感が強いことを認知したり、自身が考えていることが引き出されているような感覚を受けたそうです。
また、ライフコーチングを受けたことで、部下との1on1の接し方が変わって寄り添えるような体験をしたということでした。

おーのAさん的には、まねさんの引き出しの多さや僅かな変化に対する感度の高さが非常に印象だったそうで、おーのAさんだけでは考えつかなかったような意見もどんどん出ていたということで、総じて非常に良かったそうです。

コーチであるまねさんもおーのAさんとはフィーリングが合うように感じているそうで、相性的な部分でも手応えを感じているし、自身が大切にしている傾聴力や相手を引き出す部分が評価されて嬉しいということでした。

全体を通した感想

自身がパーソナルコーチングを受けているということもあって、それぞれが考えているコーチングの理想形やコーチングで起きる行動変容の話が聞けて、楽しかったです。

また、Spring_Akiさんがいきいきと質問する様子が見れたり、moriyuyaさんの最高のメンタリング体験の話が聞けたりと、推し活もはかどる会でした。