今月もJaSST nanoに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の内容
テスト計画ってなんなの~ひでちんさん~
テスト設計と比較して話があまり出てこないテスト計画について焦点をあてて話をしてみようという発表でした。
こんなテスト計画は嫌だ!に出ていたテスト計画はどれも笑いがでてしまうようなものだったのですが、実際にありそうで怖いな、とも思いました。
マネージャーだけがテスト計画を作るのが怖いのは同感だったので納得感が強かったです。
テスコンU-30参加してどうだったの?~nanaさん~
テストコンテストのU-30に実際に参加してきたnanaさんから、半年間テストコンテストに活動してきて感じたことの話を聴いていきました。
参加費用といった事務的な内容から、テストコンテストを通して何が得られたのか、何が大変だったのかというのを参加者自身の生の声として聴くことができて、参考になりましたし、楽しかったです。
学びに対して前向きな姿勢が素敵だなあと思いましたし、自分自身も刺激をもらうことができた発表でした。
IPAのPM試験を受けたら品質知識もひろがったの~るみおかんさん~
司会の方が発表をし出すというのは初めての経験だったので驚きました笑
IPAのPM試験やPMP試験を通して、品質に関する体系的知識の一部が学べたというお話で、(賛否両論はありますが)IPAをはじめ資格を通して体系的知識を整理している団体の整理は参考になるしエントリーポイントとして適切なんだろうなあと思いました。
[再] 健康と品質と、健康診断とテストと+~井関武史さん~
るみおかんさんの話を受けて冒頭からランニングマウントが取れない区長の姿が印象的でした。
前回の再演ということでしたが、オンライン区長らしくギャグ成分多めでふざけた感じかと思いきや最後はしれっとまとめてくるところはさすがだなあと2回目にして強く感じました。
あなたのテストは誰のため?プチワークなの~かおりっとさん~
なんとJaSST nanoではじめてワークをしていきました!!
テストやJaSST nanoというイベントに関して誰に何をなぜ伝えたいのか?相手にどんな反応をして欲しいのか?どのような手段で伝えるのか?というのを参加者全員でやっていきました。
WACATEの様子がちらっと伺えたのも楽しかったですし、普段上手に物事を伝えている印象が強いかおりっとさんがどのようなことを考えているのか、かいまみられた気がして楽しかったです。
かおりっとさんの狙い通り(?)に、WACATEに参加したくなる&JaSST nanoの発表をしたくなるようなワークでした。
開発者に品質の基礎をどう教えるの?~とくさんさん~
品質の基礎をどう教えるのか、という抽象度が高いけど皆さんが悩まれるような問題に対して、様々な視点から切り込み、それらをどういう順番で伝えるとより効果があるのか、というのを超濃い密度で発表してくれました。
基礎の説明をどういう順番で教えていくのか、という話は勿論参考になりましたし、テストの基礎が何かという部分について解像度を高めることができて学びが深い発表でした。
超高密度でなかなかこの発表だけですべてを理解するのは難しかったですが、再演があるかもしれないということで期待大です!
超まいたので、リクエストあれば、品質の基礎研修勉強会をconnpassで開きます!#jasstnano
— とくさん⛰️🍁 (@tokutaka) 2021年11月16日
Quality Engineeringって何なのそれ美味しいの?~にしさん~
裏番組(Mablイベント)の宣伝をばんばんするという斬新なスタイルからスタートしたセッションでしたw
QAってなんなんだろう?テスターの何が違うんだろう?どんな仕事がある(どんなスキルが求められている)んだろう?といった話が様々な役職や求められるスキルといった観点から問題提起されており、発表を聴きながら色々考えさせられるセッションでした。
発表の中ではめちゃくちゃかっこいい役職が多数出現しており、自分も何かしらかっこいい役職名を担ってみたいなあと思いました
全体を通した感想
今回はワークショップ形式もあり、西さんの発表もあり、今までにまして豪華な会だなあという印象でした。
全体的に考えさせられる発表が多く、普段の気軽にリラックスしながら聴けるJaSST nanoとは少し違った毛色だった印象で、とっても楽しかったです。