こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
アジャイルコーチのお三方(天野さん、家永さん、木下さん)が視聴者から寄せられた質問に答えていくか会です。
今回のテーマは、「アジャイル開発をステップアップしたいときの関連書籍は?」でした。
会の様子
LeanとDevOpsの科学
家永さんから、チームや組織のパフォーマンスを上げたいと考えたときに参照したい本だということで、紹介がありました。
天野さんも、組織評価を測ることができるという部分に驚いた記憶があるそうです。
JALの奇跡
稲森さんが、経営破綻した組織を変えるために、幹部に一からリーダー研修を行ったという話をはじめ、JALの再生に関わる話が書いてあっておすすめだということでした。
非常に人間味があり、社員のことをここまで考えることができるのか...という点に木下さんは感銘を受けたそうで、この本を読んでファンになったそうです。
リフレクション入門
アジャイル界隈ではあまりリフレクションという単語を聞かなくなったものの、レトロスペクティブの前はリフレクションと呼ばれることの方が多かったそうで、より自分を知るふりかえりをするために、天野さんがおすすめしたい本だということでした。
主体としては個人であるものの、グループリフレクションのような概念も紹介されている上に、レトロスペクティブに普段慣れている人からすると目から鱗の内容があるということで、ぜひおすすめしたいそうです。
協同学習の技法
グループで何かしら成果を出したり、グループで学びを活性化しようという気概がある人にはおすすめの本だということが家永さんから紹介されました。
ペアプロやラウンドロビン*1といった手法のバックグラウンドやどんな効果が期待できるのか?というのが詳しく書いてあるため、ファシリテーターには特におすすめだそうです。
NO RULES
カルチャーを自分たちで作っていくんだよ、という話をNetflixの事例から追える点がおすすめだという話が木下さんから紹介されました。
また、フィードバックの技術やフィードバックを泣きながら伝える話などもあって、勉強になりつつ心が打たれるようなエピソードもあるそうです。
「やめる」という選択
ふりかえりの文脈などで、新しい仕事を始めがちな人に対しておすすめしたいホンダということで天野さんから紹介がありました。
文章としても非常にやさしくて読みやすかったということです。
会全体を通した感想
以前もアジャイル関連の書籍紹介があったのですが、今回はここから少しステップアップした内容ということで、楽しかったです。
自分自身が読んだことがない本もあったので、ぜひ買って読んでみようと思います。
チャットも賑わっており、テーマの関連度の高さが伺えました。