天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

『ソフトウェアテストをカイゼンする50のアイデア』読書会を聴く会に参加してきた

connpass.com

今回もこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

ユーザーストーリーの分割

まず、P34で話されていた以外の方法はあるの?という先制パンチが咳さんからありました。

その後は、大きなユーザーストーリーの分割の仕方の話になり、分割のイメージとして全体を切り分けていくというイメージはあるけれど枝葉が増えていくみたいなイメージはあまりないという話をyoshitakeさんがしてくれました。
miwaさんのチームだと大きなユーザーストーリーというのがそもそもなく、幹となるようなユーザーストーリーがあり、その次に作るユーザーストーリーも決まっているということです。(イメージ的にはあらすじから書いていくような感覚)
miwaさんの話は今度SQiPやSSなどで話すかも?という見事すぎる宣伝も挟まれていました。

他の開発方法は?

P37の話は3人とも「そうだね。むしろこの方法以外ある?」という感想だというでした。

システムは部分の集まりではない*1ので、タスクの集まりとして捉えて開発していたらおかしいということです。
ストーリーをタスクとして分割したとして、タスクからストーリーに戻せないならそれはバグだよね、というお話でした。

タスク

ストーリーのタスクの話の中で、タスクと認識すると「終わらせること」にフォーカスが効いてしまうという話がyoshitakeさんからありました。(チケットの状態を聞いただけなんだけれど、「XXまでに終わらせるようにがんばります」という話もされてしまうことがあった)

咳さんからは、「終わる」というのが「自分の作業が終わりました」なのか「このシステムが最終的にはこうなっていて欲しい」なのかによって意味が全然違うよね(前者には興味がない)、という話や、自分がなんでこんな質問をしているのか?をセットで話すようにしてい*2るというお話が出ていました。
miwaさんは終わったかと似たような感じで「本気で触ってもいいのか?」というのは気になるから聞くことがあるなあということでした。

全体を通した感想

書いてよい話なのかが若干グレーゾーンに自分が感じたので書かなかったですが、その他にもyoshitakeさんが最近チームで開発をしているときに起きた話をはじめ、いつもに増してmiwaさん咳さんyoshitakeさんの日頃のチームの話を聞くことができて楽しかったです。

本の内容から派生して、皆さんがどんな振る舞いをどういう理由でしているのか?というのが聞けて楽しかったです。

*1:部分がシステムから発見されることはある

*2:最初は理由を言わなくても相手の反応を見て質問の理由を聞きかえることはある