天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

エクストリームプログラミングで見える開発風景 - TechBase vol.1に参加してきた

uzabase-tech.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、connpassのイベントページから引用です。

ユーザベースはテクノロジー・カンパニーとして「エンジニアリングの力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」を目指しています。この世界の実現に向け、エンジニアの成長はとても大切なテーマ。 これまでも、一人ひとりが持っている個性と可能性を最大限に引き出すため、試行錯誤を重ねてきました。このシリーズはそんな私たちの日々の学びを共有することで、明日のエンジニアリングを少しだけより良いものにしていくための勉強会です。  今回は名著『エクストリームプログラミング』の翻訳者である角 征典 氏をゲストとしてお迎えし、エクストリームプログラミングの哲学や理念についてメインセッションをしていただきます。また、エクストリームプログラミングを実践しているユーザベースの取り組みの紹介とパネルトークもお届けします。

会で印象的だったこと

角さんの発表

スクフェス大阪に引き続き、角さんの発表を聞いていきました。(角さんの話を聞ける機会は滅多にないのに関わらず、2週連続で講演を聞くことができて幸せです)

基本に立ち戻り、XPが生まれた背景やXPの原則、ウォードとケントの話...について、丁寧な解説を聞くことができてよかったです。
どの話を切り取っても印象的だったのですが、コリン・ターンブルの研究(リソースが不足しているとリソースを相手に与えまいと思ってしまい人に優しくできないが、リソースが充分にあると人に優しくなれる)の話を聞いて、相手に対して優しくできないときや自身のエゴが出てしまう時には、自分のリソースが枯渇しているんだろうなあと感じました。

また、角さんの師匠であるという高橋さんの話を聞くことができたのも印象的で、心に響くものがありつつ、エンジニアにとって、常に対話できる相手を持つことの重要性を実感することができました。

また、↓の話もまた聞きたいなあと感じました。

www.youtube.com

野口さんの発表

XPを実践されている野口さんの話を聞いていきました。

XPを実践しているという事例自体が少ないので、非常に興味があって聞いていったのですが、XPの基礎にこだわりつつ、具体的な開発風景の話を聞けて面白かったです。

トランクベース開発やチームシャッフルというプラクティスの紹介に加えて、キーボードの奪い合いやGatherでの全員同席といったチームの日常風景の紹介もしてもらうことができて、実践のイメージもつきやすい発表でした。

Q&A

視聴者からのQ&Aに回答をしてくれました。

XPはコミュニティの盛り上がりと現場の盛り上がりに格差があるんだけど...という話では、プログラマーとそれ以外で格差があって当然だし、無理にプログラマー以外に共感してもらう必要はないのではないか*1という話題が出ていて、この話が後続のQAであったXPの名付けミス*2やケントがXPをそこまで広めるつもりがないという話*3につながってきて、面白かったです。

また、XPの始め方の質問では、お二人とも対話を重視している様子が伺えたのは印象的でした。(お二人とも、始めるならまずはペアプロではないかということでした)

会全体を通した感想

XPについて話を聞けるイベントはかなり貴重なので、今回話を聞くことができて楽しかったです。
TLも久々に見る賑わいがあって、最高の金曜夜を過ごすことができたと思います。

角さんの発表の後に野口さんの具体的な実践事例を聞くことができたのも、とてもバランスの良い構成だったと個人的には感じました!

*1:アジャイルという言葉を使えばいいのではないか

*2:プログラミングという単語を使ってしまった

*3:いいものだから当然みんなやるんだろうという態度