天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

技術的品質と開発生産性:二兎を追うための技術に参加してきた

loglass-tech.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

ログラスは、お客様に継続的に価値を提供し続けるために、高い設計品質と生産性を大切にしながら開発を行っています。

しかし、設計品質や生産性を維持するには、コードだけをみていればよいわけではなく、その周りにある開発プラクティス、仕組み、文化などを総合的に組み合わせることが必要になります。

ログラスでは、そのためにドメイン駆動設計(DDD)、スクラムエクストリームプログラミングなど、アジャイルの手法をふんだんに活用しています。

このイベントでは、高い設計品質と生産性を維持するための具体的なプラクティスを「コラボレーション・設計・DevOps」の3つの角度から紹介。 アジャイルのアイデアを最大限に活用するためのモデルである「アジャイル・フルーエンシーモデル」の紹介からスタートし、エンジニア3人が現場の経験談をLTする形で進めます。

これから技術的品質と開発生産性の両立に取り組んでみたい方、取り組んだ上で他の現場の事例を聞きたい方、またはそうした取り組みを推進する立場のマネジメントに関わる方など、ぜひお気軽にご参加ください!

会の様子

技術的品質と開発生産性

最初に、今日の発表の全体像を掴む目的で、アジャイル・フルーエンシーモデルの紹介が松岡さんからありました。

アジャイル・フルーエンシーモデルは、フォーカス/デリバリー/最適化/強化の4つのゾーンでアジャイルに必要な領域が分類されるモデルで、今回のイベントではデリバリー(ログラスさんで効果があった多数の技術プラクティス)に関しての話をするということでした。

本当に価値のあるデリバリーを目指したチームの取り組み

複雑性の高い機能を開発するチームで、メンバーの入れ替えが激しくスキルセットのばらつきが起きているコンテキストで、どのような取り組みをしたのか?という話がありました。

上記のコンテキストもあり、

  • プロダクトの理解度の差による手戻り
  • 新規機能追加速度の減少&バグ発生数の増加
  • 新メンバーの参加障壁が高い

という課題があったということで、課題解消のために

  • デイリースクラムの改善、デイリーレトロスペクティブの導入
  • チームOKRを工夫して、開発生産性指標を設置
  • ドメイン&プロダクト価値100本ノックを開催し、ドメイン理解の改善を促す
  • テストを利用した仕様洗い出し

という取り組みを行ったそうです。結果的に、手戻りが減っただけではなくPdMとともに顧客に意味がある機能を提供できるチームへと成長したということでした。

新規開発でも技術的投資を続ける二兎を追う取り組み

続いて、バリューに従いながらアウトカムのみならず技術的投資も実施している事例の話が小林さんからありました。

最初に、ログラスさんではLTV firstというバリューを採用していることもあり、エクストリームプログラミングのプラクティス群を採用しているという話がありました。

次に、新機能/新モジュールを作るときにはやることが非常に多くなりがちで、そのような場合に具体的にどのようにバリューを体現するような開発をしているのか?という具体的な話がありました。事例としては、

が挙げられていました。

開発生産性をクラウド技術で上げる!

最後に原さんから、アプリ開発の経験を活かしながらクラウド技術で開発生産性を上げる話を聴いていきました。

原さんは、アプリ開発の経験を活かしながらチームの支援やこれまでやってこなかったチャレンジをクラウド技術の側面から行うことを個人のミッションとして掲げているということで、セキュリティ向上/開発環境改善/オブザーバビリティ向上/データ基盤構築などを行ってきたということです。

幾つか具体的な事例紹介もあり、

  • 高速な機能開発ができるようになるために安全な自動リリース機能を導入
  • 開発支援/運用支援+機能開発
  • 設定変更をはじめとした定型作業を積極的に巻き取る

といった話がセッションでは挙げられていました。

結果的に開発者が開発に集中できるようになり、フィーチャーチームの支援が効果的にできているという感想をもらえたということです。

会全体を通した感想

全体感に関して最初に説明があったおかげで、その後行われる話のイメージがつきやすく、具体的にどういう部分の課題改善にアプローチしたのか?という話を現場の事例ベースで知ることができたのがよかったです。

音声品質の問題で若干聞き取りにくい部分もあったのですが、みなさん発表慣れしているような感じで、スライド/トークともに綺麗にまとまった話を聞くことができました。