天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクフェス三河の全セッションを見た

www.scrumfestmikawa.org

スクフェス三河の全セッションを視聴したので、感想を書いていこうと思います。(当日見たものなどは、以前の記事で記載した感想と同じものになっています)

なお、スライドは以下の記事にまとめています。

aki-m.hatenadiary.com

keynote - 違う人材の共創が世界を前に進める〜スーツとハッカー互いにリスペクトする世界〜 -

今回のスクフェスを象徴するような素晴らしいkeynoteでした。

自身が苦手なことや変化が大きくなる選択を意図的に選び、チャレンジし続けるという姿勢を人生で貫き通している鈴木さんの人生観は、今後自身の中にも残り続けるでしょうし、ものづくりに真摯に向き合い続けるからこそ生まれてきた言葉なんだろうと感じました。

また、普通に生活していてなかなか聞くことのない事例や、見ることのできない写真を見せてもらうことができたのも、すごく楽しかったです。

普段の環境とは全然違う環境に飛び込み、こうしてスピーチをしてくださったことに改めて感謝したいと思います。

消えたかったのに ごめんなさい (弱虫が重ねる小さな小さなイノベーション

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eroccoさんが出せるありったけのパワーを絞って自身が与えられた状況や資質をフルに活かした話は、単に勇気をもらえる話で終わることはなく、活用することが難しい(あるいは自身で見つめたくない)と思って自身が隠してしまうような面をどう活用していくかというお話で、これまでのeroccoさんのセッションの中でもトップクラスに学びが多い発表でした。

また、そんなeroccoさんだからこそ起こせたような変化や、立ち向かい続けても決して報われなかったことなど、「突然の『ミルクレープ戦法』への取り組みと、そこから見えた光と闇」のセッションを見て感じた後に改めて感じる内容もすごく多くて、とてつもない作品を作り出したな、、と言う感想でした。

eroccoさんにしかできないセッションが聞けてすごく良かったです。今回もどうもありがとうございました。

Women in Agileメンバーが語る、「小さな違和感」がアジャイルチームに役立つ理由

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自分自身、日常生活でも仕事をしていても、違和感を感じやすい方なのかな?と自覚をしているのですが、根拠がないことを理由に違和感を伝えられないことも多くあるので、そうした時にどうすればいいのか?や、違和感を話すことがコンフォートゾーンからの脱却や新しい視点につながるという話を聞けて、すごく良かったです。

セッション全体を通して、Women in agileの活動とアジャイルチームで大切なこと(役立つこと)である違和感の発信が共鳴していたのも、とってもいいなあと思いました。

Women in agileはタイミングが合わずまだ参加できていないコミュニティなので、このセッションを聞いて、今後ぜひ参加したいなあという気持ちがより強くなりました。

Whyから始めよう!スクラムチームが力強く前に進むための「なぜやるのか」を考える

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「なぜそれが必要なの?」「なぜ自分達がやるの?」というWhyにまつわる問いかけはプロダクト開発をしているとすごくよく耳にすると思いますが、それらの問いかけがなぜ必要なのか?を話してくれて、面白かったです。

Whyが大事だよ、という話になった時にあまり語られないような気がしている感情やキャズムの観点にも触れられていたのは、共感が持てるとともに、原田さんらしい発表だなあというのを勝手に感じていました。

また、ゴールデンサークルの話や神経科学などといった教科書的な部分の話と、チームにおける実体験やWhyリーダーといった実装の話がバランスよく組み合わさっている点も、個人的にはすごく好きでした。

組織やチームの運営に役立つ手法を体験しよう

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コンピテンシーマトリックス、メリットマネーのワークショップ&紹介できなかった他ワークショップの共有がされていました。

ワークショップでは、takaradaさんやさていさんなどのファシリテーションがとても上手で、参加者からも意見が積極的に出ていましたし、普通に見ていて予想できないような結末で終わっていたのも面白かったです。

ワークショップなので当日参加するのが一番楽しめたよなあと思いつつ、録画を見るだけでもワークショップを皆さんが楽しんでいる様子が伺えて、楽しかったです。

他のワークショップの様子も見てみたいですし、今度そうした機会があれば、是非ワークショップで手を動かす側として参加したいなあと思いました!

製造業の開発者がエンドユーザーを交えた週次スプリントレビューをする中で試行錯誤したこと

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製造業(半導体)のスプリントレビューってどんな感じでやるんだろう?というのがリアル成分多めで知ることができて、非常に面白かったです。

限られた時間の中で有益なフィードバックを得るためにしてきた工夫やスプリントレビューのふりかえりを活用する話、年次が10歳以上離れている中でフラットな関係性を作る話など、製造業に限らず活用できそうなお話がプレゼンの大部分を占めていたので、製造業というコンテキストからは薄めな自分でも、学びが多数ありました。
途中で少し紹介もありましたが、今度さささんや根本さんにお会いした時に、レビューを第三者的な形で少し俯瞰して(?)見ていた当事者として、より詳しく聞いてみたいなあとも思いました。

また、発表内容とは違う視点ですが、eroccoさんの後の雰囲気に飲まれず、自分達の発表の空気感を作りながら二人で堂々と発表されていたことに驚きましたし、純粋にすごかったです。

スクラムマスターをみんなで大解剖 ~ロールより価値を理解できる45分

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3人のLT+パネルディスカッションという形で、スクラムマスターに関する多種多様な視点を獲得できるセッションでした。

LTは、スクラムマスターに関する話をしているところ以外(プレゼンスタイルや話の内容など...)はまるで統一感がなかったのですが笑、それぞれの個性が見事に出ていて、すごく良かったです。

ディスカッションの方は、これまた統一感のない皆さんの問いかけがすごく面白くて、最初ディスカッションのテーマを見たときからは絶対に予想することができない、めちゃくちゃ楽しいセッションでした。

さささん・はちさん・そばさん3人の化学反応がすごくて、スクラムマスター以外のテーマでもいいので、是非今後ディスカッションする様子を見てみたいなあと感じました!

開発にテストプロセスを融合させていく取り組み

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開発チームの品質に対する当事者意識を地道に変えつつ、マインド面ではなく技術的な面からもQAとしてサポートする活動を、具体的に知ることができて学びになりました。
開発者のマインドを変えていこう!とする際に、仕組みレベルで設計しているのは、まさにエンジニアと言う感じで、とても良かったです。
特に、非常に細かい粒度で品質の定義を早い段階でしてその定義をベースに開発しつつ、品質の定義が形骸化しないようにアップデートし続けるというのは、さすが区長の一言でした。

テストの街葛飾をテストに関するセミナーと冒頭で紹介するなど、いつも通りふわふわと優しい雰囲気を醸し出している区長でしたが、全体を通して高い技術力と現場で起きていることに徹底的に寄り添う姿勢を今回の発表では見ることができて、最高の発表でした。

スクラムに挑戦したい…けどWBSは作ってね!?ユーザ企業とSIベンダでスクラムチームを組むときに押えるポイントを考える

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顧客(ユーザ企業)とベンダで協働して働くという難しいコンテキストが原因で、教科書通りに進められずアンチパターンに近いようなもの*1を踏んでしまうという悩みがありつつ、スクラムに挑戦したチームのお話を聞いていきました。

自分自身も発表で触れられていたようなコンテキストに近い環境で働くことが多いので、めちゃくちゃわかるなあと思いながら聞いていたのですが、スクラムの思想を尊重しつつ、スクラムの思想から外れているように思えても顧客(ユーザ企業)の視点で必要なものはお互いに会話した上で取り入れるという姿勢は、ベンダから見れば一つの教科書的な振る舞いになりそうだなーと感じるお話でした。

突然の『ミルクレープ戦法』への取り組みと、そこから見えた光と闇

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スクラムフェスという関係上、アジャイルスクラムに好意的な人たちに発表がすごく多い印象がいつもありますが、ikumiさんの発表では、アジャイルな考え方に素直に共感できなかった話や、考え方が合わないメンバーが去っていった話を聞くことができて面白かったです。

また、そういう中でも会社や仲間への愛着心、そして自身のキャリアを考えて前向きに日々の仕事に取り組む姿には心を打たれました。

最後はアジャイル開発に対する理解も進み、素敵なチームができて、最高の結果でハッピーエンドかと思いきや全然そんなことはなくて、とんでもないどんでん返しを用意していたのは、プレゼンとしてのドラマチックさはあったものの、さすがに切なさが勝りました。。。

デイリースクラムいらなくなくなくなーい!?

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デイリースクラムっていらなくない?(形骸化の発生)から、実際にデイリースクラムをなくしてみるというアプローチで、デイリースクラムの効果を検証し、形骸化の改善を進めていくという話で、とても面白かったです。

デイリースクラムをなくしてみたからこそ出た気づきや、デイリースクラムをなくしたからこそデイリースクラムの形骸化に対して真剣に取り組めたのかなあとも思えて、(例え教科書に載っているような内容であっても)形を守ることに固執してしまう危険性を改めて実感することができました。

スライドの完成度も高かったですし、話の流れもすごく綺麗にまとまっていたので、プレゼンの内容はもちろんですが、プレゼンの構成もすごく勉強になる部分がありました。

フローを進化させろ! スクラムチームを支える バーチャルチーム

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ユニット活動という形で社外の方々を(専門家を中心)積極的にチームの中に入れて新しい視点を入れたり知識をためたりして社員の成長にもつなげているという話を聞くことができました。
企業のコンテキストを理解している社内メンバーでチームメンバーをできる限り形成するようにしている、という話は多く聞くのですが、今回話していたような社外メンバーを積極的に採用する、というパターンはあんまり聞くことがない話なので参考になりました。

自身が興味を持っている分野のユニット(スクラムマスター、QA...)も多かったので、それぞれのユニットごとにどのような形で専門性を高めているのか、という取り組みを聞けたのも学びになりました。

スクラムPJを通して気づいた当たり前で大切なこと

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昨年お話があった大混乱期を経て(?)、成熟したチームができたこと/できなかったこと、そしてそこから気がついた大切なことを、丁寧に藤田さんの言葉でお話してくれるセッションに感動しましたし、教科書からは伝わってこないプロダクト開発の「当たり前で大切なこと」が心に響きました。

また、話もすごく上手で、参加者の緊張を和らげるような自然な笑いが生まれるポイントを作り出したり、うまく初日のスポンサーセッションから繋げたりしてくれて、とても聞きやすかったです。CTCさんの素敵さもひしひしと伝わってきました。

1年間を通してアップデートがあった話を登壇という形で継続して発信され続けていることにまず尊敬なのですが、(自分も含め)そんな藤田さんの登壇を楽しみにされている方がすごく多いというのも、めちゃくちゃすごいなあと素直に感じました。

ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び

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透明性/検査/適応を大切にしながら仮説検証を繰り返すことで大きなインパクトが出た実例を知ることができて、学びあるセッションでした。

特に、自律的なチームになるためには地道な啓蒙活動が重要だというお話や、啓蒙活動をしたりコラボレーションをする際に「日々の活動に一緒に参加する」ことが大切だという部分は、共感が強くて、その取り組みを当たり前のようにされている北川さんの凄さを改めて実感できるようなセッションでした。

また、藤田さんのセッションにも言えることですが、一年後にチームがどうアップデートされたのか?という過程の話をこうして聞くことができるのはすごく楽しいですし、スクフェス三河っではこうしたセッションが多いのが、一つの魅力だなあと思います。

"線引いてよ"からの脱却体験記

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とにかくリアルで生々しい話でした。

現場としてもかなり厳しい状況だったと思うのですが、コンテンツとしてすごく面白く仕上げられていて、学びがあるとともに、めちゃくちゃクオリティが高いなあと思いながらセッションを聞いていきました。

今ではアジャイルコーチの存在や本/コミュニティの普及もあって、アジャイルの導入にここまで激しい抵抗を受けるようなケースも少なくなっているのかな、とは思いますが、現場で抵抗が強くて悩まれている人や、シーケンシャルな開発モデル, 進捗管理に慣れ親しんだマネージャーが蔓延している現場の方々には、ぜひ勧めたいと思えるセッションでした。

こうして感想を書くと非常に重いセッションだと思われそうで、それも間違ってはいないのですが、プロポーザルも含めて笑いのセンスがありすぎて、どのセッションよりも吹き出す場面が多いセッションでもありましたww

チーム間の情報共有を促進させて、より良い協働をするための工夫

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トラベラーを活用して、チーム間のコラボレーションを促進した話を聞いていきました。(トラベラーをやってみようという話の発端がトラベラーを知らない状態から生まれたというのが素敵です!)

進め方としては基礎に忠実に取り組まれている印象があって、得られたものや出た効果というのもすごく理想的なものだったのかな、と思いますが、その中でも課題(移動したチーム文化や雰囲気に馴染みにくいという)についての話を聞けて、非常に学びになりました。

プレゼンで、社内Slackで実験している様子が少しずつ垣間見えたのも個人的にはすごく好きでした。

トラベラーの実践にフォーカスした話はここ最近だとあまり聞くことがないテーマだったので、面白かったです。

10年スクラムの学習をしてきたけど、スクラムマスターは簡単ではなかった話し

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現場感が溢れる生々しい体験談を、強い想いを持った個人の視点で包み隠さずに語ってくれる、スクフェス三河を象徴するようなセッションでした。

特に、技術的負債の解消を推進するなどエンジニアとして理想な振る舞いをしながらチームをぐいぐい引っ張るエースエンジニア&コミュニケーション能力が高くて何が分からないかも自分で考えられる有望な若手エンジニアの二人が一緒のチームで働いた時に起きたことの話は、心が締め付けられるような想いで聞いていきました。

「なんでも話せるような安全な場を作るのは大事だ」というのはほとんど全ての人が同調することだと思いますが、現場で実践することがどれだけ難しいかというのが実感できてすごく素敵な発表でしたし、こういった話をカンファレンスのセッションというオープンな場で話してくれたことに心から感謝したいです。

シンプルなスクラムに増し増しはいらない

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スクラムをしている中でどう改善をしていくと良いのか?というのをECRS(排除、結合、交換、簡素)をベースにしながらプレゼンしてくれました。

スクラムをしているとあるあるな困りごとが20分の中にぎゅっと詰め込まれており、ECRSなどを軸に改善すると結果的にどうなるか?を過程を追いながら聞くことができて学びが多かったです。

セッション中のお話っぷりもすごく上手で、「そうはいってもね...」と思いそうな部分にはそんな気持ちにはっきりと共感を示してくれた上で、背中をポンと押すように話してくれるので、内容が心にすっと入ってきました。

現場の泥臭い話を「QAマネジメント」という言葉で定義してみかわ

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Wingarc1st IncのQAエンジニア/ソフトウェアエンジニアの皆さんが、LTという形で発表をしてくれるセッションでした。
それぞれのセッションで、発表者の皆さんの個性がすごく溢れていて、どれもとっても素敵なセッションでした。

技術的に踏み込んだLTセッションもあり、社内の活性化にまつわるLTセッションもあり、マネジメントやキャリアにまつわるLTセッションもあり、と本当にバリエーション豊かだったので、録画視聴したどのセッションよりもあっという間に45分が過ぎ去っていく感覚がありました。

会社メンバーとカンファレンスに参加している時点で十分すごいのですが、メンバーそれぞれが発表を作り込んできて、こうした場で堂々とお話をしているのがめちゃくちゃすごかったです。

変化の種探し〜コーチングを一年半受け続けてみて〜

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自身のセッションなので割愛します。

アジャイルは導入できず、カイゼンもできず、会社を去った人のその後

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こちらも、スクフェス三河を象徴するような、生々しさ&個人のパッションが溢れるセッションでした。(現地はしょーださんの後がこの発表だったというのがすごい。。)

うまくいかなかったのは運が悪いからだよね、という考え方と、(例えすごく運が悪くても)うまくいっていない現場や苦しんでいる人たちに自分自身が貢献したい、という想いのバランスを上手に取っているのが印象的で、そのバランスに寄与しているであろう基礎を地道に学ぶ努力というのも垣間見えて、すごく刺激的な発表でした。

序盤で壮絶なバックグラウンドが提示された上で、少しでも良い方向に改善していくためにされていることが紹介されて、取り組みや考え方に対する共感もすごく覚えるプレゼンテーションでした。

新しく参加したチームで最初は難色を示されたScrumを導入できるように工夫した話

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違和感を共有してみたものの腑に落ちない回答をもらい萎縮してしまった状態からスタートした伊藤さんが、そうした違和感をチームにどう共有して成果にどう繋げたか?というすごくいい話を聞くことができました。

やっぱり仲間の存在って重要だよなあという部分と、熱意があるメンバーを中心にまず改善していくという部分は特に刺さりましたし、カンファレンスなど社外から学んだものを積極的に取り込んでいく様子は自身の刺激にもなりました。

落ち着いた語り口も印象的で、伊藤さんの素敵な人柄も伺える素晴らしいセッションでした。

OKRはツリーではない

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OKRで悩んだらMeasure What Mattersと小田中さんのこの発表&スライドを見ようと思えるくらい、完成度がめちゃくちゃ高い発表でした。

発表で話されていたどのトピックも刺さりましたし重要性も実感したのですが、CFRの実装として小田中さんが取り組まれた1on1が個人的には特に印象的で、OKRは勿論のこと、組織全体がツリー構造になっていない状態でも機能することを知れて、すごく良かったです。
また、OKRをツリー構造で運用したいという葛藤があった中で生まれたと話されていた、「形を守ることが大事ではなく、Objectiveの達成ためにできることをなんでもやることが大事だと思った」という台詞は、特に刺さりました。

丁寧な説明&パッションとリアクションが溢れる発表は安定の小田中さんクオリティで、毎回こうした発表を続けられているのは、本当にすごいなあと心から尊敬しています。

あのコトラーさんが最新書籍で「アジャイル」って言ってるよ! ~アジャイル x マーケティングを考える

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マーケティング5.0を中心に、普段聞かないマーケティングの話を聞くことができて新鮮でしたし、学びがありました。

コトラーアジャイルに対して言及しているという話は意外性がありましたし、マーケティングの文脈でアジャイルの話を聞くことができたのは面白かったです。

アジャイルマーケティングがどのような点で関連しているのか(アジャイルマーケティング)という話が主な軸となっていたのですが、マーケティングアジャイルが活用できるポイントが幾つもあって、これもすごく楽しかったです。

Android/iOSエンジニアがいっしょくたになって、スクラム開発をやろまい ~モバイルアプリ開発特有の改善達を添えて

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モバイルアプリ開発をしていると、Android/iOSの差異(技術要素が違う、UXが微妙に変わってくる...)には色々と悩まされることが多いと思うのですが、この課題へのアプローチとして、スクラムイベントに加えてドッグフーディングを活用するという話や、Android/iOS双方で共有できる技術的な話題をレトロスペクティブでシェアするという話などをしたという話&このアプローチの結果得られたメリット等々...を丁寧に紹介してくれて、学びになりました。

他にも、ドキュメントの作成が開発プロセスの中にしっかりと組み込まれているのもすごく学びがあって、Requirement Doc, UI Design, Design Docという形で目的に応じて作り分けているという話は、ぜひ参考にしてみようと思います。

スクラムアジャイルのカンファレンスだと、モバイルアプリ開発のコンテキストで話がされることが割と少ない印象が個人的にはあるので、今後もぜひ継続的に発表してもらえると、個人的にはすごくありがたいです。

A wonderful world is created by Impro!!!

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現場であるあるな問題や悩み事に対してインプロがどのように寄与していくのか?という部分を、インプロバイザーの視点で語ってくれる面白いセッションでした。
スライドをほとんど使わずにずーっとお二人で語ってくれるスタイルからは、新しいプレゼンテーションを見ているような気分が感じられて楽しかったです。(その場で言葉を選んでセッションを作り出している感じがすごくあったのも新しいプレゼンテーションを見られたと感じられた一因かな、と思いました)

特に、行動変容につながるきっかけになったインプロの考え方をインプロを実際にどっぷり経験されたお二人から聞けたのは面白くて、インプロの魔力(?)をひしひしと感じられました。

そして、どの発表者よりも楽しそうに登壇されていたのが印象的でした。

人と技術のモダナイズをScrumで実証してみた

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システムとシステムを作る人をモダナイズしていくためにされてきた具体的な取り組みを聞くことができて、非常に学びが深くて面白いセッションでした。
スクラム初心者だらけでスタートしたというお話でしたが、セオリーを守り、スクラムを学べる環境を整えると、これだけ大きな成果が出せる自律的なチームがたった2ヶ月で出来上がるんだなあというのは、めちゃくちゃ刺激になりました。

特に、Fearless Changeの動きを大企業で実装するとどうなるのか?というのを生きた事例で聞くことができているような感覚があったのがすごくよかったのと、「過去の成功体験の引力から離脱する」という言葉&引力から離脱するための取り組みのお話が刺さりました。

また、セッション全体を通していかに変革を起こしていくか?というのをテーマに話をされていたのですが、これまで蓄積してきた文化や組織文化を大切にしている様子が発表の中で垣間見えたのもすごく好感が持てました。

「プロダクトは分かったことしか作れない!?」 YOW(やったこと/起きたこと/分かったこと)から始める分かったことの積み上げと、プラクティス・エフェクトを軸にした知識創造と仕事の全体設計

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YOWを駆使することで仮説検証をはじめとした仕事にどうつながるかと言う話や、YOWがどのような点で他のフレームワークよりも優れているのか?知ってる/できる/当事者意識の状態に発展する過程では何が起きているのか?といったことを前提を一つ一つ積み上げながら丁寧に解説してくれて、これぞ森さん!という感覚が味わうことができたので、幸せでした。

また、自身もYOWは何回も実践しているのですが、YOWのアンチパターンの幾つかは結構やってしまっていることも多く、もっと前に聞いておきたかったと感じる話が多数ありました笑

ラクティス・エフェクトの部分をはじめとした後半部分は、現在の自分では一度で理解するのがまだ早かったようなので、あと100回は見直そうと思います。

チームを作る中で経験した自律的に成長するチームの作り方

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0からのチーム作りや組織づくりを経験された藤井さんだからこそ話せる教訓が多く紹介されれているセッションで、すごく面白かったです。

教訓を見た時点で十分納得感があるのですが、それぞれの教訓に対して藤井さんのリアルな経験や教訓を守らなかったときに起きたことを話してくれて、一つ一つに重みを感じられるプレゼンテーションでした。
セッションでは直接的な言及はありませんでしたが、教育心理学認知科学の話を意識していたのかな?と思えるようなポイントもあって、藤井さんが実際にしてきた経験と勉強されてきたことの調和を感じられたのも良かったです。

プレゼンの構成もすごく良くて、最初に藤井さんのこれまでの社会人遍歴&チームの重要性を実感した話を説明してくれた後に、藤井さんの挑戦や失敗の話と社内で実際に存在するチームの成長ストーリーを話してくれたので、後半の話が頭に入ってきやすかったですし共感が強くありました。

2年前の三河で初めて登壇したチームが、一輪の花を咲かせるまでの物語

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オキザリスの誕生から現在に至るまで、どんな出来事があって、チームではその出来事がきっかけで何が起きたのか?というところを包み隠さず話してくれて、一つのチームの軌跡を高い解像度でみることができました。

オキザリスの話は、コミュニティに参加してから機会があるたびにずっと聞いているのですが、聞いたことがない話がいくつもありましたし、健全な衝突やふりかえりをキーワードに、すごく強いチームになっているのが印象的でした。

Miroを通して変化を追体験できるセッションだったのですが、これまでいくつもセッションを見た中でもこんな体験をできたのは初めてで、とっても楽しかったです。

*1:顧客PO、顧客視点で考えた結果、進捗(スケジュール)管理をするWBSの作成、テストスプリントの導入...

スクフェス三河の発表ふりかえり

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少し日が空いてしまいましたが、先日スクフェス三河で登壇してきたので、そのふりかえりをしていきたいと思います。

登壇準備

今回はコンテンツの中で話したいネタが豊富だったため、話す内容を削ることと話の順序を練ることに一番の労力を注ぎ込みました。

コンテンツのネタは、これまで受けてきたコーチングセッションのふりかえりだったため、最初は特に行動変容が大きく起きたものをピックアップして、それらをセッションの時間に合わせて加工していく形を取ることを最初は目指したのですが、これはうまくいきませんでした。。
コーチングセッションでは同じテーマを扱い続けるわけではないため、ただ単に行動変容が大きく起きたものをピックアップする形だと、ストーリー性がまるでなくなってしまい、プレゼンとしてはだいぶお粗末なものにしかできなかったためです。*1

上記のやり方を諦めた後は、一度各セッションのふりかえりを要約したものを付箋に洗い出し、それらの付箋をどのようにつなぐとプレゼンとして魅力的になりそうかを、考えていきました。
ここでプレゼンの大まかな骨格はできたのですが、全て話すと時間が全然足りないため、ここからひたすら話す内容を削る作業に入っていきました。

そうして削りきったものを何回か通しで練習して、プレゼンに臨みました。

登壇中

いつも以上に、見ていて嬉しいコメントがすごく多くてありがたかったです。

一方で、そこそこ話を聞いてくださった方々はいたのですが、コメントをしてくれていた人が限定的になっていたのは、自身の力不足を痛感しました。
また、今回は、前半部分でコメントの様子を見ながら、プレゼンで強調して話すポイントを変えたり途中で質問を投げかけるか決めようと思っていたのですが、自身が思ったいた内容の情報が集まらず、これを探るために前半部分に時間をかけすぎてしまう形になったのも反省点です。

登壇後

これはいつも通りですが、エネルギーを使い切って倒れていました笑

また、カンファレンス終了後は話を聞いてくださっていた紺野さんからお話をいただいて、こんなプロポーザルを札幌で出すことになりました!
採択されるかはわかりませんが、すごく楽しみです。

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全体を通して

これまでのコーチングセッションを長期的なスパンでふりかえることができて、自身にとっても学びがすごく深いプレゼンになりました。

プレゼンらしいプレゼンを45分セッションでやるのは実は初めてだった*2ので、それをやり切る経験ができたのも良かったです。

参加してくださった方々や、コメントをくださった皆さん、どうもありがとうございました!

*1:ある程度繋げることもできたのですが、コーチング以外での出来事の説明などについても話をする必要があり、AbstractやOutlineで提示していたような内容からはどんどんずれていってしまいました

*2:ふりかえりカンファレンスではlean coffee形式でインタラクティブなセッションを話すことになりましたし、好きフェス大阪ではカタログをひたすら紹介してくような形でした

スクフェス札幌にプロポーザルを出した

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スクフェス札幌にプロポーザルを出しました!

プロポーザルの概要

自分は、2020/11/1〜2022/9/22の間で、1,019回のカンファレンスやイベント(勉強会)に参加してきました。(2020年 : 55回 / 2021年 : 439回 / 2022年 : 525回)

どのカンファレンスやイベントも学びや刺激に溢れる素晴らしいものではありましたが、参加し始めたての頃は、自身や自身の周りに大きな変化が起きるわけでもなく、正直参加するメリットをあまり感じにくい状態でした。

しかし、カンファレンスやイベントに参加している人を観察したり、イベント参加を太い経験にするための工夫を自身で考えて試行錯誤していくうちに、徐々にカンファレンスやイベントの経験が行動変容に繋がるようになり、次第にカンファレンスやイベントに参加する意義を大きく感じられるようになっていきました。(イベントに参加する意義を感じられると共に、イベントに参加する頻度も増えていきました)

本セッションでは、イベント参加を太い経験にするために自身が行ってきた試行錯誤や、カンファレンスやイベントの種別ごとにどのように工夫するポイントを変えているか紹介することで、皆さんがカンファレンスやイベントで得られる経験をより太くし、参加者がカンファレンスやイベントをこれまで以上に楽しめるような話をしていきたいと思います。

また、カンファレンスやイベントに参加する前段階の話として、どのようなカンファレンスやイベントに参加すると良いのか?についても話をしてみようと思います。

このテーマでプロポーザルを出した理由

100%個人の主観ではありますが、スクフェス札幌は参加者の「行動変容」を重視しているフェスだと感じています。(今回は、keynoteに植松さんがいらっしゃることもあり、その傾向はより強まるのではないか?と感じました)
そのため、セッションを聞いた皆さんが何かしら行動変容を起こせるセッションを作れないかというのを、当初は考えていました。

しかし、自分の中で納得できるようなテーマがなかなか思い浮かばなかったため、「他のセッションのサポートをできるようなセッションが作れないか?」という想いでプロポーザルを考えてみることにしました。

その結果、カンファレンスやイベントの過ごし方を参加者自身が変えるようなセッションとして、本セッションが思いつき、プロポーザルを出すに至りました。

プロポーザルを書いている中で生じたちょっとした迷い

プロポーザルを書いていて、自分が書くこういった系統のプロポーザルには飽きが出ていないかな?というのは正直感じました。
イベントに継続的に参加しているからこそ得られている学びというものは確実にあるため、自分だからこそ話せるようなテーマなのかもしれないとは思いつつ、今まで誰にも話していない内容ではないので、「あーまたこの話ね」と感じる人もいるのかなあと思ったのです。

また、イベント参加数も数字的な意味でインパクトを出すことができてはいますが、この参加数が何を生み出しているか(どんな発明に結びついているか)と言われると、ここ最近は特に答えが難しい点も悩ましいなあと思っていました。

ただ、個人的には何かしらすごいことを遂げました!という話よりも、何かしらの想いに向かってこういう試行錯誤をしているんだよ!という話の方が好きですし*1、面白いかどうかは参加者の方や運営の方々が最終的には決めることだと思うので、プロポーザルを取り下げようという行動までには至りませんでした。

今後出すプロポーザルは少し系統を変えたりして、自分の中でも100%面白いし参加者のアウトカムにつながるだろう!と自信が湧くようなコンテンツにしたいなーと思っていますが、今のところはそんなプロポーザルは湧いてこないというのが正直なところです。

おわりに

スクフェス札幌は相当な激戦で、これまでのフェス以上に選ばれるのかが怪しいところなのですが、思い入れが強いフェスなだけに、登壇できたら嬉しいなあと思っています。

もし採択されれば、セッションを聞いた人がスクフェス札幌でより良い経験を過ごせるようなセッションを目指して、全力で準備をしていきます!

*1:もちろん、試行錯誤をした結果こうしたすごいことが起きたんだよ!がベストなのは間違いないです

スクフェス三河 #scrummikawa のプレゼンを同時視聴したり、アジャイル系の相談したりに参加してきた

distributed-agile-team.connpass.com

今週も分散アジャイルチームの会に参加してきたので、会の様子と感想を書いていきたいと思います。今週はスクフェス三河のセッションを見ていきました。

変化の種探し〜コーチングを一年半受け続けてみて〜を同時視聴する

confengine.com

いきなり自分のセッションを見ていきましたw

自分のセッションをみるのは相変わらず辛い(恥ずかしい)のですが、Discordでコメントをいただけるのはとてもありがたかったです。

自分の話を聞いてみて反省する部分も多くあるので、ここは別記事でふりかえりたいと思います。

あのコトラーさんが最新書籍で「アジャイル」って言ってるよ! ~アジャイル x マーケティングを考える~の同時視聴

confengine.com

続いて、はちさんのセッションを見ていきました。

マーケティング5.0を中心に、普段聞かないマーケティングの話を聞くことができて新鮮でしたし、学びがありました。
アジャイルマーケティングがどのような点で関連しているのか(アジャイルマーケティング)という話を聞いていったのですが、マーケティングアジャイルが活用できるポイントが幾つもあって、面白かったです。

また、Discord上ではマーケティングの状況に詳しい森さんを中心とした方々が補足コメントを多数してくれて、非常に面白かったです。
自分達のところでは既にできているよーという話が出ていたのも、印象的でした。

"線引いてよ"からの脱却体験記の同時視聴

confengine.com

同時視聴の最後に、石井さんのセッションを見ていきました。

リアルで生々しい話で、現場としてもかなり厳しい状況だったと思うのですが、コンテンツとしてすごく面白く仕上げられていて、学びがあるとともに、めちゃくちゃクオリティが高いなあと思いながらセッションを聞いていきました。

プロポーザルも含めてセンスがありすぎて、とにかく笑いましたww

きょんさんの読書マップ

最後にスペシャルコンテンツとしてきょんさんのお話を聞いていきました。

最近はやり?の読書マップに対してきょんさんが思うこと*1を聞いていきました。

その後は、この読書マップの流れできょんさんが読書の仕方を見直したという話をしてくれて、効率的な読書の話が変わったというお話をしてくれました。

詳しくはnoteに書いてくださるということだったので割愛しますが、リンススタートアップと提案がkey pointだということでした。

全体を通した感想

スクフェス三河の名残が残る素敵な会でした。(セッションの同時視聴が終わった後に雑談が始まる感じも良かったです)

Discordのコメントもとっても盛り上がっていて、改めてスクフェス三河のコンテンツの良さを実感しました。

*1:マップの入り口が人に依存している

心理学の学術書・専門書 相互紹介イベント (ビブリオバトル) 2022年9月に参加してきた

educational-psychology.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

これまで、教育心理学読書会では、モティベーションをまなぶ12の理論読書会、教育心理学概論、直近では誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか、感情・人格心理学 (公認心理師の基礎と実践 第9巻)、チームワークの心理学 エビデンスに基づいた実践へのヒント、精神と自然 生きた世界の認識論の読書会を実施してきました。

読書会を実施することで、ひとりで読書するよりも理解が深まって実践に繋げやすくなったり、実践例を共有できることを非常に有意義に感じております。今後も専門書などの読書会を継続したいと考えています。特に、一人で読みづらい専門書を読んでいきます。

これまでの読書会の参加者傾向的には、実用書系にはならず、どちらかと言えば、メカニズムを解明する書籍が多くなるかと思います。直近では、心理学というより哲学の範疇に入る本を時間をかけて読解しました。

次の対象図書はまだ決まってません。そこで、次に読書会をする対象の図書を決めようではないか。せっかくなら、みんなで良い本を持ち寄って知的書評合戦ビブリオバトルをして次の対象の図書を決めようではないかということになりました。
良い機会ですので、ここで読書会の間口も広げるべく、オープンにビブリオバトルを実施します。 これまで参加していたかどうか関係なく、専門書を紹介したい方、マニアックな本の紹介を聞きたい方、今後の読書会に興味があるので覗いてみたい方、どんな方でも歓迎です。気軽にご参加ください。

会で取り上げられていた本

以下、会で取り上げられた本を、推されていたポイントと共に書いていきます。

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  • 協調学習の話で必ず参照される名著
  • 正統的周辺参加
  • 前にこの読書会で読んだが惨敗したのでリベンジ!
  • 日本語訳はひどい

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  • 知覚・人の認知・感情・コミュニケーション機能など、さまざまな基本機能のメカニズムが説明されている
  • 人の感情やコミュニケーションのメカニズムが知れる点
  • 不確実性・学習など普段の仕事に繋がりそうなポイントが多い点
  • 数式が登場したり認知科学や心理学の基本知識を踏まえた議論だったりと難解
  • ノーベル学賞やチューリング賞を受賞した人、近いとされている人の本を探してて巡り合った本
  • 哲学や心理学、認知科学、数学...多種多様な学問に詳しい方々が揃っている場所で読みたい!

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  • ベイトソンと格闘した今だからこそ読める本! 
  • 自分だけの知⇔創発(建設的相互作用)の関係を考えるために! 
  • "暗黙知"を"皆で"語るのはこの読書会でなければ!
  • 文庫で150Pなので年内に終われそう
  • 著者のお兄ちゃん(経済学者)の本にハマっているので改めて読みたくなった

次に読むことになった本

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こちらの「能動的推論」を読んでいくことになりました!

会全体を通した感想

自分が持ってきた本がはじめて採用されたので嬉しいです。

軽く読んでみた結果難しすぎて是非多様なバックグラウンドを持つ方と一緒に読みたいと感じていた本なので、皆で苦しみながら読んでいくのが楽しみです笑

大人のソフトウェアテスト雑談会 #125【豊橋に行ってきた】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

円安

ここ最近加速し続けている円安について話をしていきました。

みなさんも話されていましたが、AWSの課金料金や外食チェーンなどをはじめ、はっきりと影響が出てきているので、今後の成り行きが心配です。

転職に関する相談

転職活動中の参加者がいたこともあって、世間の情勢も含めた転職話をちょこちょことしていました。

内部で「MTGセットしておくよ!」という話が簡単に出てくるのはさすが葛飾でした笑

目利き

なかなか良コンテンツの目利きって難しいよね、というお話を聞いていきました。
勉強する意欲は十分にあって、「勉強したくてこの本読んできたんですよ!」と言ってくれるものの、「あーこれかー。。」となってしまうこともよくあるということで、こうしたコミュニティで良コンテンツに触れられることを改めて幸せに感じました。

理由が欲しい

Githubk8sアジャイルをはじめとした世間ではトレンドとなっているような要素を、「これを使っていないようじゃあダメですよね」「当然これを使っています」といった形で話されるのは辛いよね、という話を聞いていきました。

いくらメジャーな要素であろうとも、理由をしっかりと持った上で採用したいよね、というのは同意見で、面白い話でした。

エンジニアリングマネージャー

エンジニアリングマネージャーがキャリアパスとして用意されているからこそ、組織設計などを知らない人がエンジニアリングマネージャーを目指した結果、エンジニアリングマネージャーが急激に増えてしまって、幻滅期への道筋を辿っている感覚があるというお話が出ていました。

エンジニアリングマネージャーには自身も興味がある職種なので、なかなかドキッとする話でした。

全体を通した感想

実企業における事例の話など、葛飾でしか聞けないような話が今日も多くあって、大満足な会でした。

スクフェス三河のスライドまとめ

www.scrumfestmikawa.org

マスダーさんがいないため、スクフェス三河のスライドまとめをしていきます。

スーツとハッカー互いにリスペクトする世界 by Manji Suzukiさん

参加者限定チャンネルのPDF連携なので、シェアは控えておきます

消えたかったのに ごめんなさい (弱虫が重ねる小さな小さなイノベーション)by eroccowaruico ®さん

 

Women in Agileメンバーが語る、「小さな違和感」がアジャイルチームに役立つ理由 by Yasunobu Kawaguchi / izumi ito / Satoka Chibana / Yumiko Ochiさん

スライドは見つからなかったのですが、登壇に関する記事が見つかったので、そちらを添付しておきます。

note.com

Whyから始めよう!スクラムチームが力強く前に進むための「なぜやるのか」を考える by Satoshi Haradaさん

speakerdeck.com

組織やチームの運営に役立つ手法を体験しよう by Kei Nakahara / masafumi takarada / SATOMI AOYAMA / tera hide / Yasushi Hagai / Youichi Takigawaさん

docs.google.com

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speakerdeck.com

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drive.google.com

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speakerdeck.com

製造業の開発者がエンドユーザーを交えた週次スプリントレビューをする中で試行錯誤したこと by Masahiro Nakadai / Yuta Murakamiさん

 

スクラムマスターをみんなで大解剖 ~ロールより価値を理解できる45分~ by Kenta Sasa / Hiroki Hachisuka / Keita Watanabeさん

 

開発にテストプロセスを融合させていく取り組み by Takefumi Isekiさん

speakerdeck.com

スクラムに挑戦したい…けどWBSは作ってね!?ユーザ企業とSIベンダでスクラムチームを組むときに押えるポイントを考える by Hagakure(はがくれ)さん

speakerdeck.com

突然の『ミルクレープ戦法』への取り組みと、そこから見えた光と闇 by Shunsuke Ikumi / Naohito Sasaoさん

 

デイリースクラムいらなくなくなくなーい!? by Kosuke Kitamuraさん

speakerdeck.com

フローを進化させろ! スクラムチームを支える バーチャルチーム by tsubasa ayabe / Kazuha Nakayaさん

 

スクラムPJを通して気づいた当たり前で大切なこと by Miho Fujitaさん

speakerdeck.com

ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び by Naoki Kitagawaさん

www.slideshare.net

"線引いてよ"からの脱却体験記 by Ryutaro Ishiiさん

 

チーム間の情報共有を促進させて、より良い協働をするための工夫 by Ryota Watanabeさん

speakerdeck.com

10年スクラムの学習をしてきたけど、スクラムマスターは簡単ではなかった話し by Kohei Shodaさん

 

シンプルなスクラムに増し増しはいらない by Taku Hasegawaさん

www.slideshare.net

現場の泥臭い話を「QAマネジメント」という言葉で定義してみかわ by Jumpei Ito / Aiz ack / Chizuru Yoshida / Hideki Takahashi / Kentaro Arakawa / Masakazu Kichimaさん

speakerdeck.com

変化の種探し〜コーチングを一年半受け続けてみて〜 by aki matsuno

speakerdeck.com

アジャイルは導入できず、カイゼンもできず、会社を去った人のその後 by Hiroko Kizakiさん

 

新しく参加したチームで最初は難色を示されたScrumを導入できるように工夫した話 by Taito Itoさん

 

OKRはツリーではない by Ikuo Odanakaさん

speakerdeck.com

あのコトラーさんが最新書籍で「アジャイル」って言ってるよ! ~アジャイル x マーケティングを考える~ by Hiroki Hachisukaさん

www.docswell.com

Android/iOSエンジニアがいっしょくたになって、スクラム開発をやろまい ~モバイルアプリ開発特有の改善達を添えて~ by Kume Fumiya / Kazuki Otaoさん

A wonderful world is created by Impro!!! by JUNKO MORI / Rei xxxさん

speakerdeck.com

人と技術のモダナイズをScrumで実証してみた by Koichi Matsuiさん

speakerdeck.com

「プロダクトは分かったことしか作れない!?」 YOW(やったこと/起きたこと/分かったこと)から始める分かったことの積み上げと、プラクティス・エフェクトを軸にした知識創造と仕事の全体設計 by Mori Yuyaさん

 

チームを作る中で経験した自律的に成長するチームの作り方 by Shusuke Fujiiさん

www.docswell.com

2年前の三河で初めて登壇したチームが、一輪の花を咲かせるまでの物語 by Kazuki Mori / Ryota Nakagawa / Takahiro Kaneyama / Youichi Takigawa / Yuma Yamaguchiさん

miro.com