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こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
以下、イベントページから引用です。
これまで、教育心理学読書会では、モティベーションをまなぶ12の理論読書会、教育心理学概論、直近では誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか、感情・人格心理学 (公認心理師の基礎と実践 第9巻)、チームワークの心理学 エビデンスに基づいた実践へのヒント、精神と自然 生きた世界の認識論の読書会を実施してきました。
読書会を実施することで、ひとりで読書するよりも理解が深まって実践に繋げやすくなったり、実践例を共有できることを非常に有意義に感じております。今後も専門書などの読書会を継続したいと考えています。特に、一人で読みづらい専門書を読んでいきます。
これまでの読書会の参加者傾向的には、実用書系にはならず、どちらかと言えば、メカニズムを解明する書籍が多くなるかと思います。直近では、心理学というより哲学の範疇に入る本を時間をかけて読解しました。
次の対象図書はまだ決まってません。そこで、次に読書会をする対象の図書を決めようではないか。せっかくなら、みんなで良い本を持ち寄って知的書評合戦ビブリオバトルをして次の対象の図書を決めようではないかということになりました。
良い機会ですので、ここで読書会の間口も広げるべく、オープンにビブリオバトルを実施します。 これまで参加していたかどうか関係なく、専門書を紹介したい方、マニアックな本の紹介を聞きたい方、今後の読書会に興味があるので覗いてみたい方、どんな方でも歓迎です。気軽にご参加ください。
会で取り上げられていた本
以下、会で取り上げられた本を、推されていたポイントと共に書いていきます。
- フッサール現象学の変遷を押さえつつ、後続へどのように展開されたかがわかる
- フッサールの現象学的還元とベイトソンの「フォーム/プロセス」の仕組みに親和性を感じた
- ベイトソンの議論と親和性を感じるので、続けて読むのに良さそう
- フッサールおよび現象学の塩素敵出自に心理学が絡んでる
- 現象学が難解
- イデア主義的な形而上学にも主観主義的な相対化にも距離を取りながら、いかに厳密な「学」を成立させるかについて、フッサールの(有る種偏執的な)取り組みの一端が見える
- 古い本のせいか、記述が堅い
- 協調学習の話で必ず参照される名著
- 正統的周辺参加
- 前にこの読書会で読んだが惨敗したのでリベンジ!
- 日本語訳はひどい
- 知覚・人の認知・感情・コミュニケーション機能など、さまざまな基本機能のメカニズムが説明されている
- 人の感情やコミュニケーションのメカニズムが知れる点
- 不確実性・学習など普段の仕事に繋がりそうなポイントが多い点
- 数式が登場したり認知科学や心理学の基本知識を踏まえた議論だったりと難解
- ノーベル学賞やチューリング賞を受賞した人、近いとされている人の本を探してて巡り合った本
- 哲学や心理学、認知科学、数学...多種多様な学問に詳しい方々が揃っている場所で読みたい!
- ベイトソンと格闘した今だからこそ読める本!
- 自分だけの知⇔創発(建設的相互作用)の関係を考えるために!
- "暗黙知"を"皆で"語るのはこの読書会でなければ!
- 文庫で150Pなので年内に終われそう
- 著者のお兄ちゃん(経済学者)の本にハマっているので改めて読みたくなった
次に読むことになった本
こちらの「能動的推論」を読んでいくことになりました!
会全体を通した感想
自分が持ってきた本がはじめて採用されたので嬉しいです。
軽く読んでみた結果難しすぎて是非多様なバックグラウンドを持つ方と一緒に読みたいと感じていた本なので、皆で苦しみながら読んでいくのが楽しみです笑