天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #176【ジジジレンマ】に参加してきた

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今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

カンファレンスの感想戦

先日あったカンファレンスの感想戦をしていきました。

参加していない人が詳細な話を展開することが望まれていないカンファレンスだったので詳細な内容は割愛しますが、カンファレンスの話を受けて社内でどのように展開したのか?という話や、話を受けて疑問に感じた部分、もっと話を聞いてみたかった部分などが出ていました。

ビジネスモデルキャンバスで留意すべき点

色々な立場の人に自分たちの活動を理解してもらうためにどのようなモデルを作っていくと良いのか?という話から、スタート地点としてはビジネスモデルキャンバスをカスタマイズしながら使っていくのが良いのではないか?という話が出ていました。

ただし、ビジネスモデルキャンバスはワークショップに寄りすぎている部分があり、競合の観点(なぜあなたたちの商品を買うのですか?)が抜けやすいモデルになっているので、そこに関しては留意した方が良いという話がありました。

また、最終的には経営陣に話をすることが多くなりますが、その際には財務諸表的な観点から提言をすることができるとより刺さりやすくなるという話もでていました。

製造業とQCサークル

製造業のカンファレンスを聞いていると、QCサークルの話が発表文化として根付いていることがうかがえるということで、別の会社の発表なのに同じようなテンプレートで話が展開されることが多いという話が出ていました。

大企業で熱意を持って働く人

大企業には、モチベーションモンスターと呼べるような人たちも多く存在している一方で、「お金さえもらえればそれでいい」というような人もいて、両者がタッグを組んで働くと前者のモチベーションが高い人たちの仕事が一気に進まなくなるという生々しい話を聴いていきました。

勝ち馬感

スタートアップにはインセンティブ設計などをしなくてもいいような勝ち馬感(前向きにノッている感じ)が出てくると理想的だという話がありました。

ただ、それだけだと浮ついた空気感になることもあるため、自分たちが「次にここをやれば伸びるぞ!」というようなフィードバックが得られるような環境だと、なお理想に近いよね、という話も出ていました。

全体を通した感想

今日はROM専で参加していましたが、普段以上に現場に踏み込んだ話や他のイベントで聴くような批評とは異なる観点での批評が多く、満足度が高い会でした。