こちらの読書会に参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会で話したこと
3章を自社のコンテキストで使えるようにしてみると?
3章のビジネスモデルをどのように現場で活かすか?という話をまずはしていきました。
会では、自社の部署サービスがどのビジネスモデルに当てはまるのか?を分類してみるような使い方をしていくと良いのでは?という話や、開発部門-ビジネス部門の共通会話をしていくツールとして使えるのではないか?という話が出ていました。
本の構成
著者に関して、社外取締役で入っている経験が少なめなので、偏った見方をしてしまうとどうしても後付で理論をつけるような見方をした結果出てきたものに見えてしまうよね、という話を聴いていきました。*1
他にもビジネスを0->1で立ち上げる際に実用的に使えるのか?(大企業だからこそできるようなコンテキストになっていないか?)というのはあったり、深堀りがもう少しされているとより興味深い内容になりそうだな、という話が出ていました。
様々な企業の戦略
本にはあまりないエリア戦略の話として、例えばヤマト運輸などの事例があったりすると面白いよね、という話が出ていたり、ストーリー性をもっと味わえると非常に面白いという話や偶発性を戦略的に取り組めるような組織能力の重要性の話を聴いていきました。
個人的には、特にZARAの事例を聞くことができたのはめちゃくちゃおもしろかったです。
https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2012/10/201204_13.pdf
会全体を通した感想
読書した感想を共有できてよかったのはもちろんですが、MBAを保持されているような方々を中心に、他社企業の事例など本書の範疇を超えた内容を聞くことができたのは面白かったです。
*1:著者を非難する意図は一切なく、経験や分析の仕方の違いがあって、それぞれ一長一短。導入として世の中にどういうモデルがあるのかを知るのは重要で、その話は本書の内容を抑えることで理解できる