こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
昨日に引き続き、ブログに書いた内容は自分が今日話した内容の5割程度しか網羅できていません。
朝食
kiroさん山根さんちんもさんマスダーさん二宮さんと朝食を食べました。自分が昨日書いたブログの話が聞こえてきたり、隣で読まれているのは相変わらずめちゃくちゃ恥ずかしかったですが、自身が今取り組んでいるディスカバリーフェーズの話を中心に、以下のようなお話を聞くことができて、朝から濃い時間を過ごしていきました。
- ディスカバリーフェーズとはそもそもどういうフェーズだと捉えられるか?
- エンジニアは作りたくて作りたくてしょうがなくなるので、そこで如何に作らないか?が大事
- 上記のこともあって、あまりエンジニアに向いているフェーズとはいえない。試しに作っちゃいました、は無駄
- インクルメンタルに進捗を出していきましょう、イテレーティブにリリースしましょう、というのはディスカバリーフェーズでは無理。進捗は見えない
- 進捗が見えないので、CEOとか事業責任者はプレッシャーがすごいかかることになる。それによってプロダクトを捨てたくない引力が働きがち
- ディスカバリーフェーズが1年だとしたら、最後の3ヶ月は使い物にならない
- もちろん運はあるが、ディスカバリーフェーズが1年あったら、そこで何も売れるものができていないのはだめ
- ディスカバリーフェーズに作ったものは全部捨てること。技術的負債の塊
- 技術的負債を技術力の話に持っていくのはディスカバリーフェーズだと特に危険(意図的に技術的負債組み込む戦略をとることも往々にしてある)
- チームを組成する際にはがっとリライトできるリードエンジニアの存在が大事。3チームあるなら3人はリードエンジニア用意しておく。そのエンジニアの認知負荷を最小限にするために、場合によってはリードエンジニアだけで作業できるような状況にするのも一つの手ではある
- 6チームあったら1チームが1年であたったらそれは儲けもの。現実的には、市場にニーズがある&そのニーズを上手く汲み取れる&ものづくりのスキルがあるの3つが揃って成功確率10%〜20%くらい。そうじゃないなら極めて成功確率低い
- 家庭を中心としたプライベートに使う時間、仕事をしてお金を稼ぐ時間、勉強をする時間、コミュニティに貢献する時間のバランス(2-3-1-1)とその根拠
- 名古屋の話
- kiroさんが楽しいと思うプログラミング
- ホグワーツレガシーの話
- チームや家族でやりたいゲームの話(OvercookedとGood Job!)
- 動物行動学(ソロモンの指輪)
雑談その1
みほらぶさんきょんさん及部さんあゆみさんAckyーさんなさかとさん森さんおーのAさんJBさんと以下のようなお話をしていきました。(例によってメンバーは途中で入れ替わり)
個人的には、きょんさんが元気そうで(昨日ゆっくりされたそうで)安心しました。
- 普段の生活リズムと今回の生活リズムのギャップ
- プログラミングを朝にやると捗る話
- 48時間OSTバトルの結果
- ゆっくり休めた森さん
- 普通って言われるのが嫌な人と安心する人がいる話
- エクストリームな場所にいるから安心して普通を壊せる話
- 普通≠平均の話
- 普通かどうかの軸で考えるくらいなら、良い悪いで考えたほうがまだいいのではないか?という話
- 普通の人って言われるとつまらない人みたいになる?
- 自分が誰よりも普通な話
- 年齢を重ねていくにあたって徐々に普通じゃないとだめだみたいな強迫観念がなくなってきた話
- 仕事で最初から平常運転しちゃう派、いきなりはやらない派
- 真面目な話でも、めちゃくちゃな話でも、全部1-5段階の点数にしちゃう話
- 及部さん全然疲れてない
- 今年一番おもしろかった本の話
- 及部さんが初めて参加したのが意外すぎて、4回聞いてもまだ初めて及部さんが参加したとは思えないみほらぶさん
- ただ休んでただけなのに、一人でいる時間があったから原稿を進めていたことが期待されているみほらぶさん
- 確定申告半分終わっている人が二人集まると確定申告が終わったことになるけれど離れると終わっていないことになる話
- きょんさんがふくろうの鳴き声を真似している???
- スクフェス福岡であった重大な記載ミスのはなし
- 今回も自身のブログにあった重大なミスの話(様式美)
- 話をすればするほどボロが見つかる
- 謎すぎるアイコン
- 川越でパターン・ランゲージを探している会の話
- 美術館巡りをしたい話
- LIME RESORTを15の幾何学的特性で捉えると?
写真撮影
上記の雑談その1にあるような話とは時系列が一部前後しているのですが、みんなで今日残りの時間をどう過ごすか考えて、何もしないことを決めたり参加者で写真撮影をしたりしました。
雑談その2
洋さん森さんちんもさんと会話を通したコミュニケーションに関する雑談をしていきました。
最初はコミュニケーションだったりコミュニケーションが起きている場に見られる特徴、アジャイルコーチの関わり方とメタ認知みたいな話をしていたのですが、途中からはコンテキスト生成技術になり、劇作家の話や平田オリザの話、コンテキスト生成に意図的に介入する方法の話をしていきました。
雑談その3
kobaseさんマスダーさんAckyさんと、ふりかえりカンファレンスの話をしていきました。(kobaseさんはその前にも二人で今回のリトリートでよかったこと、印象的だったことの話などをしていきました)
その後に森さんが加わり、Ackyさんの「森さんは120%楽しめましたか?」の話を皮切りに神回生成技術の話をしていきました。
- 森さんが経験した神回(TOCfE)
- 神回で起きたこととどうすればそれが再現されるか?
- 3時間が神回の一つの目安になる理由(1時間では神回が起きにくい理由)
- オンラインで神回を起こす難しさ
- スクラムイベントの話みたいな、あるある話をするとなかなかすごい問題をぶっこめなくなる話
- 話のバックログを空っぽにする重要性(高頻度で勉強会をやることよりも、一度あたり長い時間連続して会話したほうが神回が生まれやすくなる理由)
- その場にいる人にはあえてフォーカスしない(コントロールをしようとしない)理由
ふりかえり
全員でふりかえりをしました。
ふりかえりと言っても、何かしらの手法を使って全員が意見出してというような形ではなく、新しいインセプションデッキづくりやスクラム成績予想の話を簡単にしたり、感想を言いたい人が一言だけ話したり*1、次回どうするかを今考えている範囲で話したり、LIME RESORTを積極的に活用してほしい旨をアナウンスしたりと、ゆるく簡単にふりかえっていきました。
片付け
当然ボーイスカウトルールに従うよね?ということで、片付けをしていきました。
全員でやるとめちゃくちゃ速いスピードで見事に片付けが進んで、モブワークの強力さを実感しました。
ランチ
kiroさんOnikiさん二宮さんなかさとさんAckyさんAikiさんと、ランチをとっていきました。以下のような話をしました。(結構他テーブルも会話が盛り上がっていたこともあって、会話があまり聞こえなかったので、他部分に比べると書いている内容には自信がないです)
- kiroさんと二人でお酒を飲んでめっちゃいい話をしていたんだけれど、残念ながら覚えていないという話
- 次回に考えているペア参加プラン(年齢差がある人同士でペア申し込みすると当選確率が上がる。孫を連れてくればまず間違いなく勝利できる)
- LIME RESORTの活用法
- チーム合宿をやるときのアイデア
- チーム合宿をやるとめちゃくちゃワークするよね、という話
- 美味しいご飯の重要性
- 今更慌ててSNS交換をしていたという話
- 若い人は肉で釣れる??
Ackyさんにお土産売り場に連れて行ってもらう
ゆるゆるしていたところ、Ackyさんとのちょっとした会話からお土産を買っていないことに気が付きました。
昨日会話の流れで、新宿駅に通じる高速バスを予約してしまっていたので、お土産を買う機会がもうなくなってしまい困っていたのですが、めちゃくちゃ優しいAckyさんが車を出してくれて、近くにあるお土産売り場に連れて行ってくれました。
雑談その4
最後に洋さん森さんkiroさんAckyさんと雑談をしていきました。
トヨタはプロダクトが大好きな人が社長になっていてすごいというお話や、健康診断の重要性、四十肩と五十肩の話、アジャイルコーチは命令しちゃいけないけれど体調に関することだけは例外だという話*2などをしていきました。
帰宅
高速バスで帰宅しました。席がバラバラだったことや疲れていたこともあり、さすがにゆっくり寝たりそれぞれが個人で時間を過ごしました。
簡単なふりかえり
本当にめちゃくちゃ楽しかったです。最後に簡単にふりかえりをして、記事を締めたいと思います。(思ったこととか印象的だったことを書くだけ)
- そうえいば今回のイベントのテーマはゆっくり休むことだったんだけれど、それは達成できていなかったような気がする笑
- すごい話(この人からこんなこと聞けちゃうの?って話)がばんばん聞けるのはお酒の力?合宿の力?なんにせよ最高だった
- 110,000円は安すぎた。設備がめちゃくちゃよかった(部屋がきれい、至るところに雑談できるスペースがある、ご飯最高、露天風呂最高)からそれだけでほぼ元取れるような感じなんだけど、ここにたくさんの濃密な話が加わるの本当にすごい
- 最初はスクフェス箱根のイメージで参加したんだけど、個人的には全然違った。言語化難しいんだけど、スクフェスよりもタブーみたいなものがなくてアクセルをみんなががんがん踏んでいく感じがある。それぞれの立場とか建前みたいなものが一切剥がれるイメージ。あとは人数少ないから濃い話がしやすいのもすごくよかったなあ
- スクラムコミュニティの方々がしてくれる昔話ってめちゃくちゃ面白い。昔話きくの全然好きじゃないんだけどスクラムコミュニティだけは特別
- 多くのはじめましての人と話せたのよかった。とんでもない人ってまだまだ自分が知らない人たちの中にたくさんいるんだなあって思って嬉しかった
- 川口さんのコミュニティ設計話は震えた。同時に、自分は設計してくれた仕組みにうまく乗れてここまで来たなあと思えてよかった。自分はコミュニティに参加した当初、川口さんやkiroさんryuzeeさんみほらぶさんあたりには最初はとてつもない距離を感じていて、とても話にいこうなんて思えなかったけど、しくみにのっかることで自然と距離を近づけていけたし、その近づき方ができたからこそ今回みたいにみなさんと楽しく話せるんだなあと思った。正統的周辺参加本当にすごい
- 上にもちょっと関連して、これまでははじめましての方と簡単な挨拶+ちょっとした雑談くらいで会話が終わってしまうと少し残念な思いを持つことが多かった *3んだけれど、今回参加して、そんなこと全然思う必要ないし必要な過程の一つなんだなって思えた
- ブログ書いてた&勉強会にたくさん参加していたおかげで色々な人に話しかけてもらえて嬉しかった。特にあゆみさんOnikiさんbonotakeさんは他の方々からの吹聴もあって?自分から話しかける敷居が勝手に高くなっていた方々なので、そんな人たちから褒められてもらえたり話しかけてもらえたのはめちゃくちゃ嬉しかった
- 洋さんが会話しているところを合計2時間くらいじっくり見れたのがめちゃくちゃよかった。今回やりたかったことの一つだったので達成できてよかった。コーチっぽい洋さんとナチュラルっぽい洋さんがそれぞれ見れてそれぞれで面白かった
- きょんさん優しいなーって改めて思った。たくさん話をしてくれたし、たくさん助けてもらった
- 森さんに超絶雑な要望や適当すぎる質問を投げまくったんだけれど、全部答えてくれたのさすがだった。こうしてどんどん森さんへの質問が雑になっていくんだな、と感じた。お返しに(??)遠慮なくめちゃくちゃなフリをしてくる場面もあったけれど笑
- 森さんバックログもこっそり8つくらい消化できて嬉しかった
- kobaseさんに一年越しに聞きたいこと聞けてよかった。プロポーザルを書きます詐欺してしまったのだけはすみません
- kiroさん川口さんのとてつもなさが2日とも垣間見えてよかった。それぞれがめちゃくちゃすごいっていうのももちろんあるんだけれど、化学反応が起こるタイミングは圧巻だった
- 個人的な反省として、Slackはもうちょい確認したり活用してもよかったなあと思った。Slackへアンテナ貼っていたら、合宿中だけではなく合宿前も後も含めてもっと楽しめたかも
- 様式美が確立できてよかった。なんでもおもしろくしちゃうみほらぶさん尊い
- OSTで元々準備していたテーマ出さなかったけど、それはそれでよかった。結局話しを聞けたし、OSTじゃないところで個別で話を聞いたほうが面白かった。いつでもOSTなんだから、今だ!って思ったタイミングですぐに出せるようにテーマを持っておくのもありなのかなあ
- 人見知りだけど話をするのは大好きなので話しかけてもらえるとすごく嬉しい。でも、ブログを日単位で書くと恥ずかしい
- ちんもさんが意図的に一人でゆっくりする時間を持つという話をしてくれて、それは大事なのかもなあと思った。今回はひたすら話していたので40時間くらい会話していたけれど、次回は一人でゆっくりみたいな時間あってもいいかも
- とにかく楽しかった。たくさん笑ったしたくさん食べ飲みしたしたくさん話した。次回は当選確率低くなるかもだけれど、また行きたいなあ