天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

OKRってどういうのが正解なんだろう?に参加してきた

shinagile.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので会で印象的だったことと感想を書いていこうと思います。

会の概要

OKRについて、

www.amazon.com

の本を読んだ川口さんと小田中さんを中心に語ろうという会です。

会で印象的だったこと

OKRと人事評価

OKRでは、プロダクトのアウトカムにつながるチャレンジングで高い測定可能な目標を立てますが、数値ハックが横行してしまったり、人事評価に繋がってしまうと目標達成ができないと分かった瞬間(達成できないのはある程度仕方がないことなのに)モチベーションが大きく下がってしまうという話が出ていました。

また、人事評価に繋がらないと分かっていても、目標にずっと追いかけられている感じがして息苦しかったというフィードバックを会社でOKRを実践した時にもらったという話を小田中さんがしてくださり、人事目標に繋がっていなくても高いチャレンジングな目標を立ててることのコンセンサスを取ることが重要だという話も出ていました。

OKRとMBO

川口さんがOKRとMBOの比較がすごい好きだという話と、川口さん自身がMBOを実践していたときに感じていた気持ち悪さの話を聞いていきました。

川口さんは、MBOを実践していた時には組織からトップダウンで与えられた目標である感じがヒシヒシとしていたのと、目標が上司にしか共有されず同じ部署で働いている人の目標を知らなかったりするのが非常に気持ち悪かったということです。

みんなの目標を統一させるのと個々で目標を立てるのって難しくない。。?

個々がボトムアップで目標を立てるのは分かったけれど、会社全体部署全体で目標を統一させる活動も必要になってくるので、この活動を両立させるのが難しい。。という意見が参加者の方から出ていました。

これに対して、ずれていること自体は問題視しなくてもいいけれど、協力ができなくなっているのはまずいよねという話や、個々人との対話を密にしていくことが重要だという話が挙がっていました。
また、現実的にはあまり目標のずれが起きないことも往々にしてあるという話も小田中さんからありました。(インセプションデッキで既になぜここが共有できている場合など)
川口さんからは、「OKRはMBOと違ってアルゴリズムではない」という言葉が出ていたのも印象的でした。

目標をハンドリングするのは個人

note.com

を公開した所、極端に直訳すると「目標設定とか個々人に任せずに組織が決めてくれ」というはてぶで意見が出てきて、少しショックだったという話が小田中さんからありました。
目標をハンドリングするのはあくまでも自分自身であることを自覚するのが重要だという話は、非常に共感しました。

ステップが見えないとツールに頼る

きょんさんから、OKRはステップが見えにくいためツールに走るようになり*1、ツールに走るとOKRで全く推奨されていないツリー構造化が冗長されてしまうという話が挙がっていました。

小田中さんも、ツールどうしたらいいですか?とよく聞かれるということですが、凝ったものは必要なく、re:Workのスプレッドシートを使っているということです。

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会全体の感想

OKRの落とし穴や実践するにあたってみんなが忘れがちだけど大事なコツが雑談形式で聞くことができて、とっても楽しかったです。
雑談では川口さん語りがたくさん聞けて、楽しくやんわりと話を聞くことができました。

小田中さんの実践経験の話と本で書かれているようなある程度整理された理論的な話が交わって、非常に学びになりました。

*1:忙しいので手間を省きたいという引力が働く