天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

オブジェクト指向のこころを読む会 Vol.8に参加してきた

yr-camp.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

オブジェクト指向のこころを読んでいく会です。
今日は前回に引き続き第8章の応用問題を解いていきました。(前回のブログは以下の通り)

aki-m.hatenadiary.com

会の様子

雑談

スクフェス福岡帰りのメンバーが複数人いたので、慰労?をしたり、矢田さんは超絶忙しい週末を過ごしていたということでその話を聞いたりしていきました。

8章応用問題1

前回出ていた話に加え、getter/setterを作ることを助長しかねないという話が挙がっていました。

8章応用問題2

データメンバは本書ではfloatやintなどプリミティブなデータを本書では指していそうで、それであれば変わりないという話が出ていました。

8章応用問題3

前回出ていた議論に加え、OOP原則のCCPを実践しているとも言えるのではないかという話がありました。

その後は問題とは少し脱線しますが、OOP原則の話やCCPの具体実装としてレストランにおける注文の例などに関して話などを聴いていきました。
串やにおけるお任せ3種盛りの例が秀逸でした。(頼む側はただ3本でいいんだけれど実際に作っている側は具体的にどの串を作るか考える)

8章応用問題4

前回話していた内容に加え、共通性分析と可変性分析ってどのような操作(手順?)を具体的にする分析なんだろうか?という話をしていきました。

本の例だと誰しもが筆記用具とわかるような例だけれど、そんなことは現場でまずないだろうし、そもそもオブジェクトが事前に表されている前提で書かれているのかな?という話が出ていました。(抽象と具体を行き来したりするモデリングのプロセスと似ている?)

こういった分析が成り立っているのは、もしかするとシステムが複雑化した現代ではあまり通用しないのかもしれないという意見も出ていました。

これ以上具体的に知りたい場合は、マルチパラダイムデザインやCoplienの論文を読まないとわからなそうだという話もありました。

全体を通した感想

前回は大分話し込んでしまったので問題数は全然進まなかったなあと思っていたのですが、前回よりもさらに話し込んでしまい全然進まなかったのが面白かったですw

共通性分析や可変性分析の概念はカプセル化して理解してしまったので笑、マルチパラダイムデザインやCoplienの論文を読んでみようと思います。