こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツを読んで色々と議論をしていく会です。
ひとまずは読み切ることを意識してハイペースで本を読み進めて、気になるところを書き留める形式で進めており、今回は第10章まで読んでいきました。
会の様子
アイスブレイク
最近ハマっていることを挙げていきました。
トレッキングだったり買い物だったり、戦略思考、フェルミ推定などが挙がっていました。
7章〜10章を通した感想
7章〜10章を通した感想として、以下のような感想が挙がっていました。
- 実践的な本だという話はあったものの、実際に長期間プロダクトに対してアーキテクトとして関わらないと力がついているかの判断が難しい
- 7章が一番ワクワクする章だった
- 組織のリアーキテクティングの話とも関連性がありそうだと感じた(耐障害性の観点から、片方の組織が潰れてもプロジェクトを続行させやすくなるなど)
- めちゃくちゃいい本だな、と改めて感じた
興味深かった点の議論
興味深かったポイントを深掘りしていきました。
- ADRを誰が書いて、どのようにステークホルダーとコミュニケーションをしたり、最終的にどう意思決定をしているのか?を参加者の経験ベースで話していきました。開発者が書くもので、ステークホルダーとのコミュニケーションは日常機会の中で行い、コミュニケーションの結果を踏まえて技術が一番強いエンジニアが回答するという話をしていきました。
- 粒度分解の一つの観点として、サービスのカプセル化高凝集の話や耐障害性の話をしていきました。
- DRY原則ってだいぶ危険だという捉え方が一般的になってきたよねという話をしました。偏見も入っていますが、心配性な人ほど「早すぎる最適化」をしてしまうイメージがあるという話や最初から効率を求めるとろくなことが起きないという話もしました。
DRYより単一責任原則のが遥かに優先されると思ってるので多少冗長でもコードまとめるの避けてるしDRYって名目でリファクタする人のレビューはかなり緊張感がある
— mizchi (@mizchi) 2023年6月13日
疑問点の議論
疑問点を出し合っていきました。
- 7章にあった「コストに加えて平均起動時間(MTTS)や弾力性に影響を与える」という記述がよく理解できなかった
- 共有ライブラリと共有サービスの違い
などが疑問点として出ていました。
会全体を通した感想
今回はコメント(=話したいと思って参加者が書いていたメモ)が過去で一番多かったので、1時間では全然足りずに終わってしまい残念でした。。
一方で、7章を中心に、これまでの経験や今まさにしている経験の話がたくさんできたので、その点は非常によかったです!