こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。
イベント概要
以下、connpassのイベントページから引用です。
テクノロジーを活用した金融サービスは年々アップデートしており、気がつくと新しい仕組みが普段の生活で使われるようになっていますよね。みなさんも近年キャッシュレス決済などのFintechサービスを使った機会があったのではないでしょうか?絶えず変化のあるFintech業界ですが、これからどのような動きがあるのでしょうか?Fintechやキャッシュレス決済に詳しいメルペイ代表取締役CEOの山本と執行役員CTOの野澤の対談をお届けします!
イベントの様子
各社決算について
PayPalやAFRM(Affirm)の決算資料で触れられている内容について、数字を中心に注目し、
- どのようなサービスが数字に寄与しているのか
- 市場の動向や企業規模を踏まえて数字が特異なものかの吟味
- どのようなメカニズムでその数字に至るのか
- どういったビジネスモデルが効いているのか
- 他社と比較してどのような点が強みとして見えてくるか
- 買収している企業から考える今後の狙い
…を考えながら決算資料を眺めている様子を視聴することができました。
自分自身も決算資料を読むことはよくするのですが、山本さんや野澤さんがどのような点に注意しながら読んでいるのか、というのを知れたのは非常に良い体験でした。
Tap to Payについて
Tap to Payのサービスについて、
- サービスを利用する具体的なシチュエーション
- 具体的にターゲットとしているユーザー
- サービスの惜しい点
- スマホ決済として優れている点
- 今後Tap to Payがトリガーとなって起きるかもしれない(起きると面白い)変化
...いくつかのポイントについて聴くことができました。
Q&A
Fintech企業が目指すべき企業風土
やはり安全なシステム(高いセキュリティ、安定した保守運用)であることに加え、リスクや自身の取り組みをマーケットに対してオープンにしていく姿勢が重要だというお話でした。
また、何も問題が起きていないことは非常に重要ですが、新しい機能を作るぞ!となった場合に何も問題が起きていない機能との力の入れ具合を上手にしていくことが求められるというお話もありました。
金融そのものから、教育や保険などをかけ合わせて成長するスタートアップが増えている昨今の流れについて
流れとしては自然だと考えている*1というお話でした。
ステーブルコインの決済利用について決済手数料は本当に既存決済に比べて下げられるのか
中間事業者のオペレーションという観点で考えると、中間事業者の数は減ったとしても、アンチマネーロンダリングを行うプレイヤーのオペレーションが果たしてどれ位楽になるのか?という疑問があるというお話でした。
ただ、プレイヤーの整備が進めば、銀行で決済するよりもデジタル化が進んでいる分コストは下がるであろうということです。
全体を通した感想
お二人の掛け合いをラジオ感覚で楽しく聴くことができました。
タイムボックスをあまり気にせず、お二人が話したいテーマを好きなだけ話すというスタイルが個人的には好きで、事前に予定されていたテーマを全て網羅しないのは、全く問題なかったです。
*1:既存システムの最適化を進めていく流れで金融を掛け合わせて考える場面は普通にしていれば出てくるため