天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

自分がしていた微妙な問いかけ

最近、今まで自分が普通に使っていた問いかけの中で、状況によってはマイナスな印象を与えたり発展性がない微妙な問いかけがあったことに気が付いたので、今日はその中から特に頻繁に使っていた幾つかの問いかけをリストアップして、自戒用のメモとして残しておこうと思います。

なお、この気づきは、以前記事を書いてから、少しずつ自分の感情の変化に気が付くトレーニングを重ねたことで気付くことができたのかな?と個人的には思っています。「今の問いかけには何らかの不快な感情を抱いたな」と以前よりも敏感に感じられるようになりました。

否定がその後に来そうな問いかけ

純粋に理解を聴く時に、「それってXXって理解して良いですか?」と聴いていましたが、状況によっては、後続に否定が来ることを連想させる質問になることに気が付きました。
「今言ってくれたことが凄くいい視点の気がして、自分の理解をより深めたいのですが、XXって理解で良いですか?」とかだと、大分和らぐ実感が個人的にはあります。

二択で答えたくなる問いかけ

チームで意見がコンフリクトしていたり、自分の決定に自信がなくて相手から意見を引き出したいときに、二択で意見を聴いているように「XXという仮説には賛成ですか?」「XXさんからはXXのように見えていますか?」など...
相手から意見を引き出したいときは、相手の視点を理解することが有用なことが多いような気がしています。
その際には、先ほど挙げたような問いかけをしてしまうと単に意見に賛成/反対か?だけで終わってしまい、相手の立場に対する理解が不十分なまま終わってしまったり、会話が発展せずに議論が膠着することが多いので、注意したいなあと思いました。

過去の解決策を答えてもらう問いかけ

これは問いかけが微妙というよりも、過去の何らかの事例と同じようなアプローチで解決しようとすることが微妙という話なのですが、未知の事象に遭遇して何も解決策が思いつかなかった状況で、過去に似たような問題があった時にどういう解決策で乗り越えたかを問いかけると、状況を更に悪化させることもあることに気が付きました。
自分の場合、遭遇している事象の解像度が低い時*1には、過去の経験を当てはめようとしても、当てはめようとした過去の経験と遭遇している事象のコンテキストが異なりすぎて、かえってチームを混乱させてしまうことが多かったので、このような問いかけをすることで、過去の似たような経験を思い出してひたすら当てはめるも当たらない、という結果になってしまうので、今一つだなと思いました。

このような状況では、まずは現状の理解を深める(何が原因で何がどういうプロセスで起きているのか)ような質問を考えることが効果的かもしれない、と最近は思い出していますが、その根拠や上手くいった経験が乏しいので、今後試行錯誤を重ねていこうと思います。

*1:何が原因でその事象が起きているのかよく分からない時