天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクラムフェス金沢のプロポーザルを眺めたり、書いてみたりする会に参加してきた

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こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

今日はタイトルの通りスクフェス金沢のプロポーザルを書いたり見ていく会だったので、見たプロポーザルと

活用して育むコミュニティ〜5,000回コミュニティに参加して得られたもの〜

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  • 「コミュニティに知的努力習慣を浸透させる」は特に気になる
  • 推し活が気になる
    • (コメントへの本人からの返信) ただし既にスクフェス福岡で話してしまった
  • コミュニティの話ってコミュニティだけじゃなく仕事にもとても影響出ると思っていて、そういう展開が出来そうかどうかも気になる
    • (コメントへの本人からの返信) このあたりはテーマ的にあまり話せないと思われる
  • コミュニティー参加から、どうやって知識を発達させていっているのかが気になります
    • (コメントへの本人からの返信) ここは話せる
  • コミュニティを育てるが、最初からテーマですが聞き手によってはコミュニティが育つと何が良いかが、ざっとあっても良いかと思った
    • (コメントへの他参加者からの返信) 何が良いか?だと、共感度合いがやや弱いので、コミュニティを発展させる際にありがちな課題をした方が共感できるかなと思った

頼られるのが大好きな皆さんへ - 支援相手との距離の測り方、突き放し方 -

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  • 人に助けてもらうことが多く、うまく頼る方法が知りたいので、頼られるのが大好きな人の視点が知りたい
  • プロポーザルを見て、スゴイ盛り上がっているので、皆興味はある話だと思うので、特定のポイントで整合したら、聴いててとても面白そうだと思った
  • プロポーザルをかなり具体的に書いてもらえているので議論が色々できている
  • 「よく喋る壁」という表現初めて見た。「よく響く壁」というイメージかな?
  • 頼られるのが大好きな皆さんに聞いてほしいプロポーザルなのかなあというのは気になりました。Target Audienceにある「誰かの支えになりたいけど、その距離感がうまくつかめない人」ともずれているような
  • 距離感が課題なのかはさておき、距離感を遠ざける方向の話だけなんですかねー距離感を近づける方向もあるのかな、とは思いました
  • 距離を測る方法、には触れられていない
  • 1聞かれたときに4,5答えたことははたして問題なのか?とは思った。プロポーザルの中だと、1聞かれたときに1答えるというのが良い感じはあるが、関係性が続くのは5知りたかったのに1しか答えてもらえなかったら5回に分けて1を聞いたほうがよいみたいなのはありそう
  • 「1聞かれただけなのに、ついつい4,5くらい答えちゃった」はよくある気がする。距離が遠ざかっていくのを感じることあるけど、その距離って測定できないからわからないよなあ..自分が感じてるだけの距離だから。相手がどう感じてるかは聞いてみないとわからないし
  • 1を知るには2とか3がどれくらいかがわからないと測れない?
  • 4、5含めて「1です」みたいに思わせてしまったら悪い方にはたらきそう
  • 5のうち2は代替手段があったり必ずしもその方法である必要はない中、5答えてしまうとかはよくなさそう
  • 伝えすぎのデメリットはあるが、距離感とは違う気もする
  • OSTでこのテーマを出したら色々な視点で話が出てめちゃくちゃ盛り上がりそう
  • ジャストアイデアだが、最初にこのプロポーザルを10分くらい話してもらって、そのあと集まった人でOSTをするとめちゃくちゃ面白いのではないか?と思った

やめるという決断がもたらした変化

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  • 金沢のスタッフ運営MTGのときにkeynote的な感じで話してほしい
  • 「私自身は今回「やめる」という決断をしてみて、「続ける」こととは違う学びがたくさんありました。」にある学びをぜひプロポーザルに書いてほしい
  • 出し惜しみしないで何を学んだか書いてほしい
  • むっちゃ気になる。Kiroさんのプロダクトを諦める話とかともつながる何かを見つけられると良いなーと思っている。やめる、あきらめるを前向きにとらえるメンタリティを身に付けたい
  • コミュニティー内で、やめようと最初に発信した人の思いとか聞いてみたい
  • (念の為の確認で)今回は現地登壇オンリーとしているのですが、現地で発表してくれるかが気になっています
  • やめたことで無理をしなくなって、できるようになったことがあると思うからそれを聞いてみたい

スタートアップにおける組織設計とスクラムの長期戦略

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  • とても気になる内容!
  • outlineには問いの回答について何も書かれていないので、一例で良いので書いてあると嬉しいです
  • Linksの内容はプロポーザルに対してどう絡んでいるのか?というのが示されていると非常にありがたい
  • 今あるトピックに関して、1個あたり課題と回答を喋るとすると、1個あたり話せるのは5分位になる。そう考えると、量が多すぎる気はする
  • 問いが全部ハードなので話の中で重視して話したい所があればそれもわかるとうれしい。軽重つけてもらった方がいいかも(ハードなので)
  • どれも1日話せそうな内容なので、トピック絞った方が面白いかもと個人的には思いました笑
  • 書籍化できそうな内容だった
  • 「こういう観点を話す」と話の領域は示されてるけれど、「その観点にこういう意見を持っている」という話の方向も示されていると、どんな話なのか安心感を持ってlikeしたり採択できそうだな、と読んでます
  • 極端な話ではあるが、すべての項目に関して「要はXXとXXのバランスです」みたいな話になってしまうのは避けてほしいので、そういうプレゼンテーションではないですよ、というのをプロポーザルの中で示してもらえるとありがたい(話す内容をもう少し書いてもらえるとありがたい)
  • 発表に繋がっている考えや理論、想いをプレゼンで知りたい
  • スクラムとマネジメントの関係性がクリアになる」に関して、個人的にはこれが learning outcomeなので、聞いてみたいです。いつもよくわからない部分なので
  • 「一緒に考えましょう!」とあるのだが、問いかけだけされて終わったりすると一緒に考える感じはないので、どういう感じで一緒に考えることを想定しているのか書いてもらえるとありがたい。トピックごとに7席にわかれて40分のOST??とか?

ゾンビスクラム先生が語る過ちと教訓!俺みたいになるな!

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  • 何が話されるのか明確に書かれているので助かります
  • 抵抗勢力」という記載はチームメンバーの事だと思いますが、チームメンバーが、こう書かれてて気にしないかは気になりました。チームでOKであれば全然大丈夫です
  • ゾンビはヘッドショットじゃないと...心臓貫いてもだめでは?というどうでもいいことが気になってしまった
  • 身につまされそうな話だけど聞いてみたい...
  • とはいえ、以前の経験が生きてた部分も無いのかはちょっと気になりました
  • 話を聞いてみないとわからないが、試してみることが悪いというよりは試してみるタイムスパンが長すぎることが問題だったという可能性はありそうだと思った
  • 「現状を打破したい思いはあるが、チームへの適切なアプローチが分からず悩んでいる方」というTarget Audienceになっていますが、もう少し範囲としては狭くてゾンビスクラムマスターとして振る舞っているかが不安な人くらいなのかな?
  • 押し付けたことは具体的に書いてるけど、自分の振る舞いを変えてからチームで取り組んだ変化への取り組みの具体が知りたい
  • ここでいうスクラムマスターって、チームの外の人なんだなーって感じの印象を受けてしまった
  • 理想が高いだけでゾンビだとチーム側は思ってなかった可能性も
  • 開発者の具体的な感想とか資料に書けると、良さが増しそう
  • (余談) 2000年代〜2010年代におけるソフトウェア開発で顧客にリーチして現実的なアウトカムを得られる現実的な期間の中央値が1-2週間であり、それがスプリント期間なので、それ以外の活動に関してはスプリント期間を無視したほうが良いと思っているため、チームを立て直していくコンテキストにおいてタイムボックスはぜんぜん違うので、スプリント期間ごとに試すみたいな話だともったいないなあと思う

全体を通した感想

見たプロポーザル自体はそんなに多くなかったのですが、一個辺りのプロポーザルに対してめちゃくちゃ議論が盛り上がって、2時間以上話をして、これぞわいわい会というイベントでした。

プロポーザルわいわい会もそうですが、分散アジャイルチームに参加すること自体も久しぶりだったので、とても楽しかったです。

オブジェクト指向のこころを読む会 Vol.13に参加してきた

yr-camp.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

タイトルの通りオブジェクト指向のこころを読んでいくのに加えて、エアコンのモデリング品評会を行う会です。

今日はエアコンのモデリング

会の様子

モデリング品評会

引き続きエアコンのモデリングを行っていきました。以下、参加者それぞれのモデルと話したことを貼っていきます。

モデルその1

  • コンテキスト境界を意識して書いてみた
  • Facadeが有効に使えているのかどうかは、XXユニットの詳細次第によりそう
モデルその2

  • AirConditionerFacadeとModeは図では表されていないものの依存関係に
  • 一旦概念モデルから書いた方がいいかもしれない
  • パターンを使おう!から入ってしまったかもしれない。実装から入ってしまうとControllerとかConfigといった手段に依存したモデリングができてしまい、目的が手段に依存してしまう
モデルその3

  • マスタ側のエアコンと部屋のエアコンはリンクしていないので、マスタ側のエアコンがあるのがおかしいかもしれない
  • 室外機とエアコンが切り分けられているのが違和感ある。室内をコンテキスト境界として定義してしまうと室外機がコンテキストの外に出てしまうため、部屋の壁紙も適切なコンテキスト境界としてはいえなさそう
  • 書きながら前提のチェックをして、また書いてその後に前提に戻るというサイクルを繰り返している
モデルその4

  • 実装とモデリングを行き来して作った
  • 名前に関して、HeatよりもHeatCarrierとかの方がよさそう
  • すっきりと整理されているように見える

会全体を通した感想

モデリング感想戦をしていたら2時間弱経過してしまいましたが、前回よりもそれぞれのモデルに対してフィードバックをしたりどういうプロセスで書くといいのか踏み込んで考える時間が長くて、楽しかったです。

ただ、肝心の読書会が全然進まないので、次回以降は隔週でモデリングをしてみようという話になりました笑

大人のソフトウェアテスト雑談会 #208【素直さ】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

品質保証という言葉の違和感

品質保証というと、OKかNGかを判定するような印象がどうしてもあるという話が出ていました。
そのため、QAが品質保証をするというのは何か違和感があるということです。

ロール名

テスターというロール名で呼ばれるのが嫌な人も多いのであまりテスターと言わないようにしているという話がありました。また、同じような話が、プログラマーシステムエンジニアみたいな話はあるよね、という意見も出ていました。

ただ、ロール名が悪いというよりはHRTの原則を守れない人が嫌だという話な気もしていて、テスターという言葉が悪いような気はしないという話も出ていました。

なお、miwaさんは自らのことをテスターと言っているので、おおひらさんはテスターという言葉で自分を名乗ることにおこがましさを感じるそうで、「ただのテスター」と名乗っているということでした。

Dirty Tester

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Dirty Testerという言葉に込めた想いの話から、同じような想いで名乗るときにどう名乗るといいのかという話が出て、Beautiful TesterやClean Tester、シャイニングテスターといったアイデアが出ていました。

なお、シャイニングテスターはハッピーパスしか見えなさそうなのでという理由で却下されていました笑

trunkベース開発

開発者体験の向上にtrunkベース開発が良いのは分かるのだけれど、ビジネス的には良いのだろうか?という話も出ていました。開発者体験がビジネスの話と区別できるというのが良いのではないかという話や、feature Toggleを一緒に使うことができればビジネスサイドが開発者の手を借りずしてリリースするかの判断ができるのがよいのではないか?という話や、CS対応や営業の資料反映とかプロダクトの内部資料の同期とかではないか?という話が出ていました。

また、自動テストを作ってからじゃないとtrunkベース開発ができないというよりは、trunkベース開発をやるから自動テストが必須になるという方が近いのではないかという主張も出ていました。

全体を通した感想

今日は参加者の方が素晴らしいおつまみ?を持ってきてくれたおかげで、自分が記憶している限りテストの話がされている率がもっとも高い会でした。

あと、Dirty Testerはかっこいいなあと思って聞いていました。

「合宿をしなさい!! 」アジャイルな合宿のすすめに参加してきた

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

「合宿をしなさい。形式的な会議で決めることはできない。合宿をし、一緒に飯を食い、泊まって徹底的に話をする。

そうすると、形式知は脱ぎ捨てられ、自分の主観で話をするようになる。そこからはじめて、一つの共通理解が生み出される。この過程をみんなで踏みなさい」これは『アジャイル開発とスクラム』に掲載されている野中郁次郎氏の発言(一部抜粋)です。

まさにこの言葉に合宿をやる意義が凝縮されていると思います。

とはいえ、準備などのことを考えると合宿をやるのに二の足を踏んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回のウェビナーではそういった方の背中を少しでも押せるように、合宿経験者がそれぞれの事例をお話しします。

会の様子

チームに協働の意識を芽吹かせる合宿のススメ

最初に小泉さんの講演を聴いていきました。

小泉さんは2023年7月から2024年3月に至るまで合計4回合宿をしているそうで、合宿を行うにあたっては、最初に計画&準備をしているということでした。

計画&準備はメンバーからの疑念噴出などがでてくるタイミングということもあって一番大変ということで、予定日だけ仮決めしてしまい、少人数であればAirbnbで家も借りてしまうのがよいと思っているというお話がありました。
こうすることで、なしくずし的に合宿をやることが決まっていくので、おすすめだということです。

合宿当日は最初はタイムライン作成などでinputから入り、1日目の飲み会で関係性向上のためのワークショップをするところが一つの山になるということです。ワークショップに関してはドラッカー風エクササイズを活用して時間制限などがない状態でリラックスして自己開示をするのが重要だということでした。
ドラッカー風エクササイズに関しては、場が温まってきたタイミングではB面を実施するのもおすすめだということでした。
他にも、ジョハリの窓からこんにちはゲームをするといったワークショップもおすすめだそうです。
どんなワークショップをやるにしても、緊張感が多少あるような自己開示をすることが大切で、何をやるかよりもなぜやるか?を大切にすることが重要だということでした。
こうしてワークショップを実施して関係性を作った後は、ラディカルビジョンステートメントなどを活用するなどしてビジョンを設定したりするということです。

最後に、合宿後は、満足度調査をすると評価のハックができてしまうため、仕事につなげるまでが合宿であることを最後に共有することが重要だということでした。

株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ様と2回合宿したお話

続いて渡辺さんから、オンラインでずっと仕事をしてきた中、ようやくコロナが明けてオフラインで会えるタイミングでクライアントと実施した合宿に関して話がありました。

最初の合宿では、

  • KPTを使用したふりかえり(緊急度と重要度でマッピング)
  • Thanks Cardを実施し、宝物としてとっておく
  • ドラッカー風エクササイズをチームの価値に昇華する

を実施し、2回目の合宿では、あだ名で呼び合うという工夫をしたうえで、

  • 感情曲線を活用したふりかえり
  • 未来日記を作成し皆が見える場所に貼る
  • お困りごと相談会+懇親会

を実施したということでした。

2回の合宿を通して、リモートでは気づかない気づきがあったり、相手の理解が深まったり、チームで笑いが増えたというお話がありました。

合宿はいいぞ

続いて上坂さんから、チーム立ち上げのタイミングでキックオフ合宿をしたエピソードに関して話がありました。

色々な取り組みをしたためすべてを今日のイベントで紹介することは難しかったということでしたが、以下に実施したコンテンツを記載していきます。

互いを知る(1回目の合宿)

POから直接「こういうサービスを作りたい」という話を聞いたり、偏愛マップで自己紹介をして懇親会を実施したということです。

チームビルディング(1回目の合宿)

なぜここを各メンバーから洗い出し上でチームメンバー決めを実施したということでした。

お別れ会(1回目の合宿)

ジブリ森美術館に行って、雑談をしたりしながら素晴らしい合宿をふりかえりしたそうです。

2回目の合宿でやったこと

1回目の合宿が成功したこともあり、2回目の合宿も実施したということです。

ドラッカー風エクササイズを実施したり、バリューズカードを実施して、チームの価値観とそれぞれの人生で大切にしたいことを確認したりして、最後は深大寺を巡ったということでした。

なぜ研修を合宿型でやるのか?

最後に木下さんから、合宿型の認定スクラムマスター研修を反転授業の形式で実施した話を聴いていきました。

研修所までバスで合宿施設(ルポの森)へ移動した後、4人×4チームを組んで研修を行ったそうです。
研修の中では、社内見学をした後に紙飛行機ワークショップを実施したりしたということでした。

研修の後は飲み明かせるスペースを用意して懇親会を行い、研修の最後には、「スクラムとはなにか?」を各チームでOutputしてもらうようにしていたそうです。

こうした研修は、反転授業活用して設計したそうですが、同じ経験をしてもぜんぜん違う見方をしたりする人や経験から考えると突飛なことをやってしまうような人が出てくることが大切だと考えているそうで、コルブの学習モデルを回す中で個々人がぜんぜん違うことをしてもらえると嬉しいという話がありました。

Q&A

発表の後はQ&Aがありました。以下、質問の内容と回答を常体かつ一問一答形式で記載していきます。

泊まりで合宿する場合、平日に開催するのか?土日に開催するのか?勤怠はどうしているのか?

どちらもある。土日開催なら休日出勤扱いにしている。合宿をやると決めて会社と相談したらうまくいった。

合宿を嫌がるメンバーはいないのか?
  • 合宿が嫌という人はあまりいないと思っていて、家庭事情で自分だけ参加したくないのが嫌という人はいると思っている
  • 過去には経験がない。もしいたら、「何をしたいのか?」と聞かないようにする
  • 過去に経験がない。もしいたら、嫌な理由を直接聞いてそこに対処すると思う
合宿は狙って効果を出しに行っているのか?狙わずに効果が出ているのか?
  • 実際は狙っている。食べたり飲んだりしてリラックスしながら関係性を深めるのは鉄板だと思っている
  • ご当地のお土産を持っていって雑談をしたり、美味しいご飯を食べにいったりしている
  • 狙わずともお酒を持って話をするだけでも全然違うと思う
合宿人数の上限はあるのか?
  • 人数が多い場合は人をグループ分けしていた。15人なら3チームに分けるなど
合宿でやらかしたエピソードはあるか?
  • PO忙しい問題により、POがずっといてくれなかった(懇親会だけ死守していた)
  • 付箋を壁に貼ったりして色々書いた結果壁が汚れたり、道具が使えなかったりした
  • タイムキープが難しかった。ワーキングアグリーメントを作るときは特に苦労した

会全体を通した感想

自分は、はじめてオンサイトでイベントに参加したときも、合宿に初めて行ったときも、オンラインとはまるで違う感覚をうけたので、お三方のどの話に関しても共感がありました。

チームで合宿したことはまだないので、今日の発表を聞いてぜひやってみたいと思いました!

スクラムフェス金沢の打ち合わせ第12回目をしてきた

今日もスクフェス金沢の打ち合わせをしていったので、話した内容を書いていきます。

プロポーザルを引き続き募集しているので、ブログをみてくれている皆さんはぜひ投稿してください!

www.scrumfestkanazawa.org

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スクラムフェス金沢のアイコン決め

アイコンに関しては以前からBuriKaigiなどのアイコンを作ってくれている方にデザインをお願いしていたのですが、最終的には以下の4アイコンに選別され、最終的にB1アイコンに決まりました!

スポンサー募集

追加でスポンサー募集を募ったところ、本当にありがたいことに9社の方がスポンサーに手を挙げてくださり、各社さんのロゴ受領状況などに関して確認を行いました。

本当にありがたいことに想定以上に集まったので、スポンサー募集はこれにてクローズさせてもらうことにしました。
万が一どうしてもスポンサーがしたくて現在準備中だったという方がいらっしゃれば、運営のメンバーに連絡いただければと思います。

基調講演の確認

keynoteを岩間さんにお願いできたということもあり、どんな内容で話してもらいたいかを確認していきました。

これまでの北國銀行さんの取り組みに加え、なぜアジャイルスクラムに取り組んでいるのか?能登半島地震をうけてデジタルを活用して何かしら支援を行ったりしているのか?といった内容を現時点では考えているという話がありました。

チケット発売

当初は5/1にチケット発売の予定でしたが、GW休みを取って家族旅行などに出かけている方も多くいらっしゃるであろうことを考慮して、5/7 12:00-に決定しました。

請求書発行の準備

スポンサーへの請求書発行に向けた準備として、各スポンサーそれぞれの情報を整理しました。

Eventbriteの準備

Eventbriteに今日参加していたメンバーに対してはEventbriteの閲覧権限をつけてもらいました。

全体を通した感想

バックログを整理したおかげで話さないといけないことの優先順位がクリアになり、すっきりした感じがありました。

スポンサーさんも無事に多数集まって、チケット発売の準備に関しても目処がたったので、いよいよ開催の実感が湧いてくるなあという会でした!

アジャイルカフェ@オンライン 第51回に参加してきた

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こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

アジャイル実践者のお悩みに木下さん家永さん天野さんのお三方が答えてくれるイベントです。

今日のテーマは、「エンジニアではないスクラムマスターが身につけたほうがいいと思うスキルと知識は?」でした。

会の様子

前提

エンジニアではない=ソフトウェア開発の知識や経験がないという意味だと考えるということでした。

ソフトウェア開発の知識は必要か?

まず必要最低限の知識はあったほうがいいと思うという話が出ていました。

少なくとも、ソフトウェア開発に対して興味を持つ必要があるだろうし、アジャイルラクティスガイドブックに記載されている内容くらいは知っておいた方がよいと思うということでした。

一番知っていてほしいこと

上記の前提で、まずはチームファシリテーションスキルはまず必要だという話が出ていました。(会議のファシリテーションではない)

また、チームが道から外れたときに、チームを励まして前に進む必要があるだろうということです。

PMBOKにかかれているような話に関しても、必須とまではいかないけれどコミュニケーションスキルなどを活かす部分は十分にあると思うということでした。

必要だと思われるスキル

一番ではないにしろ必要だと思われるスキルとして、

  • コミュニケーションスキル
  • ビジネスコーチングスキル
  • ティーチングスキル
  • 自分自身も含め心理的安全性を構築するスキル(スクラムマスターが自分はエンジニア経験ないから...と萎縮してしまう可能性がある)
  • 意思決定を行うスキル
  • 情報発信力
  • 社内政治力(若い人はできなそうに思えるが、新人でも「いいものをいいという」ことに代表されるように、やれることはある)

が出ていました。

開発者への(スクラムマスターへの)リスペクト

相手(スクラムマスターなら開発者、開発者ならスクラムマスター)に対して敬意を持つというのは、スキルが自分よりあるから(知識が自分より豊富だから)リスペクトするというのではなく、自分とは異なる意見が出ても相手の意見に対して敬意を持つ意味だという部分が重要だという話が出ていました。

できないことを信頼性を下げずにオープンにする方法

これはできるという部分があるからこそこれはできないと言えるという話がまず挙がっていました。

他にも、期待値調整的な部分を大切にしながら、できないことを真剣すぎない形で伝えるようにしているという意見も出ていました。*1

会全体を通した感想

エンジニア経験がない人がスクラムマスターをやるというのが会に参加するまで全くイメージできていなかったので、質問に対して考えるきっかけができたのがまずはよかったです。

会の中で補足説明もあったのですが、アジャイルコーチの皆さんがXXスキルと言っているのが、どういう場面でどういう振る舞いをするのかくらいまでもう少し具体的に話として聞けるとより面白いなあとは思いました。

*1:ただしこれは家永さんのキャラクターによるところもある

子育てエンジニアのためのキャリア会議に参加してきた

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こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。(最初の部分は聞けず途中参加でした)

会の概要

子育ては、人生の大きなイベントです。
これまでの生活からの変化が大きく、キャリアの考え方にも大きく影響を及ぼします。

そんな中で、様々な先輩の経験談から学ぶことは、キャリアの選択肢を拡げることに繋がってきます。この子育てエンジニアのキャリア会議では、子育てエンジニアに対するアンケートから見えてきた、産休や、育休の現状、キャリアに対する考え方を見ながら、実際にエンジニアとしてキャリアを続けている方にご登壇いただき、子育ての実情やキャリア継続の秘訣を聞いていき、不安や、悩みの解決のヒントを見出していくイベントです。

今回は、出産を経験したエンジニア3名の方にご登壇いただき、アンケートの結果を見ながら、パネルディスカッションをしていただきます。データから見る現状と、実際のリアルはどうなのか?自分の人生に当てはめて、ぜひ子育てとキャリアの両立のための会議を始めましょう。

会の概要

産休/育休はキャリアのブランクか?

まず前提として、取得期間による影響は大きいという話があり、その上でブランクだろうという意見がまずは出ていました。ブランクだという意見としては、以下のような理由が挙がっていました。

  • 自習は可能だが、業務と自習では全然強度が違う
  • 1週間何もコーディングしないだけでも力が落ちる
  • 仕事で仲間と学ぶ時間がなくなる

ただし、キャリアに関して考え直したりすることもできたり、育児で経験した内容をマネジメント業務に活かすことができたりするので、あまり落ち込みすぎないで欲しいということでした。

産休/育休を取得する際の心理的ハードルは?

アンケート結果で、育休を取ることに対する心理的ハードルがどれくらいあるのか?というテーマで紹介されていました。

技術的ブランクやポジション的な部分では10%弱の方が不安を感じているということで、登壇者の方はそこまで不安を感じていなかったということでした。

会社からあってほしい支援は?

育休中のタイミングで会社からあってほしい支援として、

  • スキル維持のためのリソース提供
  • キャリアカウンセリング
  • (ブランクを少なくするために)定期的な業務情報の提供
  • 誰かと話す機会

が挙げられていました。

今より子育て支援に手厚い企業があった場合転職を検討するか?

支援内容によるし他の軸も間違いなくあるとは思うという前提で、金銭的な補助が充実しているのであれば検討したいという話がまずはありました。

アンケート結果としては59%の方が検討をするということでした。

復職後にスキル面での不安はあったか?

エンジニアとしてごりごりやっていた時期だったこともあり、不安は間違いなくあったという話がありました。
特に、技術のキャッチアップや業務変化(人事異動や部署異動など)、コミュニケーションスキルといった部分には不安があったそうです。

また、当然ではありますが子供に対してどれくらい手がかかるのか?という観点もあるということでした。

産休/育休の心理的ハードルを下げるために企業に求めることは?

産休/育休取得者の成功事例の共有がアンケート回答の58%を占めていましたが、成功事例が共有されるとプレッシャーを感じる人もいるので実際問題は難しいのではないかという話がありました。

社外コミュニティ活動は継続していたのか?

Podcastを聞くことは隙間時間にも取り組みやすいのでよくしていたという話が出ていました。

また、出産を経験したことでWomen Tech関連のコミュニティに参加するようになったり、SNSで自分より少し年齢が上の子育て体験記、Code Polarisを読むようにしていたということでした。

タイムマネジメントの工夫

子供が寝た後にキャッチアップするのと、Youtubeを子供に見てもらっている間に作業をしたりしているということでした。

男性側の育休はどれくらい取るべきか?

体験していないので回答が難しいものの、産後直後は育休を取得してほしいという話が挙がっていました。

未就園児を見ながらどうキャッチアップ時間を確保しているのか?

おんぶしながら勉強するみたいな活動と、地域の子育て支援などを活用したということでした。

パートナーはどれくらい子育てに参加してくれていたのか?

得意分野をやるようにしているということで、家事を9割くらいやってもらって育児関連は自分がやるという形にしていたそうです。

在宅勤務時の子どもとの向き合い方

在宅勤務中に子供の調子が悪かったりするときは、思い切って休みをとるか、隣でYoutubeを見てもらうという話が出ていました。

今後の展望

今後の展望として、以下のような話がありました。

  • 業界的に男性/女性みたいな括りが少なくなってきているので、育休/産休が普通に取られるような世界になるとよいなと思っている
  • リモートワークの普及は大きいと思っている
  • 計画はすぐに崩れるので、今後どうしていくというよりも目先のことにまずは取り組むのがよいのではないかと思っている

会全体を通した感想

アンケート結果として意見が公開されていたのは、実際に育休を取った自分の感覚とのGapや共通点の裏付けが定量的にできてよかったです。

キャリアというよりは育休/産休を取っている人の活動や会社の制度周りの話が多かったので少しイベントタイトルとのGapはありましたが、なかなかPublicな場で聞くことは少ない話題だったので面白かったです。