天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

MCPをサービスに導入した日韓の事例を学ぶ〜FindyとQueryPieのサービス開発の裏側〜に参加してきた

MCPをサービスに導入した日韓の事例を学ぶ〜FindyとQueryPieのサービス開発の裏側〜 - connpass

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

生成AIや分散アーキテクチャの進展により、MCPを活用した開発手法が注目を集めています。
本イベントでは、実際にMCPを導入してサービスを展開する日韓2社の事例を通じて、技術的な意思決定や組織の変化、開発現場のリアルを深掘りします。

第一部のセッションでは、両者にサービス開発の裏側として、MCPサーバーに関する技術的なお話をしていただきます。 Findyの佐藤さんのセッションでは、5/19(月)にローンチした、リモートMCPを活用した、生成AI活用度合いが分かるサービス「Findy AI+」の開発プロセスについてお話いただきます。

QueryPieのBrantさんのパートでは10分間でMCPサーバーのライブデモを行います。法人カードを管理するSaaSサービスのAPIMCP Serverで紹介する方法です。この法人カードサービスは、韓国のスタートアップ99%が使用しています。

会の様子

講演1 : 開発2日間!MCPを導入した新サービスの裏側

会社では元々AIを当たり前に使っていたということもあり、2日間でMCPを使ってみたそうです。
きっかけとしてはまだ情報も少ない中、とにかく触ってみようと思ったことがあるそうです。

実際にサービスをリリースしてみると、想定ユーザーの5-10倍程度の登録があって驚いたものの、サービスの提供方法にはまだ課題があると感じられたそうで、クライアントがまだ発展途上な側面もあるように感じられたということでした。

また、やってみるとローカルMCPとリモートMCPの使いわけや認証基盤の問題、価値提供がはたして何になるんだろうか?という企画の部分での悩みなど、技術自体よりも意思決定が難しいと感じたそうです。

講演2 :10分でMCPサーバーを作ろう!

for MCP Server Developmentとfor MCP Host&Clientを使用したデモセッションでした。

デモセッションなので様子を文章で書くというのはなかなか難しいのですが、実際に実装していく様子というのが10分の間で見れて簡単なものとはいえサービス完成までは言っていたので、まず触ってみようというメッセージを体現するような良いセッションでした。

パネルディスカッション

発表の後はパネルディスカッションがありました。以下、内容と回答を一問一答形式かつ常体で記載していきます。

MCPを活用したサービスが生まれた理由
  • 2025/2を起点としてMCPの記事が多数出てきて可能性を感じた
  • Brantさんの来日でUIがいらなくなるということに衝撃を持って検証するようになった
自社プロダクトにMCPをどう活かして既存とどう変えているのか?
  • Context7, Sequantial Thinking, MySQL, SupabaseなどをInteliJやCursorに接続している。PM/デザインはTaskMaster MCPFigma MCPを活用してより迅速にプロトタイプを実装している
  • Google SheetやGoogle Docs MCPを通じて内部財務データを簡単かつ迅速に整理している
  • ものすごく小さなスプリントを高速で回せるようになっている
  • UI不要でバックエンドのみというのが大きい
MCPサービス開発から数ヶ月たってどうか?
  • MCPサーバが必須ツールの一つになっていると感じる
  • AIに慣れている人ほど価値を理解しやすい
  • MCPの変化には追従し続ける必要がある
反響はどうだったか?
  • AI活用層には高評価だったが、不慣れな層への価値提供は課題に思っている
  • MCPとしての連携先を広げていきたい
どうやって早い意思決定をしたのか?

常に新しいことをやってみるのが好きだというのがある。
自分をやってみて価値を感じるのが大切。

新しいサービスでMCPを導入する際に重視したこと

Howを意図的に重視した

セキュリティ対策は何を重視しているか?
  • AIハブに対してモブ的にハッキングした
  • MCPの中で個人情報を扱う場合はパーソナルアクセストークンか?というのはすごく気にした
MCPサービスをもう一度開発するときにはどういう経験を活かしていきたいか?
  • アプローチは日々変わると思うし経験が使えないと思う
  • 多くのコストをかけないようにしてサービス構築したいと思っている

会全体を通した感想

とりあえず触ってみるしかない、でもそれが経験として使えるわけじゃないというのはその通りだけれども、それが故に今の状況で一度開発しただけで終わらせずにトレンドを追い続けるのは大変だなあと思いました。