スクラムフェス金沢2025にプロポーザルを出した
スクラムフェス金沢2025に滑り込みでプロポーザルを出したので今日はその告知です。
概要
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カンファレンスで学んだ新しいプラクティスをチームに導入したい、もっと自由にやらせてほしい、あの仕事を任せてもらいたい...理想があるけれど現状はそこに到達できていない場合、一つの方法として「信頼」を獲得するという方法があります。この「信頼」は長期的に時間をかけて獲得していくことが多いです。日々の行動を積み重ねたり頻回にコミュニケーションを取りながら、着実に積み重ねていくことが殆どで、場合によっては数年単位で獲得をしていくこともあります。自分自身も長期間継続することで「信頼」を得ていた経験があり、仕事でアジャイル開発を始めることができたのも、数年間そのチームで行動してきたことで蓄積された「信頼」があったからこそだと思っています。
一方で、転職して職種が変わり、アジャイルコーチやコンサルタントとして自分が現場に入るときは、この「信頼」を獲得するのかに苦戦することが実は多くありました。「信頼」をされて仕事が始まるケースというのはアジャイルコーチやコンサルタントとしての経験が浅い自分の場合は非常に少なくて一緒に働く人達と信頼を築くところからのスタートになることが多い上、仕事の性質上、短期間で「信頼」を構築していく必要があることがほとんどのためです。(「あなたは自分たちに何をしてくれるの?」「自分は呼んでもないのになんでここにいるの?」といったストレートな言葉をかけられることもありました)こういった環境下で色々な試行錯誤をしてきた結果、あくまでも主観的な評価ですが、元々半年かかっても得られなかった「信頼」が1ヶ月程度で得られるようになってきて、理想的な振る舞いや「信頼」につながる行動が言語化されてきました。
本セッションでは、「信頼」を得るために仕事で自分が取っている行動や振る舞いを説明することで、短期間で「信頼」を獲得できるようになることを目指します。※こういったコミュニティではセッションで話す行動はあまり取っていないため、あくまでもアジャイルコーチやコンサルタントといった仕事でのコンテキストが強い点にはご注意ください。
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スクラムは不確実性が高い領域に対応するために採用されることが多いフレームワークです。スクラムを適用する中で作られるソフトウェアは、変更容易性やテスト容易性といった特性を持つことが重視されやすいです。
そして、変更容易性やテスト容易性を高めるために高い凝集度と低い結合度が求められます。しかし、結合度を過度に下げようとする取り組みは往々にして変更容易性やテスト容易性が低いシステムを生み出します。マイクロサービスの誤解によるシステムの保守性悪化はその代表例でしょう。結合度は闇雲に下げるものではなく、バランスを取るべきものなのです。
では、結合度のバランスを取るためには具体的にどのような観点や原則に基づいて考えるべきなのでしょうか?本セッションでは、結合度を様々な抽象度や観点から捉えて組み合わせていくことで、バランスが取れた観点で結合度を理解し、スクラムを適用していく中で求められることが多い変更容易性が高いシステムを構築することを目指します。
このプロポーザルを出した理由
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先日スクラムフェス金沢でどんな発表が聞きたいのか?という話をしていたのですが、その際にコミュニケーションをテーマにした発表が聞きたい、特に「信頼」を得るためのコミュニケーションをテーマにした発表が聞きたい、という話を聞きました。
こういった種があるときは、その人のためだけを考えてセッションを考えると良いことが多いため、今回はその人のことをイメージして、その人になるべく刺さりそうなセッションというのを考えてみました。
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スクラムフェス金沢のプロポーザルをざっと見たときに、技術的な話がやはり少なめだなあと思ったので、そこにアプローチする意味でもこちらのプロポーザルを出してみました。
また、内容的に初心者も楽しめつつここ最近の発見なども入っていて中級者レベルの方も楽しめるのかな?という気もしたので、テーマとしてちょうど良いかなと思いました。
発表でチャレンジしたいこと
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プロポーザルを出した理由にも書いたように、このプロポーザルを届けたいと思った人に対して刺さるようなセッションにしたいというのをまず第一に考えています。
また、色々な理由があるのですが、もし話せるとなった場合は、なるべくゆっくりと情報量を詰め込みすぎないように話をしたいと思っています。
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エンジニアの人たちが実は多く来ると思うので、その人たちに刺さるような話をしたいと思っています。
また、こちらは一本目と違ってあんまり個人の経験や主観的な話になりすぎないようなセッションにしたいと考えています。(一定理論的に根拠があるような話にしたい)