天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #224【その気になれば】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

FAST

LeSSやScrum@Scaleといったやり方も候補に挙がる中FASTを採用したのは、少なくとも日本では誰もやっていないから楽しそうだという理由で採用したという話がありました。

色々本を読んでどれどれと様子を見ながらやるのも面白いけれど、誰もやったことがなくてリファレンスも何もないようなことをやっていくのが一番おもしろいというお話がありました。

また、前提として、LeSSやScrum@Scaleを経験した人たちがその限界に気がついたことや、デリバリー部分のスケールが難しいことに問題意識を感じていたことなどはあるかもしれないということです。

プロダクトのゆるやかな死

プロダクトの利用者に大企業が入ってきたとき、そこで少しずつ不確実性を減らしていくような開発ができなくなる(例えばリリース頻度をなるべく少なくしてほしいという話や、複雑度がめちゃくちゃ上がってしまう修正を二つ返事で受けるなど)ような状態になってしまうと、そのようなプロダクトはゆるやかに死んでいってしまうというのが、B to B SaaSの難しさだという話がありました。

また 、B to Bは業務観察ができる環境があるがゆえ、もっと積極的に取り入れていったほうがよいし、プロダクトマネージャーと同じようなレベルで会話ができていくような状態になることが理想だということです。

スーパーPdM

いくら凄腕のPdMであってもリソースは限られているし、得意不得意はあるので、そこをうまく委譲できるようなPdMが重要だよねという話が出ていました。

このあたりの考え方は、アジャイルが上手に回せるようなチームにPdMが入ってみると、考え方がまるで変わったりすることもあるそうです。

BeReal

今若者に人気なSNSであるBeRealに関して、知らなかったという話や、知っていたけど流行りだしてからは時差があるタイミングで知ったという話を聴いていきました。

toyokeizai.net

LINE VS Webアプリ

下手なWebアプリよりもLINEのミニアプリのほうが全然使いやすいという話をしていきました。

ただ、それはLINEに使い慣れているからこその発想ではないかということで、実際使っていない人からするとそうでもないという話もありました。

ただ、LINEミニアプリに関してはLINEを入れておけば新規にアプリを入れる必要がないというのもUIとは別に魅力的だということでした。

全体を通した感想

色々なプロダクトの話が出てくる会で面白かったです。BeRealに関しては自分が存在を初めて知ったときと同じ衝撃を受けている方が何名もいたのは、なんかほっとしました笑

そして何よりも今日は石田さんもいらっしゃって、久しぶりに近況の話が聞けたのも尊い会でした。