天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

アーキテクティングの面白さを語ろう ! ~未来のソリューションアーキテクトの皆さんへに参加してきた

aws-dev-live-show.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

私たちソリューションアーキテクトの仕事は、テクノロジーを活用して世の中をより良くすることです。 学生から企業の開発者、IT 担当者、経営者まで、日々あらゆる方々とお話ししながら技術的な支援を行っています。

「この課題を解決したい」「こんなサービスを実現したい」という思いが共通している点では、私たちだけではなく、私たちと関わってくださる全ての皆さんがソリューションアーキテクトです。今これをお読みになっているあなたも、もしかしたらその一人かもしれません。

そこで今回の AWS Developer Live Show では、ベテランから新卒まで、3 人のソリューションアーキテクトが座談会形式でアーキテクティングの概要と面白さをお話しします。AWS のことをまだよく知らない、使ったことがない方もぜひお気軽にご視聴ください。

会の様子

あるテーマが与えられて、そのテーマに対して荒木さん石尾さん原さんがわいわい答えてくれる形式で進みました。以下、テーマとその内容を記載していきます。

なぜソリューションアーキテクトになったのか?(ソリューションアーキテクトになったきっかけ)

  • 大きなシステムの中身を考えることが子供から好きだった
  • 情報科学を専攻していたこともあって、新卒のときから顧客を直接技術で支援するようなソリューションアーキテクトに魅力を感じた

ソリューションアーキテクトとは何か?

  • システム全体をトータルで考えるとこうなるだろうなあというのを考える仕事
  • 幅広い仕事で、何でも支援する仕事なのかな?と思っている。顧客のやりたいことを翻訳する仕事
  • あらゆる顧客のビジネス価値(システム価値)を高めるためにどうしたらいいのか?を考える仕事

普段のソリューションアーキテクトの仕事はどんな感じか?

  • 顧客から正解を教えてもらうのではなく、顧客から色々学びながらシステムをどうしたらもっとよくなるのか考えている
  • 外から介入するような形になる。顧客が思いつかないような視点からアイデアを出せたりすると面白い
  • あえて外部の目から視点を提供できるようにすることを心がけている
  • これ内部の人だと言いにくいだろうなあと思えるような意見をあえていうことを心がけている
  • AWSという冠を背負っているので、AWSに関しては間違っていることは言わずにすぱっとAWSにサービスにまつわる提案をしている。一方で、AWS以外は間違えても仕方がないという前提があるので、触媒となるような動きを意識している

フラットな関係性を気がつくために考えていることは?

  • しっかりと自分の意見を言い切ること
  • AWS以外で良いソリューションがあるんじゃないか?というのを常に考えるようになっている
  • 他サービスとの比較や自社でしくみを作ることの検討を誠実に行っている
  • 顧客の立場になりきる。自分ならどんな視点で支援をして欲しいかな?というのを考える。あるべき選択肢ではなくTime is Moneyの視点で選択肢を考えたりする
  • 答えを出すというところよりも一緒に寄り添って考えることが重要だと思っている
  • 本当に困っているポイントは何か?を一緒に考えるようにする。ただ、一旦前に進みたいみたいな状況もあるので、毎回必ず何が一番大事なんだっけ?を考えなくてもいい
  • 「寄り添う」よりも「壁打ち」くらいの気持ちでいる。ただ単に考えていることを聞くだけ
  • ソリューションアーキテクトがいなくても選択できるのか?みたいな部分を支援することを意識するようにしている

ビジネス構造に手段であるシステムが依存していることが多いのだが、どう考えているか?

  • 新しいことをやることに抵抗するのはやめたほうがいい
  • ちょっと仕事の営業みたいになってしまうが、一旦AWSを使ってみて欲しい。無料クレジットやハンズオンみたいな形でちょっとずつ管理を楽にしていくと解消されると思う

ゆるやかに新しいことにチャレンジするということに対して「こういう風によくしていく」みたいなアプローチで進める時の注意点は?

  • 少しずつ進めることも大事だけれど、目指したい未来を思い返してもらって、ゴールにいきなり近づくような思い切りみたいなのも重要だったりする
  • がっつり時間をブロックしたり、日々の仕事との兼務ではなく専任でやってもらったりする
  • ドキュメントやモックアップによるエンパワーリングをしていく

顧客としては何をどれくらい準備すればスムーズにコミュニケーションできるか?

  • 具体的な実装方法よりも背景や目標の部分を整理してもらえるとスムーズにコミュニケーションが取れる
  • AWS Practitionerレベルの実務知識は必要だと思う

ソリューションアーキテクトでなければ何をしていたか?

  • ソフトウェアエンジニア
  • 起業
  • 変な人になっていたかもしれない笑

会全体を通した感想

色々なバックグラウンドを持ったソリューションアーキテクトの方々の話を聞くことができて面白かったです。

特に、新卒でソリューションアーキテクトとしてキャリアをスタートした人の話は初めて聞いたので、興味深く聞くことができました。