天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

コミュニティ運営技や課題の共有!コミュニティ運営勉強会!#10に参加してきた

comucal.connpass.com

大分日が空いてしまったのですが、こちらのイベントに参加してきた際のレポートの投稿に失敗していたことに気がついたので、今更ながら公開します。

会の概要

以下、Connpassのイベントページから引用です。

コミュニティ運営に携わっているメンバーが集い、コミュニティ運営やコミュニティマーケティングなどコミュニティにまつわる様々な情報、悩みや技を共有し合うイベントです。様々なコミュニティ主催者・運営者が登壇します。

会の様子

コミュニティ3.0(全ての組織がコミュニティ化する未来)

まずは冨元さんから、コミュニティの簡単な歴史とコミュニティの未来に関して話をしてくれました。

コミュニティが必要不可欠だった縄文時代など農耕主体の時代をコミュニティ1.0とするなら、雇用主⇔従業員というような関係性のもとに会社が主体となっていた時代はコミュニティ2.0と言えるのではないかということでした。
そして、これからの未来は、個々を大切にする考え方(働き方の多様化)が叫ばれていき、個々人が物心ともに満足できるような状況になっていく状況が考えられることから、これがコミュニティ3.0として定義できるのでは?というお話でした。

コミュニティの熱量の要衝を考える

続いて、5つのコミュニティを運営している高尾さんからコミュニティの熱量に関する発表がありました。

あくまでも高尾さんの体感ではありますが、以下のような段階で熱量の要衝は変化するということでした。

  • 〜30名...基本がしっかりしているか?
  • 30人〜50人...盛り上げ役がしっかりしているか?
  • 50人〜100人...サポート役が暗躍しているか?
  • 100人〜...中央集権の構築が上手にできているか?

熱量を維持するには参加者の熱量と運営/主催の工夫が大切ということでした。
具体的には、参加者はオタクとして参加すること、運営/主催者は「丁寧さ」「サステナブルさ」「感謝」を持つことが重要だというお話が出ています。

また、熱量のキープには内輪らしさをどこまで出すか?やトラブル対応の受け口が重要だというお話が出ていました。

オフラインイベントを4回実施して直面したPloblemとAction

続いてえっちゃんさんから、会社でコミュニティづくりを実施した際の教訓に関して話がありました。

以下、起きたPloblemとその対応策をあげていきます。

  • 参加者が遠慮しがち...アイスブレイクの時間をとる
  • セミナーとワークショップのパートに一貫性が薄い...同じ会社(人)が資料作成をする
  • 参加者のアウトプットに差があった...参加者の属性を事前に把握してグループ分けを工夫する

マーケの変化とオンラインコミュニティについて

続いて3200回以上のコミュニティ登壇をされている松葉さんから、消費者接点としてのコミュニティの話がありました。

改正個人情報保護法により、広告による消費者接点の構築が難しくなっている上に、デジタルネイティブな若手の台頭を理由としてコミュニティを中心に情報が拡散される時代が来るであろうということで、幾つかのアプリの事例とともに、コミュニティが中心となってターゲティングを行う事例の紹介をしてもらいました。

また、コミュニティ経由で引き込み、引き込んだお客さんをオンボーディングして強固なつながりを構築する重要性についてのお話もありました。

イベント登壇者向けアドバイス5選

最後にMitzさんから、コミュニティイベントに登壇する際のアドバイスと、登壇者を導くための主催者側のTips5選の紹介がありました。

まず、登壇者としては以下の3つを意識してほしいということでした。

  • コミュニティの目的に合っている
  • イベント趣旨に合う
  • 登壇者の個性を際立たせる

その上で主催者には、以下の5つを意識してほしいということでした。

  • コミュニティの目的を誰もがわかるようにしておく
  • イベント趣旨やテーマを共有する
  • イベントの傾向や予測を共有する
  • 登壇者とのコミュニケーションを充分に取る
  • 登壇者を盛り上げる

全体を通した感想

コミュニティに対して色々な角度から関わっている人たちの話が聞けて面白かったです。

特に、高尾さんが話していた、参加者はオタクとしてコミュニティに参加するというのは、個人的にはすごく共感ができる内容でした。