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こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
今回が初回ということで、まずは及部さんからめちゃくちゃ丁寧なオープニングがありました。
以下のような話が説明されていきました。
- (参加者の人が)今日の勉強会で何を持って帰りたいか
- (参加者の人が)受託開発にどのようにかかわっているのか
- どういう経緯でこのイベントが立ち上がったのか
- どういうイベントにしていきたいか
- 今日のアジェンダ
- OSTに関しての説明
会の様子
ぶっちゃけどれくらい受託アジャイル実現できているの?
最初はこちらのテーマでOSTをしていきました。
まずは契約の話からスタートし、準委任/請負どちらでやっているかという部分のコンテキストを合わせて*1、色々なぶっちゃけ話をしていきました。以下、話した内容でブログに記載できそうな部分をテーマごとに挙げていきます。
はじめましてのお客さんはどんな感じでスタートする?
信頼関係がまだないような状態でアジャイルをやっていくのは難しいよね、という話から、こちらのテーマを話していきました。
まずは基礎的な研修だったりインセプションデッキ作りといったワークショップからスタートをしてから顧客との関係性を築きつつお互いに価値観がある程度合うことを確認するという話や、Sprint単位でのリリースができることで信頼が得られていくという話が出ていました。
顧客はアジャイルに対してどれくらいの理解があるか?
受託開発をしていると、発注してくれるお客さんがどこまで理解をしてくれるのか?という部分がすごく肝になるけれど、実際その辺りってどんな感じ?という話をしてきました。
アジャイルを知っているお客さんは多くなった一方、発注者としてめちゃくちゃ都合いい解釈をしてしまっていたり*2するお客さんも多くなってきているという話や、知っているけどやったことはない人が多いという話などが出ていました。
現実と理想のGap
現実と理想のGapとして、以下のような話が挙がっていました。
- どうしても社外秘の情報などがあり、受注側には教えられないというパターンがある
- 請負でやりたくないけれど、請負でやらざるを得ないという苦悩
- 受注側の権力が強く、やらざるを得ないみたいな状況になる
なぜ受託開発でやっているの?
続いて、受託開発を好きでやっている人たちはどういうところが好きでやっているの?という話を聞いていきました。以下のような意見が出てきました。
- 元々CI/CDの整備など、チームの整備をすることが好きだった。受託開発をすると、たくさんの会社やたくさんのチームを支援することができるので、楽しい
- エンジニアという視点で受託開発を捉えると、いろいろな技術やコードに触れることができるのは良い(自社サービスは古いプロダクトのお守りになることもあったり技術要素がロックインされることもある)
- 信頼関係が構築できた経験を受託で積んでから、受託でも全然価値あるものづくりができるな、と考えられるようになり、好きになった
- いろいろな価値観のお客さんとコミュニケーションをたくさん取ることが好きなので楽しい
受託開発で苦しいと感じる部分もあるという話は認めつつも、結構受託開発が好きだという人が多くて、いい意味で予想が裏切られました。
会全体を通した感想
人がめちゃくちゃ多くて、自分が参加できなかったテーマについてもすごく面白そうなものばかり&大盛り上がりでした。
ブログには書けないような生々しいテーマも多かったですし、受託アジャイル勉強会っぽいテーマばかりだったので、受託開発をずっと経験してきた自分としては大満足の会でした。