天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクフェス札幌2022で登壇してきた

タイトルの通り、スクフェス札幌2022で登壇してきたので、そのふりかえりをしていきたいと思います。

使用したスライド

speakerdeck.com

発表準備

今回は過去一番、準備で迷走した発表になりました。。笑

プロポーザルを出した時点である程度話したい内容は決めていたのですが、Day0で発表するということになり、ある程度幅広い参加者層に届くような内容を話そうと思い、ここから沼に引きずり込まれることとなりました。

  • カンファレンスのDay0で話すのだから、イベントというよりカンファレンスでどう参加するのが良いかを話す方が良いのではないか?
  • (当初話す予定だった)自分自身にとって有益なイベントをどう選ぶか?という観点の話はDay0に聞きたくないのではないか?
  • この発表は初めてのカンファレンス参加者にとってしか有益な発表にならず常連の参加者にとっては退屈な内容になってしまうのではないか?

などなど、元々話す予定だった部分から大きく更新が入るような疑問がDay0という条件を考えれば考えるほど湧いてきてしまい、迷走が続きました。

迷走しまくって、数十回以上内容がコロコロ変わる有様だったのですが、発表の前々日に同じDay0で発表するおおひらさんがテストの街葛飾でフィードバックを受けていて、そこで出ていた「ターゲット層がフワッとしていて誰に届けたいのかわからない」「プレゼンで解決したい問題があまりよく見えない」「Day0で話すことを忘れた方が良いのでは?」...といったフィードバック内容が自分にもブッ刺さり、ここでようやく方向性が固まり出しました。

話の種自体はいくつも用意できていたので、その種をうまく組み合わせて、なんとか発表できる形にし、どうにか準備を終えました。
スライド自体は、Day0はお酒を飲みながらリラックスして話を聞くような人も多いと思ったので、文字情報を普段よりも増やして、スライドを追うだけでも誰もがわかるような内容にしました。

ただ、調整が微妙にできなかった部分も多くありました。例えば、以下の部分は完全には納得できない状態で話をし始めました。

  • エモい話に価値がないような取られ方をされないように丁寧に説明できたかが怪しかった
  • 時間が足りなかった
  • 初心者向けの内容といいつつ、OSTやコーチーズクリニックがどのようなものなのか?について説明を省くことになった

発表当日

話を聞いている人の多さにビビりました。
オンライン/オフラインで合わせると100名をゆうに超える方々が聞いていましたし、オフラインの人数もRSGTやDevOpsDaysで話した時を確実に超えていたので、完全に上がってしまいました。

また、発表の仕掛けとして準備をしていた、

  • ブログを書きながら登壇する
  • Discordの反応を見てどのスライドを話すか決める

という部分が、自分が用意していた設備だとできないことに発表直前で気がつき*1、これもめちゃくちゃ焦りました。

そんなこともあってあまりにも緊張をしていたので、話をしていた時のことは正直あまり覚えていません。。。笑
なんとか話し終えたものの、明らかな失敗もあり、感触としては最悪でした。

発表後

Day0のSpeakerだったのにこれか。。と正直かなり落ち込んでいましたが、聞いていた方々が多かったこともあってか、いつもより遥かにたくさんのフィードバックをいただけました。また、どの内容もすごくポジティブなものだったので嬉しかったです。

特にshinoさんやhiroktsさんからは丁寧に、いろいろなポイントごとにどういうところがよかったのか?という話をしてもらうことができて、少しホッとしました。

ネットワーキングでも、色々な方からDay0の内容をきっかけに声かけをしてもらうことができて、やれることはやったしいいかな、と少し開き直れるようになりました。

全体を通して

過去一大変な発表でしたが、終わってみるとまさに太い経験ができたのかな、と思いました。

まずは誰に届けたいかを考えることや、どんな行動変容を期待するかを考えることなど、プレゼンの基礎から外れるとどれだけ痛い目に遭うのか?というのもわかったので、次回以降はこの基礎を忠実に守りながら、少しずつ上達していければと思います。

今回このような貴重な機会をいただいた運営の方々と、聞きながら色々とチャットを賑やかせてくれた参加者の方々には心から感謝です!どうもありがとうございました!

*1:オフラインの場合PCに表示している画面をそのままスクリーンに映すという仕掛けだったので、スライド以外の画面を表示させることができなかった