天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #123【ひふみ】に参加してきた

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今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

英語を喋る頭

英語を喋る頭と文法を考えながら書く頭はまるで違うという話を聞いていきました。

色々なエピソードを聞いたのですが、万博に通い詰めた時にひたすらアフリカ人の英語を聴きまくった結果、麒麟giraffeというイメージがついてしまい、麒麟という日本語が全く出てこなくなって、giraffeしか話せなくなったというお話は特に印象的でした。

他にも、英語を話すときは説明を簡単にするスキルも必要なのではないか?という話が出ていたり、英語でコミュニケーションを取る前にそもそも日本語でコミュニケーション取れているの?という話や、英語を喋れる人も月曜日から金曜日まで喋れる訳ではないんだという話だったりと、興味深い話が多数出ていました。

話題がすぐに&自然に移り変わることで有名な葛飾ですが、ちょうど英語を喋れる人が今日はこの話題でかなりの時間を使っており、盛り上がりを見せていました。

日本語におけるコミュニケーション

コンテキストに頼ったコミュニケーションが非常に多いのが難しいところだという話をしていきました。
その流れから、裁判で「および」などの言葉の解釈で話の結果が変わったという例も聞くことができて、面白かったです。

なお、分かりやすい説明の代表例として、免許の説明が挙がっていたので、今度注目してみてみようと思います。

management3.0の流れとPdMやEM

マネジメントの仕組みを作って、メンテナンスをしていく人にならないと、この後生きていくのが辛いよ、という流れとPdMやEMが注目を浴びている流れは似ている部分を感じるという話を聞いていきました。

概念が生まれてバズワードになって再定義が試みられて...というメカニズムを聞くことができて、面白かったです。

EMの定義のずれ

最近のEMは、XX人のマネジメントができること、採用ができること...といった定義になっていて、当初EMのキャリアを志していた人にとってはズレがあるという話や、海外のEM情報*1を聞いていきました。

ちょうどエンジニアリングマネージャーのしごとの講演を聞いた後だったので、ホットな話題で興味深かったです。

全体を通した感想

今日はとある方がいらっしゃったこともあって笑、品質関連の話題で心のNDAを結んだ上での話が前半に多数出ていたのですが、個人的にはここ最近で3本の指に入るくらいのめちゃくちゃ面白い話で、とても楽しかったです。

また、改めて、eroccoさんの博学ぶり(知識の量もそうですが、話の引き出しの多さや経験のユニークさ)を実感しました。

*1:EMはエンジニアの査定をするために存在している