天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

心理的安全性のつくりかた - Forkwell Library #3に参加してきた

forkwell.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

これまで Forkwell のイベントで登壇されたエキスパートの方々は、先達が記した書籍から「気づき」を得て実践し、振り返り、再現性のある「学び」として身に付けていく中で、実績を築いてこられました。

しかし、日々限られた時間の中で知識や情報をアップデートし続けるのはそう簡単ではありません。 Forkwell Library では、著者・訳者・実践者らを登壇者として招き、そんな思いを抱えた開発者の皆さまが「学びのきっかけ」を得られる勉強会を目指します。

今回の第3回目では 13万部を超えるベストセラー『心理的安全性のつくりかた』 を取り上げます。著者である石井 遼介氏をお招きして心理的安全性に関する基礎を改めてお話いただくと共に、現在、株式会社トラーナのCTOを務めるめもりー氏に心理的安全性を重視した組織作りについて語っていただきます。

会で印象的だったこと

心理的安全性の要素

話しやすさがあるか、助け合いをすぐに求められるか、挑戦しやすいか、新奇を歓迎しているか、の4因子が心理的安全性の要素として挙げられていました。

どれもその通りだなあという印象でしたが、特に挑戦の結果が出る前に褒めたり励ますことが重要というのは、自分があまりできていないことだと感じたので、学びになりました。

心理的柔軟性を上げるための試み

心理的柔軟性を上げるためには、正しい話をするか?ではなく、役に立つ話をするか?というのを考えることが重要だというお話が出ていました。

ただし、役に立つ話になるかどうかはその人の役割や文脈によって全然変わってくるので、周りから見れない心の中ではなくはっきりと見える行動に対してフォーカスすることで、より心理的柔軟性を上げる可能性が上がるということです。

ボトムアップ型組織

経営陣が現場の様子を把握できないような組織になってしまった場合に心理的安全性を高めるために目指す組織づくりとして、ボトムアップ型組織の話がめもりーさんから挙がっていました。

自分の意見を言語化してテキストに書き表すことで他の意見との相違点を認め、議論の過程を整理することで、他者の意見を認められると共に、発信がしやすくなる効果があったということです。

周りからみるとマイノリティな状況でなかなか思っていることが言えないのだけどどうしたらいいの?

まずマイノリティ側の人から意見を聞いていくというのは一つの効果があるというお話が出ていました。
また、マイノリティ側の人がやりやすい環境にどうしてもなってしまうので、マジョリティ側からマイノリティ側の理解を深めるように色々と質問をしてみるというのも重要だ、という意見も出ていました。

心理的安全性が高いかを見極める質問

組織が使う語彙に注意するのが重要だというお話が出ていました。
例えば、「下請け」や「部下」などといった言葉が出ていれば、上下関係をはっきりと作っていたりするリスクがあると判断できるということです。

会全体を通した感想

心理的安全性という言葉の概念や活用方法といった理論的な話から、実際にその考え方を現場でどのように実装しているかという話に移る構成で、話がスッと入ってきました。

石井さんは存じていたのですが、元々エンジニアとして働いていてすごい実績を残されている方で、なおかつ話もめちゃくちゃ上手だったのには驚きました。