天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

ZombieScrumSurvivalGuide読書会 #7に参加してきた

yasashii-agile.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の様子

チェックイン

今日もチェックインをしていきました。
今回は初参加の方がいらっしゃったので自己紹介からしたのですが、思わぬ繋がりが発覚して、いつも通り(?)盛り上がりました。

会で話したこと

コードを書くのが楽しくて土日もずっとコードをコミットし続けている人がいる

一般論としては残業しない方がいいと思われる一方で*1、仕事が楽しくて夜遅くまで残っている人に、「残業しないでほしい」という話をするのはその残っている人の楽しみを奪うことにもなり兼ねず、難しいよね。。という話をしていきました。

プレッシャーを感じてしまうメンバーの意識の問題*2とも捉えることはできるけど、それぞれの意識や価値観を直そうとするのではなく、純粋に仕事をしやすくするためにお互いがどう思っているのかのコミュニケーションを取るのが大事だよね、という話に落ち着きました。
参加した方の中には、周りから見るとすごく長い時間仕事をして、たくさんアウトプットを出しているように見られる傾向があると話されている方もいたのですが、その人から「プレッシャーに感じる部分があれば素直に言ってくれた方が嬉しいし、そう言われたら色々やり方を模索したい」という話が聞けたのは面白かったです。

QAと開発が分断しがち

スクラムをしていない環境で働いている方から、QAと開発チームが分断しがちで、あまり仕事上でコミュニケーションが取れていない(「テストしてね」「開発してね」のように相手に仕事を投げるような形になる)という話が出て、この話をしていきました。

お互いの仕事に積極的に介入していくことや、コードを書く前からQAチームに入ってもらって、一緒に働く雰囲気を醸成していくのがいいのではないか、という意見が出ていました。

また、Agile testing condensedやじゅんぺーさんのスライド・登壇内容がリファレンスとして紹介されていました。

幅広いユーザを巻き込もうとした結果。。

幅広いユーザを巻き込もうとした結果、無理やり金額を下げて囲い込むようなことになって泥試合になってしまうことがあり、このような戦略を立てている人たちに、戦略の立て方をどのようにして見直ししてもらえればいいのだろう?というような話題を話していきました。

なかなか難しい課題ですが、プロダクトの目的は独占をすることなので、最近はやりのプロダクトマネジメントといったワードも絡めながら、ユーザー数をただただ増やしていくのが唯一の勝ち筋ではないことを啓蒙するところから始めるといいのかなあ。。という意見が出ていました。

リリースにとらわれている状況からの脱出

リリースをある期間にすることに対して目線が向いてしまっているチームで、どのように目線を切り替えてもらうといいか?というお話をしていきました。

今回の章のテーマでもあったように、リリース期間を短くするとリリースに対する特別意識が薄れていくのでは?というお話だったり、リリースしたものがどれくらい使われているのか?ということがわかるようなデータを突きつけて、「リリース目標にしてリリースしたのはいいけど全然価値出ていなくない?」という事実を見てもらうと良さそう、という話をしていきました。

会全体を通した感想

今回は初参加の方もいたお陰で、いつもとはまた違った観点での意見が聞けたりして、面白かったです。
現場で起きている課題と本で書かれている内容の結びつけ作業が今日もできて、学びが多くある会でした。

*1:体調的な問題に加えて、周りのメンバーにプレッシャーを与えてしまう

*2:おそらく土日にコードを書いている人もプレッシャーをかけようと思って仕事をしているわけではないし、他メンバーに土日にコードを書くことを強制したいとも思っていない