天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

『スクラムチームの開発者ってどんな仕事?』〜 スクラム Bar #4に参加してきた

chatwork.connpass.com

こちらのアーカイブを見たので、会の様子と感想を書いていきます。(楽しみにしていたのですがDevOpsDays Tokyoに参加していた関係で見れていませんでした。。!)

会の概要

だいくしーさんを中心としたスクラムチームの各ロールを担うメンバーで、スクラムチームの開発者に焦点を当てて色々な悩みなどざっくばらんに雑談をしていこうという会です。

会の様子

ペアプロ・モブプロがそんなに得意ではない

正直、自分自身だけで考え抜けるように一人一人に仕事を割り当ててもらえるのが個人的には理想ではあるけれど、やる意義は理解しているので、チームとしては取り入れているということでした。

なんとなくでやってなんとなくで終わってしまう仕事ができがちなので、全体を俯瞰して見渡す人やリーダシップを取る人を置くように注意しているということです。

発散と収束

イデアを発散する際にはチームの頭数がいた方が嬉しい一方で、アイデアを収束するタイミングでは人がいることでかえって意思決定がやりにくくなる感覚があるというお話が出ていました。

HOWの指示

POからHOWを指示されると、うっとなってしまうというよりは、POの言ったHOWをどうしても信じ込んでしまい、本当に出したかった価値を出せないことが多いので、HOWを開発者に任せてもらえるのはありがたいというお話がありました。

また、HOWではなくWHATをPOが指示しているつもりが、あるレイヤーだとHOWに当たるような話に実はなってしまうことがあり、この調整がなかなか難しいというお話が出ていました。
これを防ぐために、スプリントプランニングなどで、「状態」(スプリントが終わった後に、機能が終わった後に、どのような状態になっているか)をキーワードに会話しているということです。

自然とアジャイルスクラムの考え方になっている

上手くいくと、アジャイルだとかスクラムを意識しなくても、いつの間にかアジャイルスクラムのようにスウォーミングしているのが面白かったというお話が出ていました。

開発者ってスクラム知っている必要あるの?

開発者はスクラムのことをどのくらい知っているといいのか?という話が出ていました。

基本的に、スクラムマスターがフォローしてくれるため知る必要はないということですが、プランニングでどのように仕事を作り出していくかや、ユーザーストーリーをどれ位書けるか?というのは重要なスキルになってくるというお話がありました。

全体を通した感想

開発者目線で(スクラムに対して)忖度ない意見が聴けたのが非常によかったです。
PO, SM, Devの3ロールそれぞれの立場で話をしてくれたのも、誰の立場での話なのかが分かりやすくなって、個人的にはありがたかったです。