天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

アジャイルカフェ@オンライン 第5回に参加してきた

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

イベントの概要

アジャイルコーチの天野さん/家永さん/木下さん3人が、視聴者から寄せられた質問に対して答えていく会です。

今日は、「ベロシティがうまく上がりません。日々KPTを実施してベロシティをあげるにはを議論していますが、半年以上上がらないです。ベロシティをあげるために有効な手段はありますでしょうか?」という質問に対して議論がされていました。

イベントで印象的だったこと

ベロシティが上がらない要因として考えられるもの

ベロシティが上がらない要因として、以下の原因が挙げられていました。

  • ふりかえりで障害を排除できていない
  • コード/設計の問題
  • ベロシティの測り方が間違っている
  • 実はベロシティ以外の指標は改善している

その上で、個別トピックについて議論がされていきました。

ふりかえりで障害を排除できていない

ふりかえりで障害を排除できていない仮説とその仮説に対してのアプローチとして、以下が挙げられていました。

大きなProblemに気が付いているが言えない(フラットな関係性で話せていない)

関係性の質を整えるためにSM中心で個別に困りごとを話せるようにアプローチしていく。*1個別で話すのが難しいなら、アジャイルコーチやSMの立場から敢えて極端な意見を出してみるのもよいと思う。

Problemの分析で原因を特定できていない

原因を特定するための有効な手法として、なぜなぜ分析/因果関係を図解/リーンの観点(無駄を省けないか)/推論のはしご(時間がない、など起きている事象でない原因が出ている)/バリューストリームマッピング

アクションアイテムが具体的ではない

KPTにプラスして、アクションアイテムを決める所までやるのは結構重要。KPTAの前提でふりかえりを進行させるのが重要。

アクションアイテムを決めたのにやっていない

アクションアイテムはタスクボードで管理して、チームの仕事として管理する。アクションアイテムが多すぎると何もできなくなるので注意。
ふりかえりを毎日やると、アクションアイテムが多数出て手つかずになりやすいので注意。

Problemにばかり目がいってしまっている

Keep/Tryに絞ると良い。

コード/設計の問題

人間関係などの視点で多く話が出がちですが、技術的負債も溜まっている可能性があるというお話が出ていました。
ベロシティを上げようと考えると、保守性が低いコードが特に出やすいということです。

その他

時間の都合もあって駆け足でしたが、その他にも、

  • 手動作業が多すぎる
  • 人の交代が多い
  • 兼務作業が多い

といった意見が挙がっていました。

全体を通した感想

今回はこれまでと違ってテーマが一つでしたが、今までよりは深い話が聴けたので、面白かったです。
今回は実験的に2テーマだけでなく1テーマに絞ったということでしたが、30分1テーマ位でちょうどいいのかな、と個人的には感じました。

*1:1on1で解決できると考えている人も多いが、話が一方的になると効果ないので注意