beyond-hardware-agile.connpass.com
今日はこちらのイベントに参加してきました。
イベントの概要
イベントの名前の通りの会です。
イベントで見た動画
Hiroshi KURABAYASHI - ベトナムでやり直すソフトウェア開発 -
今回倉林さんのお話を聴いたのは初めてだったのですが、多種多様な経験をなされていて話が面白い方で、ファンになりました。
ベトナムの文化背景として、強い年功序列(上から言われたことがすべて)があって、汚いコードでも読めるしキャッチアップのスピードが早いけど、品質にはあまり気を使わない傾向があるという話だったり、自分たちの当たり前が見直されるような話でした。
実際の数値的な指標が多く出されていて、ベトナムで評価される(給料が高い)役職、開発工程ごとの課題感、今後の見通し...納得感ある情報が整理されていたのも面白かったです。
また、倉林さんがどのようにしてベトナムでチームビルディングをしたのか、どのようにアジャイル開発を教えていったのか...具体的な経験を聴くことができたのも良かったです。
全体を通して、一見すると矛盾しているように思える面があったものの*1、どこかでは何か一つになって繋がっているんだろうという感覚もあって、その共通点を探るのをこの後やってみたいなあーと思えるセッションでした!
自分がこれまで知らないベトナムという世界を、倉林さんを通して覗くことができて、あっという間の90分でした!
Kohsuke Kawaguchi / 平鍋健児 - 日米ソフトウェアよもやま話 -実話と夢成分で語るビジネスとエンジニア人生 -
平鍋さん川口さんのこれまでの話*2をお互いにし合うという、こういう場でないと中々聞けないようなトークからスタートし、そこからひたすらソフトウェア開発に関してのお二人の考え方が語られる、素敵なセッションでした。
一つ一つの話に重みがあってどれも面白かったのですが、個人的には以下の話は特に印象的でした。
- 必要性が出てきたタイミングで必要なものが作られていく(OSSが活発になるにつれて、Githubが発展する)
- 制約を強みに活かす(時差があって物理的に顔合わせできないことをどうやって強みに活かすか、というのを考えていく)
- 一見理解できないことを理解しにいくことに価値がある
- アメリカだと人と人の化学反応が速い。人の流入が激しいので、どこの会社に行っても知っている人がいて、その人が元々にいた会社の知見を広めている
- Googleに入る人が凄いというのもあるが、Google自体がめちゃくちゃ凄い。少し大げさな例だが、Googleの環境にいるだけで生産性が10倍とか100倍になる
- その人がどれだけプロダクトに対してパッションを持っているのか?というのが最終的に大事になる。このパッションをどうやって作るのか?というのが川口さんの最近の課題
- こんなことも知らないの?を楽しむ
- 色々な人、色々な合理性を探求することにエンジニアの醍醐味がある
全体を通した感想
90分のセッションを見る時間が中々取れない+90分動画見るぞ!と中々ならないという
見たセッションの内容とはあまり関係ない感想ですが、90分セッションという制約を設けた中で、普段の製造業アジャイルや他の同時視聴イベントと比べてばんばんセッションが出ていた*3のは、面白かったです。