天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

スクフェス大阪2021で初発表してみて

www.scrumosaka.org

今日はスクフェス大阪で自分自身が発表した内容のふりかえりです。
自分がまたいつか発表する機会があった時に読み返したいな、と思って書いてみます。
スクフェス大阪関連の記事は今日で最終回です。

ふりかえりは時系列で行っていきます。

プロポーザル採択~発表3週間前

プロポーザルが採択されて嬉しさといい感じの緊張感がありました。
一方で、仕事ではPJが大変なことになっていて、土日も普通に出勤する毎日で、毎日仕事で疲れてコミュニティで元気をもらっての繰り返しになっており、とてもプレゼンを作る気力がわきませんでした。(疲れた状態でプレゼンを作ってもろくなものができないんじゃないかという気持ちもありました)
とはいえ何かはしたいし、何か少しでもいいから始めたいな、という気持ちはあり、「そもそもプレゼンテーションについてなんも知らない自分」に気が付いたことをきっかけに、プレゼンテーションに関する本や記事を読むことにしました。

まずは安定(?)のきょんさんコンテンツを改めて読み、その後は記事に書いてあったおすすめ本や書店でおすすめ本の近くにあったよさげな本を手に取り、10冊位本を読み漁りました。特によかったものをメモとして残しておきます。

note.com

発表3週間前~発表2週間前

上記にあったガー・レイノルズの著作が特に具体的に何をすべきか書いてあり、個人的には刺さる内容だったので、内容にしたがって、まずは付箋と漫画ノートを買ってきました。

www.amazon.co.jp

その後、自分が話したい内容や話せそうな内容を1センテンスor軽いスケッチで付箋にがんがん書いていきました。
付箋は大体500枚くらいになって、その後はグルーピングをしたり、あんまりいらない内容はどんどん捨てていき、付箋を絞りました。
仕事が相変わらずの状態だったので、ひどいメモもあり、500枚といっても書いた次の日の朝とかには即座に捨てるような付箋もあったので、そんなに絞る作業は困りませんでした。
付箋を絞りつつ、漫画ノートで構成を入れ替えながら調整し、プレゼンの骨格を作っていきました。

発表2週間前~1週間前

なんかいい感じに準備できていると思っていましたが、ここで壁にぶち当たりました。
まず困ったのは、「プレゼンで伝えたいことを一言で言うと何か?」という問いかけへの回答です。
骨格を作ったつもりでしたが、伝えたいことの焦点がぶれており、流れがすっきりしないことに気が付きました。
しかも、ConfEngineに書いてあるラーニングアウトカムともずれている&すべてを盛り込むと、広く薄いプレゼンテーションになり、自分が読んだ本に書いてあったプレゼンテーションのつまらないプレゼンテーションの条件を見事に満たすものにあることに気がつきました。

二つ目に困ったのは、プレゼンテーションのスライド作りです。これも読んだ本にしたがって、話す内容+スライドのセットで強烈な効果を発揮するようなスライド*1を目指したのですが、これがあまりにも難しい。。。
デザインの勉強が必要と言うのは本にも書いてあったので一筋縄ではいかない*2と思っていましたが、何時間考えても全くスライドが作れず、苦戦しました。
仕事で作ったり見てきたような、グラフや表&文字で論理的に(?)説得するスライドから離れられなかったのがおそらく苦戦した要因でした。

発表1週間前~当日

まず、「プレゼンで伝えたいことを一言で言うと何か?」という問いかけへの回答をじっくり考えました。
焦ってもしょうがないということで(心の中は焦っていた気持ちもあったと思いますが)、散歩したり近くの海を見たり、仮眠を挟んだりおいしいものを考えたりしながら、幾つか出てきたプレゼンテーションのメッセージの中から、「自分らしいものはどれか?」「このプレゼンを聴いてどんな感想を持ってくれると嬉しいか?」「このプレゼンをどんな人に伝えたいか?」などを問いかけて、メッセージを絞りました。
最終的に、何度も頭の中に出てきた"希望"をベースに、「(過去の自分と同じように)仕事で全然上手くいかない、という気持ちがある人に、自分がコミュニティからもらった希望を少しでも共有したい」という想いの基、「未来や過去を見つめずに、現実のすぐ近くにある希望を見つめると、少し前に進めるかもしれない」というメッセージを込めることにしました。

この時点で発表4日前で、なおかつ4月~6月に身体を追い込み過ぎて体調も悪めという中々まずい状況でしたが、プレゼンテーションのスライド作りを前に進めるべく、気持ちを奮い立たせて*3、発表する内容を全て文字起こしすることにしました。
発表する内容を全て文字に起こして、内容を適当に分けて、分けた内容ごとに情景をイメージすれば、なんかしら生まれるだろう、という発想でした。(逆に文字にすべて起こしても発想が生まれないやつはもう文字で表すしかないと思っていました笑)
これは最初からやっておけばよかったと思う作業で、文字に起こせたのはなんと発表2日前でしたが、文字に起こした後は3時間でスライドができました。
本当はもっと拘りたい気持ちはあったのですが、*4「まあこれが今の自分にできる精一杯かな」という気持ちになったので、これで当日望みました。

発表当日

発表までの準備はそれなりに満足できましたが、発表は正直、なかなかに悔いが残る内容でした。(終わった後は達成感から、結構うまくいったと思っていたのですが笑)

  • 声の抑揚があまりつけられなかった
  • 文字起こししたのはよかったが、文字起こしした内容に引っ張られてしまった(発表中、あんまりみないようにしようと思っていた文字を多数見ることになった)
  • Discordや文字起こしした台本を見たときに、意外と視線が動いていた
  • Zoomの共有を間違えたのかZoomの仕様なのか、台本を見るために画面切替する様子が見えてしまった

まあこれは、もう初めての発表なので仕方ないと割り切って、次回に活かしたいと思います。
また、緊張で他のセッションの発表があまり頭に入りませんでした。あとはただ話すだけ、位になるまで準備&プレゼンの練習を次回はしたいと思いました。

発表後

皆さんから色々と感想を貰えて、どれも本当に嬉しかったです。どうもありがとうございました!
現場でなかなか辛い状況にいる人に聞いて欲しい、という感想を幾度か貰えたので、ある程度はやりたいことができたのかな、と思います。
また、プレゼンテーションの勉強を初めてして、これを実践して、沢山反省点や収穫が見つかったのは、本当にいい経験になりました。初めての発表ということもあって、正直想像以上に疲れたし大変でしたが、発表できてよかったです!

また、実は半年前のRSGT2021からの繋がりで今回の発表があったのだということに気が付いて、一人で感激していました。

zenn.dev

発表するのに力をくれた皆さんや発表の機会をくださったやなぎさんに改めに感謝を示して、本記事を締めたいと思います。
また来年、機会があれば、発表しますー!

*1:話す内容とスライドが合っていなかったり、スライド読めば話聴かなくても内容が分かる、みたいなスライドはやめる

*2:というかスクフェス大阪の当日に本に書いてあったようなスライドは作れないだろうとある意味開き直っていました

*3:未来を恐れずに現実を少しずつ良くしていくという自分のメッセージに励まされる謎の展開でしたw

*4:あんまりデザインとして意味をなしていないスライドもあった