天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #49【道】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

会の様子

Agile Testing Nightの補足会

今日はオンライン区長が出演していたAgile Testing Nightの話から入ってきました。
QAファンクションについて、葛飾なりの解釈を聴くことができたり、イベントをふりかえって印象的だった話をしたりました。
アクアモデルの話などはAgile Testing Nightの中では、自分が聞いていた限りは紹介されていなかったので、参考になりました。

www.slideshare.net

リリースを承認するためのメトリクスについて

メトリクスが数遊びになってしまっている話や、メトリクスの値がSHIFT LEFTによってどんどん意味をなさなくなってしまう話など、テストのメトリクスについての課題を色々と話していました。
予測障害数のメトリクスは、「バグを出し切った」という指標にはならず「テストの適正数をこなした」という指標であるという話は面白かったです。(メトリクスは目安になるものの、品質が良いかの証明にはならない)

ゴンベルツ曲線が悪用されていた話なども聞くことができて、さすがテストの街葛飾(というよりもさすが石田さんが正しいかもしれないです笑)と感じさせられる、色々と学びが深い話でした。

monoist.atmarkit.co.jp

その他にも、「メトリクスが外れた場合には言い訳や外れた理由を考えるのではなくふりかえりをしよう」という話や、「メトリクスが外れることを怖がるんじゃなくて、正しい数字を報告しましょう」という話など、メトリクスの話をきっかけに面白い話が多数聞けました。

テクノロジーハラスメント

最近はなんでもハラスメントにするということで、丁度タイムリーな話題として、テクノロジーハラスメントの話が出てきました。
そのくだりで色々なハラスメントの話が出てきたのですが、Markさんが話し出した徹夜ハラスメントのくだりは面白すぎて、涙が出た上にお腹が痛くなりましたwww

クオリティゲート

クオリティゲートがコストセンターになってしまう場合が未だにあるという話をしていきました。
クオリティゲートが、プロジェクトのリバイスをしたりプロジェクトのハンドリングを取るために存在するのであれば良いけど、品質保証という意味でクオリティゲートが存在していると意味がないのではないかという話をしていきました。
クオリティゲートに関わらずどんなことにも言える話ですが、何事も意図が大事だなあと思いました。

経験主義的なテストの話

オンライン区長から、人や組織やプロダクトの弱さを見つけられる人が良いテストができるという話がありました。
また、おおひらさんからは、プロダクトを理解しようとして見ていくと、必ず人を見始める必要が出てきて、最終的に組織にも目がいくので、QAがHRの仕事とかもやっていいんじゃないかという話をしてくれました。

その他

平熱の話、区長のランニングマウント、DevOpsDaysの話、QAがなくなるかなくならないの話、テストの七原則の話、プリンタードライバーのテストをした時の話(網羅の闇)...いつも通り様々な話をしていきました。

全体を通した感想

今日は周りががやがやしていたので、耳だけの参加でしたが、真面目な話もありめちゃくちゃふざけた話もあり、とても楽しめました。
今日の回は、真面目な話もふざけた話もふりきれてて、真面目な話はめちゃくちゃ勉強になり、ふざけた話はめちゃくちゃふざけていて、最高でした。
葛飾の住人の方々の頭の切れの速さと面白さに改めて感心した会で、印象的な会になりそうです。