天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

RSGT動画同時視聴したりアジャイルの相談したりOSTに参加してきた

distributed-agile-team.connpass.com

に参加してきたので、会で話したことの一部を書いていきます。(分散アジャイルチームでこの形式久しぶりで楽しみにしていました!!)

「~やってみない?」が強制力を持ってしまう

「~をやってみない?」と聞くと、「やってみよう」とある程度ポジティブな反応は出るものの、何となく強制感が出てしまうなーという話をしました。
まずは素直に自分のもやもやを伝えてみて、「強制感が出ていないか?」とか「なんとなくポジティブな反応が出ていない気がして不安なんだけど...」みたいな話をしてみるのがいいという話が出ました。
実は不安に思っていたのは自分だけだった...みたいなことは自分自身よくあるので、安直に思えるけどめちゃくちゃ大事だよなーと思って聴いていました。
また、「~をやってみない?」となんで「~をやってみない?」と思った過程を話すといいのかもしれない、という意見が出ていました。
自分は、「どこに共感してやりたいと思ったのか」「どういう過程を経てやりたいと思ったのか」という話をしてもらうのは凄い好きなので、これも共感できました。
他にも、「メリットとデメリットを提示するなどして選択してもらうようにする」という案や、心地よい熱量を持って接してみる...など様々な意見が挙がっていました。

チームビルディングってなんでやるの?と聞かれたら

コミュニケーションコストを下げるため、という意見が出ていました。
伝えるか判断するためのコストが高くなった結果、伝えるのやめようと判断されることが多くなって情報が行き渡らなくなるという非常に納得感がある話でした。
個人的には、社会人になるまでチームで物を作る経験をほとんどしてこなかったんだから、チームビルディング興味持てなかったりイメージが湧かないのは当たり前、という事実に気が付いたのが凄く大きかったです。

また、そもそもチームビルディングという言葉が大きすぎるのでは?という意見や、そもそもチームビルディングという活動はいらなくないか?(自然とチームになっていくのでは)という話もあり、これもなるほどなあーと思いました。
このテーマに限りませんが、意見の切り口が出ていて面白かったです。

チームの責任・兼任問題について

最初に兼任問題についてあれこれ話した後、きょんさんのチームやきょんさん自身では責任・兼任したことであまり問題になったことがない、という話をしていきました。
きょんさんは如何に目の前のことだけに集中できるか(=如何に目の前のこと以外を忘れて、すぐに思い出せる仕組みを作るか)という仕組みを作っているから、むしろ兼任した方がやりやすいという話でした。
別に兼任を否定している訳ではないが、「兼任だからうまくいかない」というわけではないよという話だったのですが、分かるような分からないような不思議な感覚になりました。
きょんさんの主張はすごくシンプルで、理にかなっているとも思うのですが、どうしても自分たちの仕事に適用した時に上手くイメージが湧かない話でした。
極論まで振れて色々取り組んでみるのもありかなあ、と思いました。

余裕・余白を作りたくなるデザイン

自分が相談した話だったのですが、めちゃくちゃ色々なアイデアをもらえて最高でした。
話していたので、テキストチャットを全て終えていないのですが、以下のようなアイデアをもらうことができました。

  • POに制約を課す。使われていない機能を定期的に消すということをしていくことをしてもいいのでは?という話をしてもらいました。機能を消していくことで複雑度が下がるので、作っていてどんどん余裕がなくなる、ということはなくなるという話でした。
    また、実際に受託開発とかの文脈で、どのようにして機能を消していくのか?というアドバイスもしてもらいました。
  • ものがおけない余白を作ることが大事だという話がありました。
    例えば、バッファもある種の余裕を作っているように見えるものの埋めたくなったりもの(仕事)を置いたりすることができるので、余白として機能しなくなってしまうよね、という話でした。
    そのため、「マインドフルネスの時間です」や「アートの時間です」という風にすると余白が作れるんじゃないかと言われて、なるほど!と思いました。
    ものが置けない余白のデザイン、考えてみたいです。

全体を通した感想

久しぶりにフルでOSTする形式でしたが(今年初!)、めちゃくちゃ楽しかったです!
OSTで皆さんの話を聴くことができたのも楽しかったですし、相談に乗ってもらえたりしたのも楽しかったですし、きょんさんのアレグザンダートークを生(音声を出している状態)で聴けたのも最高でした。
本編後の本編ではブログのフィードバックもしてもらえて、贅沢な時間でした。