天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

チームビルディング手法練習 ワークショップ その2~ドラッカー風エクササイズ&ドラッカー風エクササイズB面~に参加してきた

team-building-study-group.connpass.com

第一回目に引き続き、kuroさん主催の、チームビルディング手法を練習するワークショップに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきたいと思います。

なお、第一回目の会の様子は以下の通りです。

aki-m.hatenadiary.com

イベントの概要

以下、Connpassのイベントページより引用です。

私はスクラムによるソフトウェア開発を実践しており、より良いチームの形を日々模索しています。 その中で、チームビルディングの手法を学びながら、適用・フィードバックを続けています。

チームビルディングには様々な手法が存在しており、それぞれ狙いや手段が異なります。 様々な手法を学ぶことは、選択肢が増えるばかりでなく、チームビルディング自体に興味を持つきっかけにもなります。
今回は、チームビルディングに興味を持っている方々と手法を練習することで チームビルディング手法を一緒に学習したいと思いこのイベントを企画しました。

楽しい時間を一緒に過ごせたら嬉しいです。

今回ワークショップで実施したチームビルディング手法

今回は、ドラッカー風エクササイズ&ドラッカー風エクササイズ B面を実施しました。
手法に関しての詳しい説明は、市谷さんのノートを参照ください。

note.com

会の様子

今日は、ファシリテーターとしてdh_meganeさんが立候補してくれたので、会について冒頭で自己紹介をした後にkuroさんから会の簡単な説明があった後は、dh_meganeさんのファシリテーションで、会が進行していきました。
dh_meganeさんのファシリテーションは安定感があって、タイムマネジメントしかりワークと意見交換のバランスで合ったり、素晴らしかったです。
最後に参加者からdh_meganeさんへのフィードバックもしたのですが、自分も含め皆さんが、ポジティブな感想(やりやすかった, 好きなファシリテーションだった...)という話が多数出ていました。
以下、時系列で会の様子を書いていきます。

ドラッカー風エクササイズの実施

チームビルディング研修を実施するチームが結成されたという仮定で、「自分は何が得意なのか?」「どういう風に仕事するのか?」「自分が大切に思う価値は何か?」「チームメンバーは自分にどんな成果を期待できるのか?」という4つの質問について参加者同士で答えていきました。実施してみて、以下のような感想が挙がりました。

  • 質問に答えるにあたって、前提条件の整理が必要なのが難しかった
  • 短時間ではあったが、チームメンバーのキャラクターが見れた
  • チームメンバーの回答を見て、自分の記載内容を修正できたのが良かった。
  • ロールが違うと、自己開示をいきなりするのは難しい

ドラッカー風エクササイズB面の実施

前述したpapandaさんの記事を参考に、「自分は何が不得意なのか?」「どういう風に仕事をしてしまうのか?」「自分の地雷は何か?」「昔チームメンバーの期待に応えられなかった事件とは?」の4つの質問に答えていきました。実施してみて、以下のような感想が挙がりました。

  • 質問に答える時、その場で置かれている前提に合わせにくい。(今回は「チームビルディング研修を実施するチームが結成された」という前提だったが、あまりこの前提に沿っていない回答になってしまった感覚があった)
  • ドラッカー風エクササイズよりも答えにくい。マイナスのことは普段あまり考えないので、意見を出しにくかった。(一方、普段考えなかった観点で考えられたので良かったと思う)
  • 初対面でやるのは厳しい。いきなり弱みを見せるには、関係性の構築がある程度必要だと感じた。
  • 好きなことよりも、嫌なことを知れたB面の方が、皆のことを良く知れたし、コミュニケーションに役立つと感じた。

全体を通した感想

前回同様、チームの立ち上がりを想定したワークショップを体験できる貴重な機会が得られて満足でした。
ドラッカー風エクササイズ&ドラッカー風エクササイズB面は、交流が少ないメンバーで実施するのはハードルが高い手法だと感じていたので、どうなるか不安な気持ちも多少あったのですが、*1参加者の皆さんの協力とコミュニケーションスキルの高さのお陰で、会は円滑に進んでいきました。
その上で、円滑に進まなかった場合のアプローチや、より良いエクササイズを行えるためには何を考えるといいかのヒントも貰えたりして、自分が想像していたよりも多くの学びが得られました。
ワークショップ形式で実施する都合上、イベントの参加枠が少ないという点はありますが、今後もできる限り継続的に参加をしていきたいです!

*1:特にドラッカー風エクササイズB面