天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

プロダクトマネジメント大全の読書会に参加してきた

connpass.com

勉強会で使用した本

booth.pm

勉強会に参加したきっかけ

RSGTの森さんの発表を聴いて、プロダクトマネジメント大全の本(上巻)を買ったので、折角なら皆さん(森さん本人も含む)と本を読みたいなあ、と思い参加しました。

勉強会のスタイル

最初に、各々が分からなかったことや読んでみた感想、印象に残ったことを皆で共有しました。
その後は共有した内容をベースに、OST形式で部屋に分かれて気になるトピックについてディスカッションをし、最後に各部屋で話したトピックを全員で共有しました。

勉強会の内容

森さんが「本を丸々コピーして貼り付けるとかやらなければ、学んだことを思いっきりアウトプットしていいよー」と言って下さったので、いつもよりは具体的に、学んだことを加工せずにそのまま書いてみようと思います。

問題解決のための同期化と制御化

本を読んで、問題解決の同期化と制御化の話が本を読んでも今一つ理解できていなかったので、森さんから直々に解説を聴くことができました。
自分一人で問題解決ができないと、とりあえず関係者を全員招集して情報を共有して、合意を取ることを大事にしがち(=同期化の行動だけを取りがち)だけど、問題自体を制御できないか考える(問題の勉強や研究をしたり、ナレッジトランスファーをする機会を探る...)という制御化を疎かにしがちだよね、という話をしてもらいました。
森さんに、「極端な例ですけど、地震とか天気とか制御できたら凄い強みにならないですか?」という問いかけをされて、自分自身が簡単に制御を諦めている場面が多いな、と反省しました。

市場環境と境界制御の原理の話

本を読んで出てきた境界制御の原理の話(文章を書くという行為の例の話)が今一つ理解できていない感じがしたので、森さんに質問をしました。

f:id:aki_M:20210203231906p:plain

良いプロダクトを作ろうとする時、どうしてもKPIを代表とした指標に目がいきがちだけど、もっと次元が異なる秩序を合わせてプロダクトを良くしていく努力をしていくべきだ、という話をしてもらい、理解を確認することができて良かったです。
また、層分けの部分は文章を書くという行為だけだと理解ができなかったのですが、建築の例で補足をしてもらい、大分理解が深まりました。

f:id:aki_M:20210203232114p:plain

プロダクトマネジメントと組織変革の話

本書はタイトルの通りプロダクトマネジメントの本ですが、序盤から組織の重大課題の話が出てきます。
さらに、組織の重大課題についてはかなりのページ数が割かれて記述されています。
この意図として、森さんから、「プロダクトマネジメントの一番の問題が、組織で部門を横断できていないことが原因だと思っているからだ」という話を聴くことができたのが印象的でした。

合意形成

森さんの本とは直接関係ないのですが、Akiさんとお話して、自分が合意形成には必ず情報共有が必要だという誤ったメンタルモデルを持っていたことに気が付けたのが良かったです。
「これ分からないよね」とお互いで認めるのも十分な合意形成ですし、情報共有の効果を過度に期待するのは、森さんが書いていた、同期化だけやって問題解決できる気になってしまう罠にも繋がるので、自分のメンタルモデルを認知できて良かったです。

その他

森さんの本を読んで、明日から何をしてみたいか、どういう行動をこれから起こしていきたいか、という話をOSTでしました。
そこで、kawagoiさんとkomatuさんから、プロダクトマネジメントの難しさ(利益を追求するエンジニアの希少さと、チーム全体に利益を追求する姿勢を定着させる難しさ)の話を聴くことができたのですが、やり取りが凄く素敵で勇気づけられました。

全体を通した感想

参加者の方々が凄い方々ばかりで、本当に学びが多く、とにかく密度の濃い勉強会でした!
読んでいて理解しきれているか自信がない所を森さんに直接聴くことができて、想像通り理解がずれていたことに気が付けたり理解が深まったりして、参加できて本当によかったです。
まだ1/3位しか読めていませんが、森さんの本は高頻度で自分が全然できていないことや「うっ」となることが出てくるので、読んでいてとっても楽しいし思わず読みいってしまいます。
おそらく次回が始まるまでには全部読み切っていそうな気はしますが(笑)、次回も楽しみにしています。