天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

「RSGT2021オンライン鑑賞会 #3」に参加してきた

agilesapporo.doorkeeper.jp

アジャイル札幌が主催している「RSGT2021オンライン鑑賞会」に参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

セッション聴講会

前回に引き続き、動画を見ながらDiscordでわいわいしました。
今回はテストナイト第一弾ということで、Janetの講演と井口さんのセキュリティの話と、根本さんの探索的テストの話を聴きました。
ブロッコリーさんやかおりっとさんや根本さんがいらっしゃり、鋭い突っ込みも聞けて面白かったです。

ディスカッション

Janetのセッションまとめ

"Observe"と"monitor"の違いについて議論しました。
明確な答えは出なかったのですが、事前に定義した指標の収集が"monitor"で、実際の結果を見て新たな指標を考えたり計測の仕方を考えるのが"Observe"ではないか、や単純な指標を測定する(例えば室温を測定する)が"monitor"で、意味を持った塊で指標を測定する(快適な空間かどうかの測定をする)話や、"monitor"は数値的な計測をして、"observe"はシステム全体を観察する感じでは?という話をしました。
また、グッドハートの法則で、自動化比率などをマトリクスに添えるのは危険性があるよね、という話をしました。ブロッコリーさんが、テストカバレッジを例にメトリクスは長期的に扱うものだという話をしていて、凄く共感しました。

セキュリティとアジャイル開発のいい関係について考える

脆弱性を爆弾と考えると、中々とっつきにくいセキュリティの話も分かりやすくなるよね、という話や、STRIDE分析用カードゲームが楽しそうという話をして盛り上がりました。
また、当たり前品質の低下を「価値がある」と認識されにくい、みたいに解釈で来たのは少しだけ残念だったというお話もありました。

プロダクトを強化する探索的テスト戦略

根本さん本人からセッションで話せなかった内容を幾つも聞くことができて、とても学びが深かったです。
具体的には、探索的テストと一口で言っても、チームの成熟度合いやチームカラー, テストの目的によって異なるという話や、探索的テストはスクリプトテストのオプションではない(完全に探索的テストで置き換えることは、極限までシンプルな仕様にしない限りは厳しい)という話を聴くことができました。
探索的テストは自分も取り入れているのですが、スクリプトテストとの使い分けに悩むことが多く困っていたのですが、根本さんに直接相談できて良かったです!
※自分は、「バグが発覚した時のリスク」や「お客さんにエビデンスを求められた時にエビデンスがないけど軽く触りました、で許されないかどうか」で選定していました。
その方針に加えて、組み合わせ爆発が起きるかの観点や人間的な感覚(開けてはいけない扉かどうか)も選定の参考にするといいという意見をいただくことができました。

全体を通した感想

今回は根本さんが進行をして下さいましたが、落ち着いた口調でゆっくりと話をしてくれて非常に聞きやすかったです。(自分はすぐに早口になってしまうので羨ましいです)

また、セッションとは直接関係ないのですが、ブロッコリーさんのセッションや根本さんのセッションは、実際に社内で見たりディスカッションをしたのですが、参加したメンバー全員(勿論自分自身も)がテストへの興味が高まり、テスト関連の勉強会も開いてみようという話になりました。
そういう気持ちにさせてくれるセッションを聴く機会を作って下さった方々に感謝の気持ちが今日伝えられて、嬉しかったです。