天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

「Agile Tech EXPO - New Normal Agile Episode 1」に参加してきた

agiletechexpo.connpass.com

202101.agiletechexpo.com

表題のイベントに参加してきたので、感想を書いていきます。

参加したきっかけ

アジャイル開発の知見について情報収集するために参加しました。
Agile Tech EXPOさんが主催しているイベントは、他のイベントと比べても登壇者の方や登壇内容に多様性があって学びが多いので、楽しみにしていました。(普段、土日は体を休めるために、イベントに参加しないことが多いのですが、今回は楽しみさが上回ったので参加しました!)

印象的だったセッション

終日聞いていて、聴いたセッションは(スポンサーさんのLTも含め)どれも印象的だったのですが、特に印象的で学びが多かった3つのセッションについて感想を書いていきます。

橋本さんのKEYNOTE

新規事業立ち上げ&新規プロダクト作成の考え方を利用しながら、PMF(プロダクトマーケットフィット)を上げるという難しい問題に対しての考え方を提案してくれました。
「AAAできるようになる」よりも「AAAすることで、ユーザはBBBになって、CCCという感情を持つ」のような、ストーリー性があるカスタマーエピソードを考えるという話は、最近の自分をふりかえって、できていない場面が多いな、と反省しました。
また、自分が大切にしようと意識している、プロジェクトカンパニーフィットの考え方や、「成功はチームのお陰で、失敗は自分の責任」という考え方を橋本さんも持っていることが分かって、勝手に喜んでしまいました笑

小田中さんのセッション

RSGTで、いきいきしているイメージが自分の中ですっかり定着した小田中さんのセッションでした。
Whyへの共感をせずして変化することは難しいというお話、会社の目標にチームが共感し、チームの問題に個人が共感することがいきいきとした組織を生むというお話、納得から入ろうというお話...今自分が現場でまさに直面している課題とリンクする内容が多いセッションだったので、心に刺さる素敵なセッションでした。
プレゼン中に小田中さんがいきいきと動くというスタイルは斬新で、聴いていて楽しかったです。

中村洋さんのセッション

OutputだけではなくてOutcomeにもフォーカスを向けよう、という趣旨のお話でした。Outcomeを上げることがなぜ必要か、Outcomeを上げるためにどんなことができるか、というのを、利用者(ユーザ)の視点でお話してくれました。
自分は、現場ではユーザと近い位置にいるのですが、プロダクトの改善点を見つけようとするために、ネガティブフィードバックを中心に情報をヒアリングしてもらいがちなので、ユーザの良い声をチームに持ち帰って、チーム全体のOutcomeを上げた話はうっとくる話でした。
また、ユーザと触れ合う機会が少ないチームメンバーにも手軽にプロダクトのOutcomeを考えてもらうという意味で、PBIにダイヤをつける(Outcomeを見積もりする)試みも、是非やってみたいな、と思いました。
洋さんのお話は何回か聴いていているのですが、聴いていていつも落ち着きますし、伝えたいことがすっと入ってくる感じがして、とっても聴きやすくて、何度でも話を聴きたいといつも思っています。

イベントの改善点

改善点を是非考えてみて欲しいというお話だったので、項目を作って考えてみたのですが、思いつかなかったです笑
完全に個人の主観で、もっとこうなると嬉しいな、という希望を挙げると、20分セッションに密度の濃い話が沢山あったので、45分位のセッションを幾つか作ってもいいのかな、とだけは思いました。

全体を通した感想

申し込み人数が600人位近くいる大規模なイベントでしたが、一日を通して特に大きなトラブルもなく、素敵なイベントでした!
休憩時間に、運営の皆さんと登壇者の方々がウォーミングアップ(雑談)している姿が和やかで、印象的でした。
当初の期待通り、登壇される方が得意とされている分野が多種多様で、色々な問題意識や色々なコンテキストでお話が聞けました。多数の学びや新しい視点が知れて、楽しかったです!
また次回も参加しようと思います!