何人かの方々から、「普段どうやってアウトプットしているのか知りたい」というお言葉をいただいたので、自分が社外のイベントに参加した後にアウトプットをしている理由と、アウトプットの方法について書いてみようと思います。
アウトプットし始めたきっかけ
自分が尊敬しているオキザリスチームの皆さんやびばさんが毎回アウトプットしていて、この真似をしてみようと思ったのが、アウトプットを始めたきっかけです。
その後、アウトプットを続けていくにつれて、アウトプットすることの意味を自分なりに理解し始めて、今に至ります。
次の項に、何でアウトプットを今の自分がしているのか、書いていきます。
イベント後にアウトプットする理由
イベントの主催者と参加者に少しでも貢献したい
イベント後に自分がアウトプットしている、一番大きな理由がこれです。
自分は、イベントに参加することで、言葉に出来ないほどの勇気と多数の学びを得ていると実感しています。
そして、勇気と学びをくれるイベントの主催者と参加者の方々に心から感謝していています。
そのため、自分ができる限りの形で恩返しをしたい、という想いがあり、アウトプットをしています。
アウトプットすることが恩返しに繋がると自分が考えている理由は、
- 何らかをアウトプットすることで、イベントを一定の形で残すことができる。主催者や参加者がイベントを後からふりかえる助けになる
- イベントの感想や感謝の気持ちを伝える(書く)ことができる
- イベントに参加しなかった人にもイベントの存在を認知してもらえる。次回イベントがあった時に参加したいと思ってもらえる。
の3点があります。
ふりかえりの材料が欲しい
びばさんの影響もあり、ここ3ヶ月位はふりかえりにはまっています。
イベントは格好のふりかえり対象なのですが、イベント参加時のlogがあるのとないのとで、ふりかえりの楽しさが大きく変わってくるので、logを残しておく意味でアウトプットしています。
アウトプットするモチベーション維持
アウトプットしたものが他の方々に届いたのが分かると、アウトプットして良かったなあ、と心から思えて、アウトプットするモチベーションに繋がります。
このモチベーションが、アウトプットをスムーズにするための準備(後述します)のモチベーションに大きく寄与するため、アウトプットをしています。
(自分で言語化していて思ったのですが、アウトプットのモチベーション維持するためにアウトプットしていて面白いですね笑)
アウトプットするタイミング
自分は、なるべく早くアウトプットをすることを心掛けています。これは、なるべく自分が感じたことに加工をしたくないからです。
自分は、人から良く見られたいと思う性質があるようで、時間をかけてアウトプットすると、どうしても感情を綺麗に加工*1しようとしてしまいます。
加工された感情を自分で後で見返すと、自分の本心からはずれている気がして嫌な想いをする(イベントの主催者や参加者に誠意を伝えられていない気がする)ので、なるべくその場で自分の心から出てきた言葉を書くようにしています。
また、イベント終了後に近ければ近いほど記憶が残っているから早くアウトプットしているという単純な理由もあります。
アウトプットの方法
自分がなるべく早くアウトプットするためにやっていることを書きます。
それなりに事前準備が必要ですが、特に高度なスキルはいらない(はず)です。
事前準備
イベントに参加する理由を考える
イベントに何で参加するのかを考えます。(どういうきっかけで参加したのか、どういう問題意識を自分が持っているのか...)
参加したきっかけを言語化することで、自分の問題意識や自分がイベントで心が動きやすいポイントを認知しておきます。
これは、イベントの主催者や参加者が知りたい情報になることも多いので、アウトプットする媒体(ブログやQiita)に事前に整理しておいて、そのまま公開することも多いです。
イベントを聴くにあたって必要そうな前提知識の収集
イベントに参加するにあたって、ある程度の事前知識がないと、まともに感想を書くことができないので、必要最低限の知識をインプットしておきます。
必要最低限の知識のインプットは、以下の条件を全て満たしたときに完了したと判断しています。
- イベント概要が理解できること
- イベントの登壇者が過去に登壇している場合、3登壇以上の資料を見て、スタイルが掴めていること(登壇者のプレゼンスタイルや考え方に慣れておく目的。動画がある場合は動画も見る)
アウトプットの構成を決めておく
イベントのタイムテーブルが決まっている場合は、タイムテーブルを参考に目次を作っておきます。
特にタイムテーブルがない場合は、アウトプットのひな型を作ります。(びばさんが紹介しているふりかえりカタログやふりかえりチートシートを参考にしています)
ひな型や目次を作ると同時に、どんな内容になりそうかを頭の中でシュミレーションしておきます。
イベント参加中
メモをアウトプットする媒体(ブログ)に書いていく
事前にシュミレーションしていた内容と近ければ、ある程度既に書く内容は整理できているので、事前に決めていた型にすらすら埋めていくことができます。
シュミレーションしていた内容とずれていた場合は、「~だと思っていたのですが、~で驚きました」という形で書いたり、シュミレーションしていた内容とGapがあった部分を、印象に残った部分として書いていきます。
分からないことはエディタにメモを残しておく
分からないことが出てきた場合、まずは文字起こしするつもりでひたすら手を動かして書いてみます。
それでも分からない場合、エディタに移しておき、イベント終了後に調べます。5分調べたり整理して理解できない場合、その内容をアウトプットするのは諦めます。
感情の動きがあったらメモを残しておく
感想に繋がりやすいので、メモとして残しておきます。
「え、その考え方めちゃくちゃ素敵」「その発想でてくるの頭よすぎるなー」「すごいなー」など、素直な感情をそのままメモしておきます。(前述した通り、なるべく加工をしたくない)
イベント参加後
感情の動きをベースに、感想の部分を埋めていきます。
何言っているか分からない部分や、口語になっている部分は改めますが、なるべく加工せずに書いていきます。
その後、簡単に見直ししてアウトプット(公開)します。
以上です。
この記事に需要があるのか自信がありませんが、面白いなーと思ってもらえたり、少しでも何か少しでも参考になったなと思っていただければ幸いです。
*1:感情を誇張してしまうようなイメージ